時代劇で、家族揃って食事を摂る場面を、思い
出して下さい。
一人一人が、各自の膳に茶碗やお椀や皿を載せ
て、食事をしていました。
江戸時代も、東京時代(明治時代)も、食事は銘
々膳が当たり前でした。
会食者が同じ一つの食卓を囲むことは、食事処
やオランダ風の洋風座敷などで会食する時に限ら
れました。
東京時代(明治時代)も中頃を過ぎると、卓袱台
(ちゃぶだい)という、画期的な発明品が登場しま
す。
文明開化の流れを受けて、西洋料理屋が増加
し、西洋風食卓を目にすることも増えてきます。
この西洋風食卓は、椅子に座る形式なので、日
本家屋へ導入すると、畳が心配です。
そこで、畳敷きの日本家屋で使える西洋風食卓
として開発されたのが、卓袱台でした。
< つづく >
< 健康気功教室 >
と き 毎週木曜日 10時30分~12時
ところ 開進学園 二階 広間
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畳む文化 坐る文化 その4