月別アーカイブ: 2019年11月

< プラスチックごみ問題 >  表現学習の作品から

 スーパーマーケットの食品売り場に入
ると、そこにはプラスチックの容器がず
らりと並んでいます。
 食品として素顔を見せているのは、野
菜や果物などごく一部に限られます。
 買い求めるのは、プラスチックの容器
ではなく、中に収まっている食品だとし
ても、食品よりもプラスチックの容器を
買い求めているような錯覚に陥ってしま
います。

 その昔、人々は自家用の容器を持参し
て、買い物に出かけました。
 液体状でない物は、紙や藁で包んでも
らいました。
 買い物篭や風呂敷を持たずに買い物へ
出かけるなど、考えられませんでした。 
 自家用の容器は、何度も繰り返して使
えます。
 紙や藁は、焚き付けに用い、燃料の一
部として活用できました。

 現代のプラスチック製容器は、そのま
ま再使用するようには作られていません。
 原料に変質させて再利用する場合もあ
りますが、大半はごみとされます。
 このままの状態が進めば、野も、山も、
川も、海も、プラスチックごみに埋まり
かねません。
 地球は、「プラスチックごみの惑星」に
なってしまうのでしょうか。
 

hyougengakusyu 2019 11 pirasuchikku gomi
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 プリンス・オブ・ウェールズ岬の経度は、
西経168度です。

  

      今日の問題 
 経済協力開発機構の調査によれば、世
界のプラスチックごみ発生量は、1980年
の約50000万トンに比べ、2015年はどれ
ほどだったでしょう。
  A 二倍の約1億トン
  B 三倍の約1億50000万
  C 四倍の約2億トン
  D 五倍の約2億50000万
  E 六倍の約3億トン
 

 
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「プリンス・オブ・ウェールズ岬」 スワード半島・アラスカ その一

 アラスカの西側(ベーリング海側)には、
四つの大きな半島があります。
 そのうち北から二番目が、スワード半
島(下図の矢印)です。

 アラスカ本土から西方へ、矢印に似た
形をしています。
 その先端は、プリンス・オブ・ウェール
ズ岬で、北アメリカ大陸(南アメリカ大
陸を含めても)の最西端に当たります。

 今回、スワード半島とともに、プリン
ス・オブ・ウェールズ岬も訪ねたいと思っ
たのですが、岬は断念せざるを得ません
でした。
 the national preserveへ入る手続きが、
間に合わなったからです。

 プリンス・オブ・ウェールズ岬の麓にあ
るのが、ウェールズという人口約160人
の集落で、次のような生活をしているそ
うです。

 Most residents lead subsistence
lifestyles of hunting, gathering,
trapping, and reindeer herding.

スワード半島 地図
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 ニュージーランドにおける羊の飼育頭
数は、1982年から2017年にかけて、4280
万頭も減少しました。

  

      今日の問題 
 プリンス・オブ・ウェールズ岬の経度は、
どれでしょう。
  A 東経168度
  B 東経186度
  C 西経168度
  D 西経186度   
 

 
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『テ・ワイ・ポウナム』  11月の学園だより

 オセアニアで最も南端にあるラキウラ
(スチュワート島)から、テ・ワイ・ポウナ
ム(ニュージーランド南島)へ渡る船は、
ものすごい揺れに見舞われます。
 手摺りを握り締めながら前進しようと
しても、船が上下左右に激しく揺れるた
め、10数cm先の手摺りまで、手が届きま
せん。
 ラキウラとテ・ワイ・ポウナムを隔てて
いるフォーボー海峡は、船乗り達が恐れ
る「南緯40度台」の、真只中でした。

 テ・ワイ・ポウナムを北上する間、窓か
ら見えるのは、なだらかに続く牧場の連
続です。
 広大な牧場に仕切られた一区画には、
羊の群れが一心に牧草を食んでいます。

 18世紀にニュージーランドを訪れた探
検家・クックらは、平坦な土地は見あた
らず、深い森が続くばかりと、記してい
ます。
 その後進出してきたヨーロッパ系の人
々は、木々を切り倒し、森を焼き払い、
山を削り、谷を埋めていきました。
 テ・ワイ・ポウナムに残る大自然は、極
めて限られています。

