カテゴリー別アーカイブ: 本に囲まれて

いつから「日本」に その七

 『三国史記』に従えば、「日本国の初代天皇」は、天
智天皇になります。
 天智天皇と対抗関係にあると思われる天武天皇とし
ては、苦々しい限りでしょう。
 そこで、天武天皇は、律令の制定を急いで「律令国
家の祖」となるとともに、「日本」という国号の制定に
触れない『古事記』と『日本書紀』の編纂を進め、自
らの権威を高めようとしたのでしょう。

 「日の本」とは、「太陽が昇る所」で、方角で言えば
東に当たります。
 古くは、中国や朝鮮から見て、朝鮮半島南端か九州
北部を指していました。
 本州西部+九州+四国の統一王朝が成立すると、そ
れらより東の地域を、七世紀には現在の東北地方を指
すようになります。
 658年からは、「日の本(蝦夷)」を征服しようと、大
軍を派遣し続けます。        <つづく>

  いつから「日本」に その六

  いつから「日本」に その五

  いつから「日本」に その四

  いつから「日本」に その三

  いつから「日本」に その二

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 正岡子規の俳句の〇に入る語は、「栗」です。
   かち〇も ごまめも君を 祝ひけり
     

 
        今日の問題 
 『三国史記』によれば、国号を「日本」としたのは、
何年でしょう。
                 

 
    夢を実現する学習塾  開 進 学 園
        ホームページ
 

いつから「日本」に その六

 668年に高句麗が滅んで新羅が朝鮮半島の統一王朝
になると、本州西部+九州+四国の統一王朝は、自ら
を称する国号を欲するようになります。
 それまで用いられていた「倭」は、中国や朝鮮から見
て、「小さい」や「従順」を意味していたからです。

 そこで採用されたのが、「日の本」を漢語風に改めた
「日本」です。
 同じ時期に、統一王朝最高権力者の称号も、「大王」
から「天皇」へ、変更します。

 文武(新羅の文武王)十年(670年)、倭国更えて日本と
号す。

 自ら言う「日の出づる所に近し」と。
 以て名を為す。
    『よみがえる卑弥呼』吉田武彦 著 駸々堂

 天智天皇が、新羅の文武王に宛てて、「倭国」という
名称から「日本」へ変更を通知しますと、『三国史記
(新羅の歴史書)』に書かれているそうです。
                 <つづく>

  いつから「日本」に その五

  いつから「日本」に その四

  いつから「日本」に その三

  いつから「日本」に その二

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 関東大震災(1923年9月1~2日)において、マグニチ
ュード7台の巨大地震は、五回起きました。
     

 
        今日の問題 
 668年に即位したのは、何天皇でしょう。
                 

 
    夢を実現する学習塾  開 進 学 園
        ホームページ
 

いつから「日本」に その五

 弥生文化も、古墳文化も、朝鮮半島における文化
が、基になります。
 七世紀までの九州と本州と四国は、縄文以来の人
々、弥生以来の人々、新たに朝鮮半島から渡ってき
た人々が、様々な地域文化を織りなし、それぞれの
政治権力を形成していました。
 それらの中で最も強大な政治権力を構築した「ヤマ
ト」は、朝鮮半島における情勢が急変したため、対応
に迫られます。

 661年、滅んだ百済を再興するため九州へ出かけま
すが、斉明「天皇」は亡くなります。
 中大兄皇子はとって返し、対馬などには防人を置く
とともに、筑紫には水城を築き、都を海岸から離れた
大津へ移します。
 天智「天皇」として即位するまでは、朝鮮を統一した
新羅へ、どう対処すべきかに追われた七年間だったで
しょう。             <つづく>

 
  いつから「日本」に その四

  いつから「日本」に その三

  いつから「日本」に その二

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 「万葉のその上代より・・・」の「上代」は、「かみよ」
と読ませています。
     

