茶室は戦国の世を その27

 表面的には茶室を同じように用いながらも、二つの大潮流が、静かながら、鋭く、対峙します。
 一方は、茶室を、戦国の世に役立てようとします。
 もう一方は、茶室を、戦国の世に替わる、新しい世を切り拓く突破口とします。

 ほどなく、茶室を通して戦国の世を終わらせようとする願いは、潰えます。
 秀吉は、日本の統一を成し遂げた先に、海外への侵略を展望していました。
 そのような野望に反する動きを、いつまでも放置しておけなかったのでしょう。

 利休は、次の「辞世」を残して消え入ります。
   提ぐる 我が得具足の 一つ太刀
    此の時ぞ 天に抛つ

 ただし、これは命を絶ったことを意味するものではありません。
 あくまでも、表舞台を去ったに過ぎませんでした。 < 完 >

 
茶室 松花堂

 茶室は戦国の世を その26

 茶室は戦国の世を その25

 茶室は戦国の世を その24

 茶室は戦国の世を その23

 茶室は戦国の世を その22

 茶室は戦国の世を その21

 茶室は戦国の世を その20

 茶室は戦国の世を その19

 茶室は戦国の世を その18

 茶室は戦国の世を その17

 千利休と豊臣秀吉 その15

 

     前回の問題 解答
 三津口湾の最寄り駅である呉線・安浦駅の西隣に当たる安登駅前にある「広島県道204号線・安登停車場線」は、総延長において日本一短い県道です。
 その総延長は、10.5mです。
           

 
 
     今日の問題
 利休が切腹したことを証明する一次資料は、存在するのでしょうか。
  

    
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