四万十川は、源流部から一路南下します。
ただし、約27km下った地点で、流路を90度変え、西方へ進みます。
その後、西進 → 南進 → 西進 → 北進・・・と、凄まじい曲流を続けます。
実距離と直線距離の比(曲流率)は、四万十川が3.77と、利根川の2倍を超えます。
曲流率が高ければ、洪水の被害を受けやすくなります。
洪水に強くするためには、橋脚を高く強くしなければなりません。
そうは言っても、交通量が少なく、対岸とを主に歩いて渡る生活道路の橋に、多額の費用は掛けられません。
そこで、洪水に遭うことを前提にした橋作りが求められます。
橋を、川面から高くせずに、増量したら川の流れに入るようにします。
洪水が運ぶ流木などに巻き込まれないように、欄干は設けません。
こうして、最小限の費用で架けられたのが、沈下橋です。
四万十川水域には、約50の沈下橋が残っています。
前回の問題 解答
上総金光明四天王護国之寺(上総国分寺)の七重塔の高さは、約63m と言われています。
今日の問題
四万十川水域で用いられる「沈下橋」は、公式には何橋と呼ばれるでしょう。
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