越前岬から、日本海沿いの国道305号線を南下します。
ほどなくして越前町を過ぎ、南越前町に入ってすぐの山側に「白竜の滝」が流れ下っています。
昔々、5家族19人を乗せた舟が、出雲から日本海を北へ北へと進んでいました。
その際、舟を見守るように周囲を泳ぎ回っていたのが、一頭の白い竜でした。
5家族19人が糠浦(南越前町)に無事上陸するのを見届けた白竜は、滝を上って棲み処としたそうです。
一方の5家族19人は、糠浦に居を構えるとともに、十九社神社を守護神社として建立します。
時代は下って、糠浦には田畑にする用地が少なく、幾つもの生業を兼ねなければなりませんでした。
男衆の多くは、冬の間、杜氏として伏見や灘に出稼ぎに行きました。
留守を預かる女衆は、水仙の栽培に取り組みます。
やがて糠浦の水仙畑は、「越前海岸の水仙畑」として、「重要文化的景観」に認定されます。
前回の問題 解答
大伴家持の歌の◯に入る一字は、「立」です。
◯山の雪し消らしも延槻の
川の渡り瀬鐙浸かすも
今日の問題
「越前海岸の水仙畑」で、開花は12月からですが、発芽するのは何月ごろでしょう。
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