〈 松 島 〉さつき さみだれ さつきばれ その五

 塩釜を経て、いよいよ松島です。

 将松の木陰に世をいとふ人も稀々見え侍り
て、落ぼ・松笠など打煙たる草の庵閑に住な
し、いかなる人とハしれずながら、先なつか
しく立寄ほどに 月海に移りて、昼のながめ
又あらたむ。 
  『日本古典文学全集 71 おくのほそ道 』
         小学館

 松島に着いた日は、昼から夜までずっと晴
れ渡っていました、
 近くの松島も、遠くの松島も、さぞかしく
っきりと眺められたことでしょう。

 芭蕉は、松島を眺めながら、おそらく俳句
を何句も詠んだに違いありません。
 その中には、これぞと思う句も、あったで
しょう。
 それをあえて載せなかったところに、松島
の感動がより一層伝わってきます。
              <つづく>

〈 五月雨 〉
    さつき さみだれ さつきばれ その四


〈 最大の謎 〉
    さつき さみだれ さつきばれ その三


〈 漂泊の思い 〉
    さつき さみだれ さつきばれ その二


〈 「松尾芭蕉=忍者」説 〉
    さつき さみだれ さつきばれ その一

青葉
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 マッキンリー川は、ユーコン川の支流です。

      今日の問題 
 「天橋立・松島・宮島」の日本三景と、「雪・月
・花」は、どのような取り合わせになるでしょう。
 

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