先週の6日に訪ねた里山で、ウグイスは、微か
に音を漏れ出していました。
一週間を隔てた13日、同じ里山では、ウグイス
が、途切れ途切れの状態から、僅かに僅かに音色
を整えています。
そして、ついに達成しました。
ホーホケキョ ケキョケキョ
ウグイスの初音です。
13日は、太陰太陽暦で二月十一日。
二月の花札には、ウグイスとウメが組み合わさ
れています。
ウグイスがウメの木に止まって啼いてくれれば
最高なのですが。
しかし、50年以上に渡ってウグイスを観察され
続けている専門家でも、ウグイスがウメの木に止
まっている状態すら、見たことはないのだそうで
す。
折しも早春を彩ってきた紅梅と白梅の古木は、
ウグイスに後を託すかのように、花びらを春風に
預けていました。
梅の花 散り乱ひたる 岡びには
鶯鳴くも 春かたまけて
『万葉集 第838首』
前回の問題 解答
パンダの前肢の指は、六本です。
今日の問題
次の和歌の〇に入る語句は、何でしょう。
冬こもり 春さり来れば あしひきの
山にも野にも 〇鳴くも
『万葉集 第1824首』
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