〈 本州最西北端・川尻岬 〉本州の海岸線一周 その102

 本州の最西北部に突き出ているのは、向津具(むかつく)半島です。
 向津具半島を東側の深川湾から西方へ向かうと、千畳敷を経て、東後畑(ひがしうしろばた)棚田へ至ります。

 東後畑棚田は、丘陵部から日本海の海岸線間際まで、いくつもの棚田が続いています。
 棚田の一枚一枚は非常に狭くとも、合計した面積は600naほどにもなります。
 「日本の棚田百選」にも、選ばれています。

 向津具半島の海岸線を西走する道は、さらに続きます。
 向津具半島が、油谷湾を抱くように、西北方向へ、突き出ているからです。

 人家が見当たらなくなってから相当経って、道は行き止まりになりました。
 そこからは歩いていかねばなりません。

 刈り込まれた草原を進むと、大海原に吸い込まれるような岬が見えてきます。
 古の人々は、その様子を海へ流れ込む川に例えて、「川尻岬」と名付けたのかもしれません。

 川尻岬は、本州の最西北端になります。
 川尻岬より東側の海域は、一般名称の「日本海」と呼ばれています。
 川尻岬より西側の海域は、「響灘」という固有名詞で呼ばれています。

山口県 川尻岬

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     前回の問題 解答
 日本政府発表の『一般会計歳出概算主要経費別内訳』で、2025年度の防衛関係費は、前年度に比べて7519億円増加しています。 
           

 
 
     今日の問題  
 響灘(川尻岬から宗像市まで)より西側の海域は、何灘と呼ばれているでしょう。
             

  

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