カテゴリー別アーカイブ: 本に囲まれて

いつから「日本」に その四

 梅雨から夏へ季節が移る間、文献を読み続けると、
七世紀後半の日本の動向がしだいに明らかになってき
ました。

 『考古学と古代日本』    中央公論社
 『韓国から見た日本文化』  五月書房
 『ベルリッツの世界言葉百科』新潮社
 『日本人の鳴き声』     NTT出版
 『海を渡った縄文人』    小学館
 『天皇はどこから来たか』  新潮社
 『倭人伝を徹底して読む』  大阪書籍
 『日本国を考える』     博文館新社
 『日本語の真相』      文藝春秋
 『古代は輝いていた』    朝日新聞社
 『日本人誕生』       集英社
 『縄文人のことば』     近代文藝社
 『日本語の悲劇』      情報センター出版局
 
 そして、十四冊目で、ついに日本の国号が開始され
た史実に出会うことができました。    
 『よみがえる卑弥呼』    駸々堂
                  <つづく>

  いつから「日本」に その三

  いつから「日本」に その二

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 川廻しで陸地化した旧曲流部は、「フルカワ」と呼ば
れます。
     

  
        今日の問題 
 『日本書紀』が成立した720年に、大隅国と陸奥国
で何が起こったでしょう。 
                 

 
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いつから「日本」に その三

 本来ならば『日本書紀』に、日本という国号の開始
時期が、明示されてしかるべきです。
 「日本という国家の正統な歴史」を明らかにするため
に、四十年もの長い歳月を費やして完成させた歴史書
なのですから。

 しかしながら『日本書紀』に、「日本」という国号に
ついて言及している箇所は、見当たりません。
 あえて言及するまでもないほど、当時の人々にとっ
て、分かりきった内容だったのでしょうか。
 「日本」という国号を用い始める以前の歴史と、「日
本」という国号を用い始めて以降の歴史と、両者の整
合性を説明できないために、言及できなかったのでし
ょうか。             <つづく>

  いつから「日本」に その二

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 笹川は、小櫃川の支流です。
     

  
        今日の問題 
 日本で初めて編集された編年体の歴史書は、何でし
ょう。
                 

 
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いつから「日本」に その二

 「日本国」の誕生日に当たるのは、「建国記念日」とさ
れています。
 推古「天皇」の九年(601年)を基準とし、そこから12
60年前の元日(紀元前660年)に、神武「天皇」が即位し
たとされます。
 太陰太陽暦の元日(紀元前660年)を、太陽暦に直す
と、2月11日になるのだそうです。
 この伝承は、あくまでも「初代天皇」の即位に関する
ものであり、「日本」という国号とは何ら関係はありま
せん。

 神武「天皇」の即位から1380年後の720年、『日本書
紀』が成立します。
 日本史に関わるどの本にも、文献上で初めて「日本」
が用いられるのは『日本書紀』と書かれています。
 それゆえ、「日本」という国号が使用され始めるは、
720年より以前となります。     <つづく>

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 次の書き出しで始まる物語名は、『二十四の瞳』で
す。

  十年をひと昔というならば、この物語の発端は今
 からふた昔半もまえのことになる。
     

 
        今日の問題 
 『日本書紀』は、編集開始から完成まで、何年を要
したでしょう。
   A 10年
   B 20年
   C 30年
   D 40年
   E 50年
                 

 
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〈 瞳の輝き 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
〈 瞳の輝き 〉に因んだ短歌を、紹
介します。

  新任の君が瞳の輝きに 
   既知なる思ひに満つるは奇しき 

  進みゆく世にさまたげのありとして 
   君が瞳の強く輝く 

  瞳合う度にきらめく輝きを
   見のがせじとぞ生命の深き 

 〈 謡 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 友 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 卓球 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 まこと 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 子を思ふ 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 寒 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 乙女 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 秋 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 思ひ 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 命 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


shikishi harimado (2)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

       前回の問題 解答
 第二次朝鮮出兵(慶長の役)から二年後、イギリスは
東洋における植民活動のために、東インド会社を設立
します。
     

 
        今日の問題 
 次の書き出しで始まる物語名は、何でしょう。

  十年をひと昔というならば、この物語の発端は今
 からふた昔半もまえのことになる。
                 

 
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いつから「日本」に その一

 「いつから『日本』と呼ぶようになったのですか」
 このような質問を受けたのは、梅雨も盛りのころ
でした。

 あわてて日本史の教科書や資料集や辞典類に当た
りましたが、いずれも、「いつから『日本』という
国号が使われたか」について、言及されていません。

 「日本」という国号・国名が長らく用いられてきて
いるにもかかわらず、「いつから『日本』と呼ぶよ
うになったか」が明らかでないとは、どういうこと
なのでしょう。
 言及されている文献が手元に見当たらないとなれ
ば、興味は高まるばかりです。   <つづく> 

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 ジェイムズ・クックの航海日誌の( )に入る語句は、
次の通りです。
 
