電流には、向きや大きさが一定の直流と、向きや大きさが変化する交流が、あります。
1秒間に50回変化する交流の周波数は50ヘルツ、1秒間に60回変化する交流の周波数は60ヘルツです。
日本の23~45倍もの面積を持つ国々でも、国内のヘルツは統一されています。
国内の等時帯が4~11区域に別れ、国内での時差が3~10時間にもなる国々でも、国内のヘルツは統一されています。
日本の2~12倍もの人口を擁する国々でも、国内のヘルツは統一されています。
同一国内で50ヘルツ地域と60ヘルツ地域に二分されているのは、日本だけです。
電気製品とヘルツの関係は、複雑です。
50ヘルツ専用
60ヘルツ専用
50ヘルツ用ながら60ヘルツでも使用可能
60ヘルツ用ながら50ヘルツでも使用可能
50ヘルツでも60ヘルツでも同等に使用可能
このような煩雑さを解消するため、日本国内の周波数統一が望まれます。
ただし、周波数統一には、多額の費用と長期の時間が必要です。
「二つのヘルツ」という日本独特の形態は、今後も長く続きそうです。
前回の問題 解答
伊根の舟屋は、約230軒建ち並んでいます。
今日の問題
東京駅発敦賀駅行きの北陸新幹線は、50ヘルツ地域と60ヘルツ地域を、どのように通過するでしょう。
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