カテゴリー別アーカイブ: 開進学園

文化としての数学 その三

 今を去ること400年ほど前、面積が約59㎢(花見川区の約1.7倍)もの島が、数万円分の酒や日用雑貨と交換して、買い取られました。
 数万円分の島は、後に「マンハッタン」と名付けられ、世界経済の中心地として巨万の富を生み出し続けています。

 「史上最大のバーゲン」と揶揄されるこの売買は、現地のネイテブアメリカンが島の経済的価値を理解していなかったために起きてしまいました。
 「マンハッタン」に限らず、アメリカ大陸のそこかしこが、ネイテブアメリカンの不理解をいいことに、不当な安価で買い取られていきます。

 アメリカ大陸ばかりではありません。
 日本でも、世界各地でも、先住民の土地が、不当な安価で買い取られていきます。

 「計算高く」なる必要は、もちろんありません。
 とはいえ、自分たちの生活を守るためには、計算ができないととんでもない事態に陥りかねません。

 だからといって、利息計算が分からなかったため、雪だるまのように増える借金などに苦しめられないように、算数・数学を学ぶのでしょうか。
教室内 カクタス 本棚

 文化としての数学 その二

 文化としての数学 その一

 日本の地理上の中心 その六  

 数学と花丸 その八

〈 墓石に残る分数 〉分数の存在 その八

〈 巡る数字 142857 〉おもしろ算数 その五

 

     前回の問題 解答
 「任にたえる」は、「任に堪える」です。
      
 

 
     今日の問題  
 次の計算をして下さい。
  A 1×1×1+5×5×5+3×3×3=
  B 3×3×3+7×7×7+1×1×1=
         

 

   夢を実現する学習塾  開 進 学 園
      ホームページ 

〈 寒さ 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』( 二瓶カヨ子 作 千葉日報社 )から、〈 寒さ 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

 シベリアの寒さに堪えて背の君よ  
  さきくありこせまた逢ふ日まで  

 七十の命尊み往く道の 
  霜白くして謡場に馳せ居り 

 寒なれど雨垂れのおとの折々に 
  ひる下りゆく陽のあわくして 

shikishi harimado (2)

 〈 落葉 〉
 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 父 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 さびし 〉
 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 せせらぎ 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 思い出 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 独居 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 つとめ 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 面影 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 兄君 〉
 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 

     前回の問題 解答
 「知知夫彦命」は、「ちちぶひこのみこと」です。 
      
 

 
     今日の問題  
 「任にたえる」は、「任に耐える」でしょうか、「任に堪える」でしょうか。
       

 

   夢を実現する学習塾  開 進 学 園
      ホームページ 

冬至ユズ湯の始まり その四

 果実が芽を出してから実を結ぶまで、長い時間がかかることを表す、言い伝えがあります。
  桃栗三年柿八年
 「モモやクリは三年かかる」、「カキは八年かかる」と言われ、それぞれ一定しています。

 対してユズに関する言い伝えは、何種類もあります。
  柚子は九年でなりかねる
  柚子は遅くて十三年
  柚子の大馬鹿十六年
  柚子の馬鹿めは十八年
  柚子の大馬鹿三十年

 何年経っても実を結ばないユズに、昔からジリジリさせられてきたのでしょう。
 それならば、実を結ぶまで長い期間がかかると、初めから覚悟を決めてはいかがでしょう。
 実際には長い期間がかかったとしても、心理的には余裕が保てます。
  柚子はスイスイ十八年  < つづく >

ユズ ざる盛り

    冬至ユズ湯の始まり その三

    冬至ユズ湯の始まり その二

    冬至ユズ湯の始まり その一

 

     前回の問題 解答
  A 1+5+8+12=26
  B 2+3+10+11=26
  C 1×1+5×5+8×8+12×12=234
  D 2×2+3×3+10×10+11×11=234
      
 

 
     今日の問題  
 次のことわざの〇〇に共通する漢字は、何でしょう。
   〇〇の木に裸で登る
   〇〇の木に逆立ち
       

 

   夢を実現する学習塾  開 進 学 園
      ホームページ 

文化としての数学 その二

 ペルー出身の塾生がいました。
 日系二世のお父さんが貿易業を営んでいる関係で、まだ10歳でありながら、日本とペルーとの間をたった一人で往来していました。

 日本~ペルーに、直行便はありません。
 アメリカ経由でロサンゼルスに一泊し、翌日ペルー行きの便に乗り継ぐのだそうです。

 お父さんは、国内の一人旅でも難しい年頃で、海外の一人旅ができることを高く評価していました。
 その一方で、計算力の不足を心配していました。

 買い物を現金で支払わなければならない際、代金の金額を考慮せず、いつも高額紙幣を渡して、多量のおつりを受け取るからです。< つづく >
教室内 カクタス 本棚

 文化としての数学 その一

 日本の地理上の中心 その六  

 数学と花丸 その八

〈 墓石に残る分数 〉分数の存在 その八

〈 巡る数字 142857 〉おもしろ算数 その五

 

     前回の問題 解答
 地球上で体重が最も軽くなるのは、赤道上です。
      
 

 
     今日の問題  
 次の計算をして下さい。
  A 1+5+8+12=
  B 2+3+10+11=
  C 1×1+5×5+8×8+12×12=
  D 2×2+3×3+10×10+11×11=
       

 

