茶室は戦国の世を その8

 上野(栃木県)の一国全域に加え信濃(長野県)の一部を領地として賜うだけにとどまらず、関東管領の地位も賜うとする恩賞に、不満を露わにしたのは滝川一益です。
 領地や地位より、信長が所蔵する名物からの一品を切望します。
 本能寺の変が起きる二ヶ月ほど前のことです。

 茶の湯は、信長の許しを得た武将のみが行える、特権です。
 茶の湯を独自に行っても構わないとなれば、晴れて武将の一員と認められたことを意味します。
 
 まして、金の鉱山に匹敵する見なされる茶の湯道具が添えられたとしたら、感激に絶えられないでしょう。
 その上名物の一品を賜ったとしたら・・・。           < つづく >

 茶室 松花堂

 茶室は戦国の世を その7

 茶室は戦国の世を その6

 茶室は戦国の世を その5

 茶室は戦国の世を その4

 茶室は戦国の世を その3

 茶室は戦国の世を その2

 茶室は戦国の世を その1

 千利休と豊臣秀吉 その15

 千利休と豊臣秀吉 その14

 千利休と豊臣秀吉 その13

 

     前回の問題 解答
 玉襷は、「うね」や「かけ」などに掛かる枕詞です。
                              

 
 
     今日の問題  
 信長が甲斐の武田家を滅亡させた際に手柄を立てた武将は、誰でしょう。
     

    

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