『武器輸出と日本企業』と国際的武器見本市

 国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。

 『日本国憲法』には、こう明言してあります。
 それにもかかわらず、日本には強大な陸海空軍が存在します。
 軍事予算は、一兆四千億円(2023年度)に達し、前年度より27%も増加しています。

 1967年には、『武器輸出三原則』が表明されました。
 1976年には、『武器輸出についての政府の統一見解』が、発表されました。
 2014年には、『防衛装備移転三原則』が、閣議決定されました。

 武器輸出への地ならしは、着々と進められてきました。
 2024年には、日本・イギリス・イタリア三国共同開発の戦闘機を、三国以外へ輸出する方針が、閣議決定されました。
 さらに防衛省は、防衛産業への新規参入を促進するため、展示会や合同推進会を、頻繁に開催しています。

 その上で、国際的な武器の見本市が、今月に幕張メッセで開催されようとしています。
 15000㎡から30000㎡へ会場を広げ、250社から450社へ参加企業を増やして。

  政府が官民をあげて、武器輸出に踏み込もうとするなか、その流れに企業や研究者たちはのみ込まれていくのだろうか。
 武器市場から新たに生まれる利益は、なににつながるのか、国民の生活はより豊かになるのかー。
 私の心の中に徐々にいいようのない不安感が広がるようになった。
   『武器輸出と日本企業』 
          望月衣塑子 著 KADOKAWA

武器輸出と日本企業

 快にして適に生きる

 奇跡の湖・水月湖

 越中・能登の大伴家持
 
 戦争をやめたい人々

 戦乱続くガザ『それでも、私は憎まない』

〈 人の世 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 

     前回の問題 解答
 関東七名城と呼ばれているのは、埼玉県内で川越城と忍城です。
   

 
 
     今日の問題  
 幕張メッセで開催予定の国際的な武器の見本市へ、「実戦で実証済み」を宣伝して参加しようといるのは、何国の企業でしょう。
         

 

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