 ヨーロッパ系の人々が進出する前に、
太平洋の島々から渡ってきたマオリの人
々は、辿り着いた大きな島の海岸各地に、
ヒスイの原石を発見し、島をテ・ワイ・ポ
ウナムと、名付けます。
 マオリ語で、テは「その」、ワイは「水」、
ポウナムは「ヒスイ」に、相当します。

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      前回の問題 解答
 「アレウト」は、「島の人」という意味で
す。

  

      今日の問題 
 ニュージーランドにおける羊の飼育頭
数は、1982年から2017年にかけて、どれ
はど変化したでしょう。
  A 4280万頭増加
  B  428万頭増加
  C  42万頭増加
  D   4万頭増加
  E   4万頭減少
  F  42万頭減少
  G  428万頭減少
  H 4280万頭減少

 
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<TSUNAMI> アレウト紀行 その五

 ウナラスカ島の海岸を歩いていると、
「TSUNAMI EVACUATION ROUTE (津波 避
難 経路)」の標識が、方々に立っています。

 アレウト列島の南側には、全長約3400
kmに渡り、アレウト海溝が続いています。
 そこは、北側からの北アメリカプレー
トと、南側からの太平洋プレートが、衝
突している地帯です。
 それゆえ、たびたび大地震を起こして
います。

 1946年に発生したアレウト地震(マグ
ニチュード8.1)は、大津波(最大35m)を
引き起こし、ハワイ諸島に多大な被害を
もたらしました。
 この地震災害を受けて、Pacific Tsunami
warning center(太平洋津波警報センター)
が、ハワイに開設されます。
 津波は、TSUNAMIとして、国際語にな
ります。

 アレウト列島を震源とする大地震は、
その後も続きます。
 1957年 マグニチュード8.6
      最大津波 16m
 1965年 マグニチュード8.7
      最大津波 10m

 アレウト列島は、日本列島と同様に、
地震帯や火山帯のまっただ中にある島々
です。

<ロシア正教会>  アレウト紀行 その四

<メモリアルパーク>  
         アレウト紀行 その三


<ダッチハーバー> アレウト紀行 その二

<アレウト列島> アレウト紀行 その一

津波 アレウト列島
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 使用された道具を基にして、紀元前35
00年ごろからは、青銅器時代と呼ばれて
います。

  

      今日の問題 
 「アレウト」は、どのような意味でしょ
う。
  A 海の人
  B 川の人
  C 島の人
  D 舟の人
  E 山の人

 
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「文化生活」 残る文化・残らない文化 その5

 木器文化を独立した項目として扱わな
い歴史観は、石器文化より青銅器文化が、
青銅器文化より鉄器文化が、すぐれてお
り、旧来の文化は新規の文化に取って代
わられたと、考えます。

 家の中をどれだけ探しても、石器や青
銅器を見つけることは、おそらくできな
でしょう。
 現代は、鉄器文化というより、アルミ
ニウムなど多様な金属器文化、あるいは
石油化学文化、または電気文化・・・と、
言えるかもしれません。
 いずれにしても、すさまじい技術開発
により、新素材が矢継ぎ早に登場し、旧
素材は次々と交代させられます。

 昨日より今日の方がすばらしい文化生
活となり、今日より明日の方がさらにす
ばらしい文化生活になると、思えました。
 このような思いは、かなり実現してい
ます。
 ただし、文化生活の進展は、生活環境
の悪化も伴っていました。 <つづく>

「木製道具」 
    残る文化・残らない文化 その4


「木器文化」
    残る文化・残らない文化 その3


「樹上生活」 
    残る文化・残らない文化 その2


「倒木」 残る文化・残らない文化 その1

倒木
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 向津具半島は、「むかつく」半島と、読
みます。

  

      今日の問題 
 使用された道具を基にして、紀元前35
00年ごろからは、何時代と呼ばれて
いるでしょう。
  A 木器時代
  B 石器時代
  C 青銅器時代
  D 鉄器時代

 
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「向津具半島・千畳敷」  山口紀行 その10

 青海島から青海島大橋を渡り、日本海
沿いに一時間ほど車を走らせると、向津
具半島に着きます。
 そこから山道を登り切ると、山頂一帯
は広大な草原になっています。
 
 千畳敷の標高は、333m。
 東京タワーの高さと同じです。

 千畳敷は、360度見晴らしが利きます。
 東方には、日本海を隔てて、青海島が
横たわっています。
 西方には、向津具半島の突端となる川
尻岬が、突き出ています。

 千畳敷には、キャンプ場が設置されて
います。
 ここでキャンプすれば、日の入り・星
空・漁り火・日の出・・・が、満喫できるでし
ょう。

千畳敷
 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 オランダ商館長・プロムホフに贈られ
た『長崎屋宴会図』は、今回112年ぶり
に日本へ里帰りしました。

