月別アーカイブ: 2020年11月

声をかけられたリンゴ 11月のわくわく学習会

 10月のわくわく学習会のテーマは、「植物
との対話」でした。
 その中で、「声をかけられたリンゴ」の話が
紹介されました。

 木村秋則さんは、青森県のリンゴ農家。
 リンゴに、年間十回以上農薬を散布します。
 その結果、皮膚は炎症を起こし、体調を崩
します。

 そこで、農薬を散布せず、肥料も施さない、
リンゴ栽培に変更します。
 新農法は、挫折の連続。
 八年間も、実は一個も成りません。

 木村さんは、リンゴの木一本ずつに、声を
かけることにしました。
 「一個でいいから、実を成らしておくれ」

 すると、実を成らすどころか、花もまった
く咲かず、どんどん弱り出します。
 
 花や実どころではなくなって、木村さんの
口から自然と言葉が出てきました。
 「花も実も付けなくていいから、どうか枯
れないでおくれ」

 九年後、リンゴは花を咲かせ、実を成らせ
ます。
 世界初の無農薬・無施肥リンゴ栽培でした。

 11月のわくわく学習会は、「知性あふれる
植物」をテーマに、植物についてさらに深く
見つめていきます。
 

   < 11月のわくわく学習会 >
と き  11月14日(土) 14時00分~15時00分
ところ  開進学園
テーマ  知性あふれる植物
参加費  100円
連絡先  電話 043-273-6613(14時から)
メール  wakuwaku@kaishin.jp.net

 < わくわく学習会 最近のテーマ >
十月  植物との対話 
九月  道ばたの草花 
七月  群衆心理 
六月  山岳信仰と修験道 
二月  日本の山岳信仰 
一月  地域民衆文化としての能

十二月 近代日本の絵画
十一月 江戸時代中期後期の絵画
十月  安土桃山・江戸時代初期の絵画
九月  鎌倉・室町時代の絵画
七月  平安時代の絵画
六月  日本絵画の歩み
五月  大相撲の静と動 
四月  世方と角界 
三月  くずし字で読む古文 第六回 
二月  くずし字で読む古文 第五回 
一月  くずし字で読む古文 第四回

十二月 くずし字で読む古文 第三回
十一月 くずし字で読む古文 第二回
十月  くずし字で読む古文 第一回
九月  さわやかな目覚め
七月  睡魔とのつきあい方
六月  雲の不思議
五月  富士山 大噴火
四月  腸内環境と発酵食品
三月  口の中 体の中
二月  精神病院の存在
一月  苦悩を手放す方法

十二月 心の病と精神療法
十一月 朝鮮王朝と女性の力
十月  李氏朝鮮 500余年
九月  歴史と風水
七月  風水は迷信か
六月  食用油を科学する
五月  「クラッシャー上司」
    と「サイコパス」
四月  暮らしと貨幣
三月  応仁・文明の乱
二月  数字の民俗学
一月  魔除け 厄除け

十二月 柳田国男と『遠野物語』
十一月 日本の山岳信仰
十月  九州の古代文化
九月  日本列島と火山
七月  深海 水圧と地形
六月  ブラックホールと宇宙の謎
五月  宇宙の誕生
四月  人類の進化と環境
三月  睡眠効率
二月  日本の舞いと踊り
一月  囲碁と将棋の魅力

十二月 色の文化 赤と白と青と
十一月 麻とともに歩んできた道
十月  衣服の遷り変わりと日本の歴史
九月  日本のお菓子
七月  上方落語と東京落語
六月  俳句の力
五月  花道と華道
四月  茶の道
三月  日本史と能
二月  能の魅力
一月  白樺派と大正前期

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     前回の問題 解答
 ハーフムーン・ベイ(オーバン)での、最低
気温記録はー7.3℃です。

  
      今日の問題 
 木村秋則さんは、木から収穫する時も、箱
に詰めるときも、リンゴ一個ずつに、何と声
をかけるでしょう。
 「あ」で始まる、五文字の言葉です。
   

 
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〈 オセアニア州で最南端の博物館 〉 ラキウラ紀行 その5

 オセアニア州で最南端の町並み・ハーフム
ーン・ベイ(オーバン)の中ほどに、ラキウラ
博物館があります。
 オセアニア州で最南端の博物館です。

 博物館の外に、大きなスクリューが置いて
あります。
 18世紀からヨーロッパ人が、大型船でラキ
ウラ(スチュアート島)へ来航するようになり
ます。
 それよりはるか以前より、マオリの人々は
ラキウラへやってきていました。
 大木を刳り抜いたカヌーに乗って。

ラキウラ 博物館 外観
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラキウラ博物館の中へ入ると、様々な物が
陳列・展示されています。
 その一画に、森林伐採の様子を撮った写真
や伐採に用いた用具も、ありました。

 ラキウラの北に位置するテ・ワイ・ポウナム
(ニュージーランド南島)では、広大な森林が
伐採されて、牧場と化しています。
 カウリと呼ばれる、樹高約50m、幹の直径
約15mの巨木は、希有となりました。

 幸いラキウラでは、牧畜に不向きだったの
か、森林伐採は限られた範囲に留まりました。
 展示されている大型ノコギリの出番は、少
なかったのでしょう。
 ハーフムーン・ベイ(オーバン)の町並みを
ちょっと離れると、太古からの常緑広葉樹
に身を委ねることができます。

