人体の皮膚・自然界の皮膚 その1 健康気功教室

 十歳のころでした。
 秋の日曜日、町内のこども会で、芋煮会へ
出かけました。

 おじさん達やおばさん達が芋煮の準備にか
かりっきりになっているのを尻目に、こども
達は山の奥へ分け入ります。

 山は、朱に、黄に、燃え上がっています。
 だれが一番鮮やかな枝を手折ってくるか、
競争です。
 それぞれ、バラバラに、山の中に散って行
きます。

 しばらく藪を掻き分けて、ようやく辿り着
きました。
 目にも鮮やかな真紅に染め上がった木の本
へ。

 その一枝を手折って、意気揚々と「凱旋」し
ました。
 真っ朱に輝く枝を抱えながら食べた芋煮の
おいしかったことと言ったらありませんでし
た。

 至極の思い出は、翌朝、急転直下、暗転し
ます。
 顔中がブツブツブツブツ腫れ上がり、体中
が痒くてたまりません。
 皮膚科へ急行すると、即座に言われました。
 「ウルシにかせたんだな」
               <つづく>

    < 健康気功教室 >
と き  毎週木曜日 10時30分~12時
ところ  開進学園  二階 広間
連絡先  電話  043-273-6613
メール kokyu@kaishin.jp.net

気功 広間

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