大広間や書院の間へ入室できるのは、上層の人に限られます。
しかも、それらへ入室するまでには、廊下を渡り、いくつもの部屋を通り、長い経路を経なければなりません。
時間もかかります。
一方の茶室は、露地から入れば、すぐに座敷です。
茶室へ入れば、主客同座です。
主人も、客人も、高低差が無い、同じ平面に座ります。
同じ畳ないし隣り合う同一平面の畳に、身分の異なる者が座ることなど、他では全く想像すらできない時代でした。
それゆえ茶室の座敷には、身分の違いを有名無実化する側面がありました。
< つづく >

前回の問題 解答![]()
日本で初めて条坊制を取り入れた都は、藤原京です。
今日の問題
九間(ここのま)は、何畳敷きでしょう。
