いつから「日本」に その六

 668年に高句麗が滅んで新羅が朝鮮半島の統一王朝
になると、本州西部+九州+四国の統一王朝は、自ら
を称する国号を欲するようになります。
 それまで用いられていた「倭」は、中国や朝鮮から見
て、「小さい」や「従順」を意味していたからです。

 そこで採用されたのが、「日の本」を漢語風に改めた
「日本」です。
 同じ時期に、統一王朝最高権力者の称号も、「大王」
から「天皇」へ、変更します。

 文武(新羅の文武王)十年(670年)、倭国更えて日本と
号す。

 自ら言う「日の出づる所に近し」と。
 以て名を為す。
    『よみがえる卑弥呼』吉田武彦 著 駸々堂

 天智天皇が、新羅の文武王に宛てて、「倭国」という
名称から「日本」へ変更を通知しますと、『三国史記
(新羅の歴史書)』に書かれているそうです。
                 <つづく>

  いつから「日本」に その五

  いつから「日本」に その四

  いつから「日本」に その三

  いつから「日本」に その二

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 関東大震災(1923年9月1~2日)において、マグニチ
ュード7台の巨大地震は、五回起きました。
     

 
        今日の問題 
 668年に即位したのは、何天皇でしょう。
                 

 
    夢を実現する学習塾  開 進 学 園
        ホームページ
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です