塩釜を経て、いよいよ松島です。
将松の木陰に世をいとふ人も稀々見え侍り
て、落ぼ・松笠など打煙たる草の庵閑に住な
し、いかなる人とハしれずながら、先なつか
しく立寄ほどに 月海に移りて、昼のながめ
又あらたむ。
『日本古典文学全集 71 おくのほそ道 』
小学館
松島に着いた日は、昼から夜までずっと晴
れ渡っていました、
近くの松島も、遠くの松島も、さぞかしく
っきりと眺められたことでしょう。
芭蕉は、松島を眺めながら、おそらく俳句
を何句も詠んだに違いありません。
その中には、これぞと思う句も、あったで
しょう。
それをあえて載せなかったところに、松島
の感動がより一層伝わってきます。
<つづく>
〈 五月雨 〉
さつき さみだれ さつきばれ その四
〈 最大の謎 〉
さつき さみだれ さつきばれ その三
〈 漂泊の思い 〉
さつき さみだれ さつきばれ その二
〈 「松尾芭蕉=忍者」説 〉
さつき さみだれ さつきばれ その一
前回の問題 解答
マッキンリー川は、ユーコン川の支流です。
今日の問題
「天橋立・松島・宮島」の日本三景と、「雪・月
・花」は、どのような取り合わせになるでしょう。
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