讃岐平野に入ると、異様な感覚に包ま
れます。
「おむすび山」と形容するとかわいらしい
のですが、それにしても数が多過ぎます。
独立した円錐状の山が、次から次へと
立ち並ぶ様は、異次元の世界に迷い込んだ
かと思わせます。
今から七~二万年前ごろ、現瀬戸内海の
一帯は古瀬戸内平野を形成していました。
おそらくそのころは、古瀬戸内平野の
至る所が、現讃岐平野のように独立した
円錐状の山が立ち並んでいたことでしょう。
二万~五千年前にかけて、古瀬戸内平野は
水没し続け、ついには現瀬戸内海へと変身
します。
古瀬戸内平野で山だった部分は、島と
なります。
讃岐平野に立ち並ぶ円錐状の山々は、
古瀬戸内平野時代の山々のおもかげを
今に残しているのかもしれません。
前回の問題 解答
明石瀬戸(明石海峡)
鳴門瀬戸(鳴門海峡)
速吸瀬戸(豊予海峡)
早鞆瀬戸(関門海峡)
今日の問題
瀬戸内海の島々の中で、最高峰は、
どこでしょう。
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