カテゴリー別アーカイブ: 本に囲まれて

〈 友 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、〈 友 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

 はじめての机並べし友どちは 
  童心のごとただなつかしき 

 卒業後五十三年で合いし友 
  年輪のごと豊かさに酔う 

 高齢の友と語らい思いおこし
  気持ちは同じ安らを祈る 

shikishi harimado (2)

 〈 心 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 山 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 眼 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 道 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 悲し 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 時 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 夢 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 生命 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 月 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 獨り 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 
 
 
      前回の問題 解答
 天保山(大阪市)の標高は、築山時の18mが、地盤沈下で 4.53mになりました。
 

      今日の問題 
 上記第二首の「三年」は、何と読ませているでしょう。
  A さんとし 
  B さんねん
  C みとし
  D みとせ
  E みねん
    

 
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『牧野万葉植物図鑑』

 NHK連続テレビ小説『らんまん』で、一躍脚光を浴びている牧野富太郎は、日本における植物学の父とも呼ばれています。
 日本中を巡り、植物を、長時間見つめ続けては、精緻に写生していきます。
 そうして文章や図鑑にまとめた著作は、数十点にも及びます。

 94年の生涯をほぼ植物学の研究に捧げつつも、未完の出版構想がありました。
 資料として残されたのは、『万葉植物図』『万葉植物目録』『万葉植物図譜原稿』の三点です。

 この度、三点の資料を基に、牧野富太郎の意志を引き継いで完成された、大著『牧野万葉植物図鑑』を寄贈して頂きました。
 植物を、植物としてだけでなく、衣・食・住など生活全体と関わる物として捉えるのは、万葉人も、牧野富太郎も、同様だったのではないでしょうか。

牧野万葉植物図鑑

 
     梅雨入りと栗花落

     永井荷風と市川市菅野

 
 
 
      前回の問題 解答
 曲尺の丸目を用いて直径を測れば、円周の長さが即座に分かります。
 

      今日の問題 
 『牧野万葉植物図鑑』で取り上げている、五十音順最初の植物は、何でしょう。
   ◯◯◯さす紫野行き標野行き
    野守は見ずや君が袖振る
    

 
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『小倉百人一首』と藤原定家 その九

 藤原定家は、辛く長い闘病生活を送ってきたため、生きることへの熱望が、人一倍強かったかもしれません。
 生き続けたいとの執念が、百人の人生を一人一人細やかに見つめる眼となって、『小倉百人一首』を編み出したのでしょう。

 病は、障害の一つです。
 学習や仕事などに、差し支える側面があります。
 しかし、病の中でも、学習や仕事などができないとは限りません。
 藤原定家は、打ち続く病魔と格闘しつつ、学習し、仕事を続け、業績を積み上げていきました。

 『小倉百人一首』を編集し終えてから6年後、藤原定家は80歳で天寿を全うしています。
 今から800年ほど前としては、驚くべき長命でした。 < 完 >

小倉百人一首

 『小倉百人一首』と藤原定家 その八

 『小倉百人一首』と藤原定家 その七

 『小倉百人一首』と藤原定家 その六

 『小倉百人一首』と藤原定家 その五

 『小倉百人一首』と藤原定家 その四

 『小倉百人一首』と藤原定家 その三

 『小倉百人一首』と藤原定家 その二

 『小倉百人一首と藤原定家』 その一

 
 
 
 
 
 
      前回の問題 解答
 災いを通せんぼする役割を担うのは、「かしま人形」です。
 

      今日の問題 
 『小倉百人一首』で、次の「 」に入る語句は何でしょう。
   「 」は移りにけりないたづらに
    「 」ふるながめせし間に
    

 
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〈 心 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、〈 心 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

 わが心なぐさめかねてさりげなく 
  涙ぬぐひぬ君は知れりや 

 ほほゑめる人の美ししづかなる 
  心のひかり面にうつりて 

 君と行く道おのづからつつましく
  こころ豊かに過ごさんものと 

shikishi harimado (2)