  

      今日の問題 
 向津具半島は、どう読むのでしょう。

 
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「江戸時代中期後期の絵画」 11月のわくわく学習会

 安土桃山時代から江戸時代初期にかけ
て、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康などの
権力者の意向に添った絢爛豪華な絵画と
は一線を画した風俗画が、描かれるよう
になります。
   田植えする農民
   紅葉狩りをする人々
   夕涼みをする家族
   雨宿りをしに殺到した身分も年代
  も様々な人々
   ・・・
 普段の日常生活が、主題となっていき
ます。

 江戸時代の中期・後期は、浮世絵に代
表されるように、その傾向がますます強
まります。
 経済力を高めた町民が高い関心を持つ
物が 絵画の中心をなすようになります。

 神田外語大学で開催されている企画展
「長崎屋の二階 シーボルト以前の蘭学
開花」を、観賞してきました。

 江戸町民は、長崎の出島から江戸へや
ってきたオランダ商館一行に、好奇心が
ふくらんだことでしょう。
 オランダ商館一行の宿舎となった宿・
長崎屋には、中の様子を一目見ようと、
町民が集まっています。
 宿の広間では、オランダ人と日本人が、
服装を取り替えて、宴会を催しています。
 絵画を通して、江戸時代後期の様子が
よく伝わってきます。

 11月のわくわく学習会は、10月のわく
わく学習会(安土桃山・江戸時代初期の絵
画)に続き、江戸時代中期後期の絵画を見
つめます。

  < 11月のわくわく学習会 >
と き  11月16日(土)14時~15時
ところ  開進学園
テーマ  江戸時代中期後期の絵画
参加費  100円
連絡先  電話 043-273-6613(14時から)
メール  wakuwaku@kaishin.jp.net

 < わくわく学習会 最近のテーマ >
十月  安土桃山・江戸時代初期の絵画
九月  鎌倉・室町時代の絵画
七月  平安時代の絵画
六月  日本絵画の歩み
五月  大相撲の静と動 
四月  世方と角界 
三月  くずし字で読む古文 第六回 
二月  くずし字で読む古文 第五回 
一月  くずし字で読む古文 第四回

十二月 くずし字で読む古文 第三回
十一月 くずし字で読む古文 第二回
十月  くずし字で読む古文 第一回
九月  さわやかな目覚め
七月  睡魔とのつきあい方
六月  雲の不思議
五月  富士山 大噴火
四月  腸内環境と発酵食品
三月  口の中 体の中
二月  精神病院の存在
一月  苦悩を手放す方法

十二月 心の病と精神療法
十一月 朝鮮王朝と女性の力
十月  李氏朝鮮 500余年
九月  歴史と風水
七月  風水は迷信か
六月  食用油を科学する
五月  「クラッシャー上司」
    と「サイコパス」
四月  暮らしと貨幣
三月  応仁・文明の乱
二月  数字の民俗学
一月  魔除け 厄除け

十二月 柳田国男と『遠野物語』
十一月 日本の山岳信仰
十月  九州の古代文化
九月  日本列島と火山
七月  深海 水圧と地形
六月  ブラックホールと宇宙の謎
五月  宇宙の誕生
四月  人類の進化と環境
三月  睡眠効率
二月  日本の舞いと踊り
一月  囲碁と将棋の魅力

十二月 色の文化 赤と白と青と
十一月 麻とともに歩んできた道
十月  衣服の遷り変わりと日本の歴史
九月  日本のお菓子
七月  上方落語と東京落語
六月  俳句の力
五月  花道と華道
四月  茶の道
三月  日本史と能
二月  能の魅力
一月  白樺派と大正前期

長崎屋の二かい
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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      前回の問題 解答
 1477年の11月11日、大内政弘らの大軍
勢が京都を後にして収束した応仁の乱は、
11年も続きました。

 

      今日の問題 
 オランダ商館長・プロムホフに贈られ
た『長崎屋宴会図』は、今回何年ぶりに
日本へ里帰りしたのでしょう。
  A   2年ぶり
  B  12年ぶり
  C 112年ぶり
  D 1112年ぶり

 
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