家庭菜園で、サツマイモが収穫できました。
とは言え、収穫量は昨年を大幅に下回り、大きさも小柄なものばかりです。
これでは、無事年越しできるか不安です。
というのも、サツマイモは命を維持する要だったからです。
江戸時代、享保の大飢饉を挟む前後、天明の大飢饉を挟む前後、天保の大飢饉を挟む前後、日本全体では大幅に人口が減りました。
大勢の餓死者が出たからです。
ところが、南九州(現熊本県・現宮崎県・現鹿児島県)に限っては、人口が減少するどころか、増加しています。
この地域では、サツマイモが普及していました。
薩摩半島南端の地にサツマイモが沖縄から導入されたのは、享保の大飢饉が始まる27年前です。
土地が火山灰で覆われていても、サツマイモの栽培に支障は来しません。
薩摩国中に広まったサツマイモのおかげで、度重なる飢饉にも拘わらず、薩摩国内では餓死者が出ませんでした。

春の到来を象徴する食材(植材)・ナノハナ
「七種粥」と「七草粥」
前回の問題 解答![]()
「正親町天皇」は、「おうぎまちてんのう」です。
今日の問題
100g当たりのカルシウムで、サツマイモは、ジャガイモの何倍含有しているでしょう。