 〈 山 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 眼 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 道 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 悲し 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 時 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 夢 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 生命 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 月 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 獨り 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 別れ 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 
 
 
 
 
 
      前回の問題 解答
 東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故による放射性物質は、西方では、千葉県は言うに及ばず、香川県や兵庫県まで到達しました。
 

      今日の問題 
 「心算」は、熟字訓で何と読むでしょう。
    

 
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〈 山 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、〈 山 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

 数多度山にのぼりて薪負ふ 
  子等の身強くあらせ給へと 

 よつづみを手折りし子らは列におくれ 
  汗あえにつつ山を下り来も 

 秋晴れの山に集ひて教え子と
  働く今日のひと日楽しも 

shikishi harimado (2)

 〈 眼 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 道 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 悲し 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 時 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 夢 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 生命 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 月 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 獨り 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 別れ 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 永遠 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 
 
 
 
      前回の問題 解答
 化学肥料を大量に投下して生産量を拡大しようとしたものの、農地はやせ細り収穫も減少した、1960~1970年代の取り組みは、「緑の革命」と呼ばれました。
 

       今日の問題 
 「数多」は、何と読むでしょう。

 

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永井荷風と市川市菅野

 京成八幡駅で下車して北へ向かうと、その小路は「荷風ロード(荷風の散歩道)」と呼ばれています。
 小路を北へ北へ進むと、菅野で最も標高が高い地点に、白幡天神社が鎮座しています。
 木々が生茂る境内の東寄りには、永井荷風の石碑が立っています。

 永井荷風は、アメリカへ渡っては『あめりか物語』を、フランスへ渡っては『ふらんす物語』を、日本へ戻っては『つゆのあとさき』などを著し続けていました。

 1945年3月9日、大空襲により東京麻布で罹災します。
 同年5月25日には、転居した東京中野でも罹災します。
 同年6月28日には、東京を脱出して向かった岡山で三度罹災します。

 そうこうしているうちに、終の棲家と定めたのが、市川市菅野です。
 永井荷風は、移り住んだ市川市菅野近辺の終戦直後の様子を、次のように描写しています。

 わたくしは日々手籠をさげて、殊に風の吹荒れた翌日などには松の茂った畠の畦道を進み、枯枝や松毬を拾ひ集め、持ち帰って飯を炊ぐ薪の代わりにしてゐる。また野菜を買ひに八幡から鬼越中山の辺まで出かけてゆく。それはいづこも松の並木の聳えてゐる砂道で、下肥を運ぶ農家の車に行き逢ふ外、殆ど人に出会ふことはない。洋服をきたインテリ然たる人物に行逢ふことなどは決して無い。
  『葛飾土産』 現代日本文學体系 第24巻 筑摩書房

 永井荷風 1959年4月30日 逝去
      享年 八十

永井荷風 石碑

新古今和歌集と後鳥羽上皇

ぬしなき宿となりぬとも 源実朝

咲きかけし  井伊直弼
 
 
 
      前回の問題 解答
  鹿島港付近を通る北緯36度線上を西進すると、日本海側の越前岬へ到達します。

       今日の問題 
 白幡天神社境内に立つ、永井荷風の石碑に刻まれた和歌の「 」に入る語句は、何でしょう。
   松しげる生垣つヾき花かをる
    「 」はげにもうつくしき里 

 

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〈 眼 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、〈 眼 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

  涙なす思ひ出たどり獨りして 
   眼閉づれば浮かぶ面影 

  背の君の胸にかかれる遠眼鏡 
   わが眼にあてて見にしかの地や 

  君が眼に君が胸にぞこの年は
   弱き吾すら生きとし生きつ 

shikishi harimado (2)

 〈 道 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 悲し 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 時 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 夢 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 生命 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 月 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 獨り 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 別れ 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 永遠 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 
 
 
      前回の問題 解答
 本州の海岸線に沿った車両通行可能な道路の総延長は、約7000kmです。
 
 

       今日の問題 
 「眼間」は、何と読むでしょう。

 

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