紙を折り重ねて 大空へ 宇宙へ 計算実験

 紙を折り重ねていくと、紙の厚さはど
うなるか、計算して確かめてました。
 題して『折りも 重ねれば』。

 厚さは0.1mmで、面積は無限に広い、
空想上の紙を想定します。
 この紙を折り重ね続けると、厚さはど
うなるでしょう。

  第1回 0.1 × 2 = 0.2
  第2回 0.2 × 2 = 0.4
  第3回 0.4 × 2 = 0.8

 計算機は使いません。
 単調な掛け算の繰り返しです。
 それでも、塾生達は次々と計算を続け
ます。

  第10回 51.2 × 2 = 102.4
 紙の厚さは、10cmを超えました。

  第14回 819.2 × 2 = 1638.4
 紙の厚さは、1mを超えました。

  第20回 52428.8 × 2 = 104857.6
 紙の厚さは、100mを超えました。

  第27回 6710886.4 × 2 = 13421772.8
 紙の厚さは、サガルマータ(チョモランマ・
エベレスト)の山頂をはるかに越えました。

  第33回 429496729.6×2=858993459.6 
 紙の厚さは、大気圏を抜け、宇宙空間へ
達していました。

 当初の企画は、人間の身長を超えられる
ことの確認でした。
 ところが、塾生達は配布した第15回まで
の記入用紙に満足せず、追加の白紙に計算
結果を書き足していきます。

 中には、第127回まで計算した塾生も。
 「天文学的」という形容を超越した数字
(紙の厚さ)です。 
  
kami orikasane keisan

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 チェルノブイリ原子力発電所の爆発事
故によって放射能に汚染したのは、全世
界で47億人以上と推定されています。

 

        今日の問題 
 上記の紙を折り重ね続ける計算実験で、
10mを超えるのは第何回でしょう。

 

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