本能寺の変は、戦国の世の権勢を象徴する「三十六種の茶道具(名物・唐物)」を、消し去りました。
覇者が信長から秀吉に替わり、武力による支配を一層強化する結果となりました。
それでも、秀吉が理解(部分的だとしても)してくれたおかげで、佗茶はさらなる広がりをみせ、茶室も盛んに建てられていきます。
各地に造られる城郭が規模の大きさを競っているのに対して、茶室は規模をますます小さくします。
しかし、小なりと言えども、否小なるがゆえに、茶室から見通す世界は、城郭から見通す世界とは比較にならないほど壮大でした。
身分の差が無い、軍備を保持しない、それまでとは全く異なる世界を見通していたからです。 < つづく >

前回の問題 解答![]()
七夕の節句である文月七日(太陰太陽暦)は、2026年のカレンダーで8月19日です。
今日の問題![]()
利休が辞世に書いている「太刀を擲つ」の「擲つ」は、どういう意味でしょう。