ラキウラ 博物館 内部 ノコギリ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〈 オセアニア州 最南端の町 〉
         ラキウラ紀行 その4

 〈 建物皆無の空港 〉
        ラキウラ紀行 その3

 〈 四人乗り小型機で海峡横断 〉
        ラキウラ紀行 その2

 〈 オセアニア州の最南端 〉
        ラキウラ紀行 その1

     前回の問題 解答
 大台ヶ原は、奈良県と三重県にまたがって
います。

  
      今日の問題 
 ハーフムーン・ベイ(オーバン)での、最低
気温記録は何度でしょう。
  A 17.3℃
  B  7.3℃
  C  0.3℃
  D ー7.3℃
  Eー17.3℃
   

 
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〈 水分を保全する落ち葉 〉落ち葉の季節 その4

 日本を含め、世界各地で乾燥化が進んでい
ます。
 雨が降らなくなったからでしょうか。

 局地的に降水量が減少した地域はあるでし
ょうが、地球全体で降水量が減少していると
の報告は聞いていません。
 降った雨が土の中に染み込むより前に蒸発
する量が、増加しているのでしょう。

 植物の葉からは、水が蒸散されます。
 たとえば、1haのライムギ畑から、一シー
ズンあたり数百トンの水が蒸散されるそうで
す。
 この水量を確保するため、ライムギは、葉
の合計面積の150倍もの広い大地に根を張り
巡らし、水を吸収しています。

 樹木の蒸散活動は、さらに大規模です。
 樹木の葉は、霧をとらえ、水滴として地上
に落とします。
 樹雨と呼ばれる、森林特有な降水だけで、
大台ヶ原では八ヶ月間で443mmの降水量にな
るそうです。

 雨と蒸散と樹雨がもたらした水分は、落ち
葉によって幾重にも蒸発から保全され、土に
湿り気を保ち続けることができます。
              <つづく>

 〈 白砂青松 〉  落ち葉の季節 その3

 〈 砂浜と干潟 〉 落ち葉の季節 その2

 〈 土の無い地球 〉落ち葉の季節 その1

イチョウ 敷き詰め
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

     前回の問題 解答
 小原田泰久さんは、実験を反省して、カー
ネーションBにピンクちゃんと名付けました。

  
      今日の問題 
 大台ヶ原は、何県と何県にまたがっている
でしょう。
   

 
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知性あふれる植物 11月のわくわく学習会

 10月のわくわく学習会のテーマは、「植物
との対話」でした。

 『植物と話ができる』に、著者の小原田泰
久さんが行った実験が、載っています。
 実験の対象となったのは、カーネーション
AとカーネーションBの二本です。

 カーネーションAには、「カーネちゃん」と
呼びかけ、「行ってきます」や「ただいま」など、
絶えず声をかけました。

 カーネーションBには、名前を付けず、声
も一切かけませんでした。

 著者は、カーネーションAは元気になり、
カーネーションBは元気を無くすと、予想し
ました。
 
 結果は、カーネーションBが色鮮やかなピ
ンク色の花を開かせたのでした。

 11月のわくわく学習会は、「知性あふれる
植物」をテーマに、植物をさらに見つめてい
きます。
 

   < 11月のわくわく学習会 >
と き  11月14日(土) 14時00分~15時00分
ところ  開進学園
テーマ  知性あふれる植物
参加費  100円
連絡先  電話 043-273-6613(14時から)
メール  wakuwaku@kaishin.jp.net

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     前回の問題 解答
 『小倉百人一首 第十六首』の「まつ」は、
「松」と「待つ」を掛けています。
  たち別れいなばの山の峰に生ふる
   「まつ」とし聞かば今帰り来む

  
      今日の問題 
 小原田泰久さんは、実験を反省して、カー
ネーションBに何と名付けたでしょう。
  C アオちゃん
  D アカちゃん
  E クロちゃん
  E シロちゃん
  G ピンクちゃん
   

 
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人体の皮膚・自然界の皮膚 その3 健康気功教室

 連続14回に渡る注射の次は、塗り薬です。
 顔中一面にベタベタ塗られた後、塗り薬の
上から手で掻かないように、顔も頭も包帯で
グルグル巻きにされます。
 窓にボンヤリ映った姿は、テレビドラマの
「透明人間」そっくりです。

 
 皮膚科医院から自宅に帰るや、「こんな姿を
見せるわけにはいかない」と、母は家中の鏡を
新聞紙で覆いました。

 かぶれた原因は、ウルシオールでした。

 人体には、体内へ侵入しようとする異物を
排除する、免疫反応があります。
 ただし、免疫反応が過剰になると、様々な
症状が現れます。
 ウルシオールに過剰反応すると、ウルシか
ぶれが起きます。

 漆工芸の職人は、仕事に就き始めたころは
ウルシにかぶれても、次第に発症しなくなり
ます。
 一方、ウルシの樹液に触れていないのに、
ウルシの木に近づいただけで発症する場合も
あります。

 人体の皮膚は、ウルシオールの微かな気配
を察知します。
 自然界から遮断されてはいません。
               <つづく>

    < 健康気功教室 >
と き  毎週木曜日 10時30分~12時
ところ  開進学園  二階 広間
連絡先  電話  043-273-6613
メール kokyu@kaishin.jp.net

  人体の皮膚・自然界の皮膚 その2

  人体の皮膚・自然界の皮膚 その1

気功 広間

kenkou kikou kyoushitsu