ウナラスカのアメリカ風の住宅が立ち
並ぶ辺に、異彩を放つ建物が目を引きま
す。
独特な丸みを帯びた尖塔が特徴的な、
ロシア正教の教会です。
ロシア帝国は、「毛皮の王様」と評され
るクロテンを独占するため、シベリアか
らカムッチャッカ半島に至る、広大な領
地を獲得します。
クロテンが枯渇すると、ラッコの毛皮
を求め、千島列島やアレウト列島へ侵攻
します。
海洋での危険な狩猟は、アレウト族の
人々に、奴隷のように強要します。
安酒とロシア正教をあてがいながら。
ロシア本国から非常に遠く離れたアレ
ウト列島の東部に建てられた「ロシア正
教会・聖キリスト昇天大聖堂」は、「ロシ
アが支配していた当時の様子を伝える唯
一の建造物」と、言われています。
<メモリアルパーク>
アレウト紀行 その三
<ダッチハーバー> アレウト紀行 その二
前回の問題 解答
桜町遺跡(富山県)で発掘された、高度
な加工が施された木柱は、定説より2000
年も遡る縄文時代に、高床式建物が建造
されていたことを、明らかにしました。
今日の問題
19世紀の後半、一頭分当たり1000万円
を超える高値が付いていたのは、何の毛
皮だったでしょう。
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