「24歳で横綱昇進」と「48歳で序の口引退」

 大相撲の力士の地位は、十段階の番付で表わされます。
 数字は、2025年五月場所における人数です。

  序の口  50人
  序二段 212人
  三段目 160人
  幕下  123人
  十両   28人
  前頭   35人
  小結   2人
  関脇   2人
  大関   2人
  横綱   1人

 大の里は、序の口・序二段・三段目を飛び越え、幕下から大相撲を開始しました。
 幕下は二場所で通過し十両へ、十両も二場所で通過し前頭へ、前頭も二場所で通過し小結へ、小結は一場所で通過し関脇へ、関脇は二場所で通過し大関へ、大関は四場所で横綱昇進が確定的です。
 出世の早さに加え、入門から全場所負け越し無しという快記録もつくっています。

 その一方で、五月場所を最期とした力士がいます。
 大相撲の力士の中で最古参だった、澤勇です。
 生まれたのは1977年で、今年で48歳になります。
 
 澤勇が初土俵を踏んだ1992年に、大の里はまだ生を受けていません。
 序の口を二場所で序二段へ昇進した後に頸椎を痛め、十一場所(約二年間)に渡って休場・番付外・前相撲が続きます。
 土俵に復帰はしたものの、勝ち越しを挟みながらも、多くは負け越します。
 全敗も、十七場所を数えます。

 大の里が初土俵を踏んだ2023年五月場所以降、大の里はすべて勝ち越していますが、澤勇はすべて負け越しています。
 澤勇にとって最期となった2025年五月場所の成績は、序の口東二十四枚目(最下位から二枚目)の番付で、一勝六敗でした。
 序の口での在位数134場所・序の口での敗北数608敗・序の口での勝利数315勝は、いずれもダントツで第一位の記録です。
 最高位は序二段東五十三枚目という、三十三年間に及ぶ、不屈の大相撲人生でした。

国技館 土俵

 舛乃山 不屈の力士 幕内から序の口へ陥落しても

 

     前回の問題 解答
 「御花」の中央部に展示してある、柳川に古くから伝わる吊るし雛の一種は、「さげもん」です。
    

 
 
     今日の問題  
 澤勇の身長は、何cmでしょう。
  A 157.5cm
  B 167.5cm
  C 177.5cm
  D 187.5cm
  E 197.5cm
         

 

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