 
        今日の問題 
 全三巻の『古事記』に対し、『日本書紀』は何巻の
構成でしょう。
                 

 
    夢を実現する学習塾  開 進 学 園
        ホームページ
 

〈 恋 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
〈 恋 〉に因んだ短歌を、紹介します。

  万葉のその上代より変わらずに 
   人につがれし恋心かも 

  別れても十年をわれは恋ひわびぬ 
   死ぬにもまして苦しかりしを 

  過ぎ越しし恋路はるかに迷いたり
   うつつなるかや夢のごとしと 

 〈 瞳の輝き 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 謡 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 友 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 卓球 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 まこと 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 子を思ふ 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 寒 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 乙女 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 秋 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 思ひ 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 命 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


shikishi harimado (2)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

       前回の問題 解答
 「南白亀川」は、「なばきがわ」と読みます。
     

 
        今日の問題 
 「万葉のその上代より・・・」の「上代」は、何と読ま
せているでしょう。
                 

 
    夢を実現する学習塾  開 進 学 園
        ホームページ
 

いつから「日本」に その四

 梅雨から夏へ季節が移る間、文献を読み続けると、
七世紀後半の日本の動向がしだいに明らかになってき
ました。

 『考古学と古代日本』    中央公論社
 『韓国から見た日本文化』  五月書房
 『ベルリッツの世界言葉百科』新潮社
 『日本人の鳴き声』     NTT出版
 『海を渡った縄文人』    小学館
 『天皇はどこから来たか』  新潮社
 『倭人伝を徹底して読む』  大阪書籍
 『日本国を考える』     博文館新社
 『日本語の真相』      文藝春秋
 『古代は輝いていた』    朝日新聞社
 『日本人誕生』       集英社
 『縄文人のことば』     近代文藝社
 『日本語の悲劇』      情報センター出版局
 
 そして、十四冊目で、ついに日本の国号が開始され
た史実に出会うことができました。    
 『よみがえる卑弥呼』    駸々堂
                  <つづく>

  いつから「日本」に その三

  いつから「日本」に その二

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 川廻しで陸地化した旧曲流部は、「フルカワ」と呼ば
れます。
     

  
        今日の問題 
 『日本書紀』が成立した720年に、大隅国と陸奥国
で何が起こったでしょう。 
                 

 
    夢を実現する学習塾  開 進 学 園
        ホームページ
 

いつから「日本」に その三

 本来ならば『日本書紀』に、日本という国号の開始
時期が、明示されてしかるべきです。
 「日本という国家の正統な歴史」を明らかにするため
に、四十年もの長い歳月を費やして完成させた歴史書
なのですから。

 しかしながら『日本書紀』に、「日本」という国号に
ついて言及している箇所は、見当たりません。
 あえて言及するまでもないほど、当時の人々にとっ
て、分かりきった内容だったのでしょうか。
 「日本」という国号を用い始める以前の歴史と、「日
本」という国号を用い始めて以降の歴史と、両者の整
合性を説明できないために、言及できなかったのでし
ょうか。             <つづく>

  いつから「日本」に その二

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 笹川は、小櫃川の支流です。
     

  
        今日の問題 
 日本で初めて編集された編年体の歴史書は、何でし
ょう。
                 

 
    夢を実現する学習塾  開 進 学 園
        ホームページ
 

いつから「日本」に その二

 「日本国」の誕生日に当たるのは、「建国記念日」とさ
れています。
 推古「天皇」の九年(601年)を基準とし、そこから12
60年前の元日(紀元前660年)に、神武「天皇」が即位し
たとされます。
 太陰太陽暦の元日(紀元前660年)を、太陽暦に直す
と、2月11日になるのだそうです。
 この伝承は、あくまでも「初代天皇」の即位に関する
ものであり、「日本」という国号とは何ら関係はありま
せん。

 神武「天皇」の即位から1380年後の720年、『日本書
紀』が成立します。
 日本史に関わるどの本にも、文献上で初めて「日本」
が用いられるのは『日本書紀』と書かれています。
 それゆえ、「日本」という国号が使用され始めるは、
720年より以前となります。     <つづく>

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 次の書き出しで始まる物語名は、『二十四の瞳』で
す。

  十年をひと昔というならば、この物語の発端は今
 からふた昔半もまえのことになる。
     

 
        今日の問題 
 『日本書紀』は、編集開始から完成まで、何年を要
したでしょう。
   A 10年
   B 20年
   C 30年
   D 40年
   E 50年
                 

 
    夢を実現する学習塾  開 進 学 園
        ホームページ