鳥と取り合うサクランボ

 ご近所の方からいただいたサクランボの苗木は、す
くすく育ってたくさんの実を付けました。
 そこへ群がってきたのは、小鳥達。
 もう少しで食べ頃になると期待していたサクランボ
が、次々と小鳥達に食べられてしまいます。

 そこで小鳥達がサクランボの実を食べられないよう
に、防鳥用の網でサクランボの木全体を覆いました。

 ある朝、網に小鳥が引っかかり、もがき苦しんでい
ます。
 網から引き出してあげようとするも、小鳥はますま
すがんじがらめとなり、やがて息を引き取りました。

 このような悲劇にショックを受けたのか、次の年か
らサクランボは実を付けなくなりました。
 防鳥用の網を取り付けるまでもなく、サクランボが
実らない木に、小鳥達は集まりません。

 しばらく樹勢が衰えていたサクランボの木に、赤い
実が付くようになりました。
 小鳥達は、すかさず飛んできて、我先に味わってい
ます。

 サクランボは、小鳥達と取り合わず、残り物をゆっ
くりと頂くことにします。

サクランボの実 2021
 

 

 

 

 

 

 

  

 

 
 

       前回の問題 解答
 野島埼灯台より前、日本で最初に建てられたのは、
観音埼灯台です。
  

 
        今日の問題 
 サクランボの生産は、山形県が78.5%と圧倒してい
ます。
 では、第二位の生産県はどこでしょう。
                

 
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鳥と取り合うサクランボ」への1件のフィードバック

  1. 小鳥たちが喜んでサクランボを啄む姿を愛でる・・・
    素晴らしい心の持ち方ですね。

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