上野(栃木県)の一国全域に加え信濃(長野県)の一部を領地として賜うだけにとどまらず、関東管領の地位も賜うとする恩賞に、不満を露わにしたのは滝川一益です。
領地や地位より、信長が所蔵する名物からの一品を切望します。
本能寺の変が起きる二ヶ月ほど前のことです。
茶の湯は、信長の許しを得た武将のみが行える、特権です。
茶の湯を独自に行っても構わないとなれば、晴れて武将の一員と認められたことを意味します。
まして、金の鉱山に匹敵する見なされる茶の湯道具が添えられたとしたら、感激に絶えられないでしょう。
その上名物の一品を賜ったとしたら・・・。 < つづく >

前回の問題 解答![]()
玉襷は、「うね」や「かけ」などに掛かる枕詞です。
今日の問題
信長が甲斐の武田家を滅亡させた際に手柄を立てた武将は、誰でしょう。