  視界に入るのは、(森)と岩のごつごつした(絶壁)
 ばかりである。
  海沿いの陸地や湾の岸辺、また島などは、いずれ
 も深い(森)に覆われている。
     

 
        今日の問題 
 『日本書紀』が成立したのは、何年でしょう。
                 

 
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〈 心霊体験 / 菊千代の生い立ち 〉 7月のわくわく学習会

 6月のわくわく学習会のテーマは、「性の多様性と
日本」でした。

 山本周五郎が47歳の時の作品に、『菊千代抄』があ
ります。

 大名家の第一子として生まれた菊千代は、男児とし
て育てられます。
 お友達役に選ばれた男児達が菊千代の「違い」に気付
く度に、その場を取り繕ってくれたのは、二歳年上の
半三郎でした。

 菊千代は、女児から女性へ成長。
 自分の正体を知る半三郎が許せず、半三郎を刺し殺
します。

 その菊千代に弟が誕生します。
 父親は、「男性のまま生き続けるもよし、女性とし
て生まれ変わるもよし」と、選択を委ねます。
 菊千代は、即座に男性として生き続けると言い切り
ます。

 とはいえ、菊千代には様々な苦難が押し寄せます。
 その際に菊千代を支えてくれる謎の浪人とは・・・。

 7月のわくわく学習会は、「心霊体験」について、学
びます。

   < 7月のわくわく学習会 >
と き  7月17日(土) 14時00分~15時00分
ところ  開進学園
テーマ  心霊体験
参加費  100円
連絡先  電話 043-273-6613(14時から)
メール  wakuwaku@kaishin.jp.net

 < わくわく学習会 最近のテーマ >
六月  性の多様性と日本 
五月  草々の見分け方 
四月  草々の力を借りれば 
三月  植物の薬効 
二月  森林療法
一月  森林と健康

十二月 森林の恵み 
十一月 知性あふれる植物 
十月  植物との対話 
九月  道ばたの草花 
七月  群衆心理 
六月  山岳信仰と修験道 
二月  日本の山岳信仰 
一月  地域民衆文化としての能

十二月 近代日本の絵画
十一月 江戸時代中期後期の絵画
十月  安土桃山・江戸時代初期の絵画
九月  鎌倉・室町時代の絵画
七月  平安時代の絵画
六月  日本絵画の歩み
五月  大相撲の静と動 
四月  世方と角界 
三月  くずし字で読む古文 第六回 
二月  くずし字で読む古文 第五回 
一月  くずし字で読む古文 第四回

十二月 くずし字で読む古文 第三回
十一月 くずし字で読む古文 第二回
十月  くずし字で読む古文 第一回
九月  さわやかな目覚め
七月  睡魔とのつきあい方
六月  雲の不思議
五月  富士山 大噴火
四月  腸内環境と発酵食品
三月  口の中 体の中
二月  精神病院の存在
一月  苦悩を手放す方法

十二月 心の病と精神療法
十一月 朝鮮王朝と女性の力
十月  李氏朝鮮 500余年
九月  歴史と風水
七月  風水は迷信か
六月  食用油を科学する
五月  「クラッシャー上司」
    と「サイコパス」
四月  暮らしと貨幣
三月  応仁・文明の乱
二月  数字の民俗学
一月  魔除け 厄除け

十二月 柳田国男と『遠野物語』
十一月 日本の山岳信仰
十月  九州の古代文化
九月  日本列島と火山
七月  深海 水圧と地形
六月  ブラックホールと宇宙の謎
五月  宇宙の誕生
四月  人類の進化と環境
三月  睡眠効率
二月  日本の舞いと踊り
一月  囲碁と将棋の魅力

十二月 色の文化 赤と白と青と
十一月 麻とともに歩んできた道
十月  衣服の遷り変わりと日本の歴史
九月  日本のお菓子
七月  上方落語と東京落語
六月  俳句の力
五月  花道と華道
四月  茶の道
三月  日本史と能
二月  能の魅力
一月  白樺派と大正前期

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       前回の問題 解答
 「府馬の大クス(タブノキ)」より南へ約3km隔て
た地で、日本で初めての農業協同組合を始めた農
村指導者は、大原幽学です。
     

 
        今日の問題 
 『日本婦道記』で直木賞受賞決定後に辞退した作
家は、誰でしょう。
                 

 
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〈 謡 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
〈 謡 〉に因んだ短歌を、紹介します。

  六十余の命尊み往く道を 
   謡稽古に向かう霜降の日 

  はかなさを知りてはかなき吾が身かも 
   謡舞する時ぞいとおし 

  いにしへの人の心や深からん
   謡言葉の妙なるぞ知る 

 〈 友 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 卓球 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 まこと 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 子を思ふ 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 寒 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 乙女 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 秋 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 思ひ 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 命 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


shikishi harimado (2)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

       前回の問題 解答
 千葉県内で「日本の棚田百選」に選ばれているのは、
大山千枚田(鴨川市)です。
     

 
        今日の問題 
 「六十」は、「ろくじゅう(ふ)」以外に、何と読むでし
ょう。 
                

 
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