   夢を実現する学習塾  開 進 学 園
      ホームページ 

〈 科学月刊誌『ニュートン』を参考に 〉表現学習の作品から

 今回の表現学習は、科学月刊誌『ニュートン』を参考にしながら、関心があるテーマについて考えをまとめてもらいました。

 科学月刊誌『ニュートン』2024年1月号~6月号の主な記事は、次の通りです。
  1月号 文字や音に色を感じる特異な感覚
  2月号 科学の名著大図鑑
  3月号 時間は存在するのか
  4月号 能登半島巨大地震
  5月号 哺乳類 進化の不思議
  6月号 科学と倫理の交差点

 Aさんは、「コマーシャル」を採り上げています。
 映像的・音響的・その他様々に進化するコマーシャルに、嗅覚的要素が加わるかもしれません。

 Bさんは、「メンタル」を採り上げています。
 脳内物質によってつくり出されるメンタルの変化をコントロールする方法を、考案しています。

2024 12 nyu-ton

〈 オリンピック・パラリンピック 〉表現学習の作品から

〈 発明・開発物語 〉表現学習の作品から

〈 関心のあるテーマを選んで 〉表現学習の作品から

〈 欲しいもの・欲しい時間 〉表現学習の作品から

〈 関心のあるテーマを選んで 〉表現学習の作品から

〈 失敗について 〉表現学習の作品から

〈 関心のあるテーマを選んで 〉表現学習の作品から

〈 変 身 〉表現学習の作品から

 

     前回の問題 解答
 美の山公園から見渡せる秩父盆地は、約1700~1500万年前、「古秩父湾」でした。
     
 

 
     今日の問題  
 地球上で体重が最も軽くなる地点は、どこでしょう。
       

 

   夢を実現する学習塾  開 進 学 園
      ホームページ 
 

『 しなざかる 』 12月の開進学園だより

 大伴家持は、薩摩国(現鹿児島県)や上総国(現千葉県)など、六か国の守(かみ・ちょうかん)を務めました。
 中でも越中国の守が、抜きん出て注目されています。

 一つは、東大寺の関係です。
 現存する『東大寺墾田地図』24葉のうち、17葉が越中国内です。
 東大寺の墾田は、越中国内で7か村・約580町にも達しています。
 越中国内の墾田無くして、盧舎那大仏の建立はありえなかったでしょう。

 もう一つは、『万葉集』の関係です。
 平城京から遠路はるばる越中まで、田辺福麻呂が訪ねて来て、大伴家持は四日連続で大歓待しています。
 田辺福麻呂は、著名な歌人にして、「左大臣橘家の使者」です。
 時の最高権力者・橘諸兄は、藤原氏に対抗するため、大伴家持を自派に取り込み、編纂途上にあった『万葉集』を完成させようとしたのでしょう。

 『万葉集』全二十巻のうち、巻第十七から巻第二十までは、それ以前の巻と大きく異なる構成になっています。
  巻第十七 越中国に関わる歌が約74%
  巻第十八 越中国に関わる歌が100%
  巻第十九 越中国に関わる歌が約77%
  巻第二十 防人歌が約42%
 大伴家持は、兵部少輔として防人の監督もしていました。
 『万葉集』全二十巻の巻第十七から巻第二十までは、明らかに大伴家持による編纂です。

 大伴家持は、5年に渡る越中国での務めを終えるに当たり、次の歌を詠んでいます。
    しな離(ざか)る越に五年住み住みて
     立ち別れまく惜しき初夜(よひ)かも
        『万葉集 巻第十九 4150』
 「しなざかる」は、大伴家持が創案したと伝えられる、「越」に掛かる枕詞です。

page001

『 二つのヘルツ 』 11月の開進学園だより

『 太古のニホン島 』 10月の開進学園だより

『 台風の盛衰 』 9月の開進学園だより

『 二大水系と越後平野 』 8月の開進学園だより

『 縄文の日々 』 7月の開進学園だより

『 皐月の松島・月の松島 』 6月の開進学園だより

『 海中から 陸上へ 大空へ 』 5月の開進学園だより

『 最上川水系 』 4月の開進学園だより

『「左と右」と「右と左」 』 3月の開進学園だより

 

     前回の問題 解答
  穴見海岸の沖で泳ぐ姿が撮影された、「人魚伝説」の基や「地震や津波の前触れ」とされ、水深約200m~1000mに住む深海魚は、リュウグウノツカイです。
     
 

 
     今日の問題  
 越中国の東大寺墾田約580町は、サッカーフィールド何面に相当するでしょう。
       

 

   夢を実現する学習塾  開 進 学 園
      ホームページ 

文化としての数学 その一

 「学力の低下」をテーマにした表現学習で、次のような意見が出ました。

 漢字や地理や英語は、社会に出てから使うだろう。
 しかし、三角形の合同条件などは、ごく一部の職業で使うぐらいだ。
 社会に出て使わない数学ができないから学力が低下しているというのは、何か違う。

 学力が低下しているか低下していないかの分析もさることながら、どうして学ばなければならないのかとの根源的な問題が提起されています。
 とりわけ算数・数学という科目は、国語・英語・社会・理科などの科目以上に、学ぶ意味が掴みにくそうです。< つづく >

hondana hachiue

 

 日本の地理上の中心 その六  

 数学と花丸 その八

〈 墓石に残る分数 〉分数の存在 その八

〈 巡る数字 142857 〉おもしろ算数 その五
 

     前回の問題 解答
 八幡塚古墳(群馬県高崎市)からは、約6000体の円筒埴輪が出土しました。
    
 

 
     今日の問題  
 次の計算をして下さい。
  A 1+6+8=
  B 2+4+9=
  C 1×1+6×6+8×8=
  D 2×2+4×4+9×9=
       

 

 夢を実現する学習塾  開 進 学 園
    ホームページ