〈 コロンブスが船に積み込んだのは 〉世界を牛耳るウシ その11

 バスコ・ダ・ガマなどは、アフリカ大陸を周回して、
インドへ到達しようとします。
 それらの動向に対しコロンブスは、大西洋を西進し
て、インドへ到達しようとします。

 コロンブスは、1492年に辿り着いた島(「西インド
諸島」)を、インドと思い込んだものの、肝心の香辛
料が見つかりません。
 そこで思案に暮れます。
 次回の航海はどうすべきかと。

 コロンブスが、第二回の航海で船に積み込んだの
は、数十頭ものウシでした。

 植民地経営のためには、軍事的な拠点が要ります。
 船に積み込まれたウシは、拠点に長期間駐留する兵
士達の食用でした。
 その後、多くの探検家と植民地経営者によって、ウ
シは「西インド諸島」にとどまらず、広大な南アメリカ
大陸の主役に躍り出ます。     < つづく >

 〈 香辛料 〉
    世界を牛耳るウシ その10


 〈 連作と輪作 〉    
    世界を牛耳るウシ その9


 〈 肥料源 〉
    世界を牛耳るウシ その8

 〈 動力源 〉
    世界を牛耳るウシ その7

 〈 すき焼き 〉
    世界を牛耳るウシ その6


 〈 牛の力 〉
    世界を牛耳るウシ その5


 〈 赤ベコ 〉
    世界を牛耳るウシ その4

 〈 月への捧げ物 〉
    世界を牛耳るウシ その3


 〈 神様の乗り物 〉
    世界を牛耳るウシ その2


 〈 丑の年の、丑の日の、丑の刻の生まれ 〉
    世界を牛耳るウシ その1


牛 一頭
 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

       前回の問題 解答
 ニコライ二世(皇太子)が、シベリア鉄道の起工式に
臨んでから、シベリア鉄道が完成して自身が処刑され
るまで、26年が経っていました。
  

 
        今日の問題 
 ウシやコムギなどがヨーロッパ大陸から南北アメリ
カ大陸へ移入され、シチメンチョウやトウモロコシな
どが南北アメリカ大陸からヨーロッパ大陸へ移入され
た激変は、コロンブスに因み何と呼ばれるでしょう。
           

 
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