カテゴリー別アーカイブ: 本に囲まれて

いつから「日本」に その五

 弥生文化も、古墳文化も、朝鮮半島における文化
が、基になります。
 七世紀までの九州と本州と四国は、縄文以来の人
々、弥生以来の人々、新たに朝鮮半島から渡ってき
た人々が、様々な地域文化を織りなし、それぞれの
政治権力を形成していました。
 それらの中で最も強大な政治権力を構築した「ヤマ
ト」は、朝鮮半島における情勢が急変したため、対応
に迫られます。

 661年、滅んだ百済を再興するため九州へ出かけま
すが、斉明「天皇」は亡くなります。
 中大兄皇子はとって返し、対馬などには防人を置く
とともに、筑紫には水城を築き、都を海岸から離れた
大津へ移します。
 天智「天皇」として即位するまでは、朝鮮を統一した
新羅へ、どう対処すべきかに追われた七年間だったで
しょう。             <つづく>

 
  いつから「日本」に その四

  いつから「日本」に その三

  いつから「日本」に その二

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 「万葉のその上代より・・・」の「上代」は、「かみよ」
と読ませています。
     

 
        今日の問題 
 全三巻の『古事記』に対し、『日本書紀』は何巻の
構成でしょう。
                 

 
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〈 恋 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
〈 恋 〉に因んだ短歌を、紹介します。

  万葉のその上代より変わらずに 
   人につがれし恋心かも 

  別れても十年をわれは恋ひわびぬ 
   死ぬにもまして苦しかりしを 

  過ぎ越しし恋路はるかに迷いたり
   うつつなるかや夢のごとしと 

 〈 瞳の輝き 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 謡 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 友 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 卓球 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 まこと 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 子を思ふ 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 寒 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 乙女 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 秋 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 思ひ 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 命 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


shikishi harimado (2)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

       前回の問題 解答
 「南白亀川」は、「なばきがわ」と読みます。
     

 
        今日の問題 
 「万葉のその上代より・・・」の「上代」は、何と読ま
せているでしょう。
                 

 
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いつから「日本」に その四

 梅雨から夏へ季節が移る間、文献を読み続けると、
七世紀後半の日本の動向がしだいに明らかになってき
ました。

 『考古学と古代日本』    中央公論社
 『韓国から見た日本文化』  五月書房
 『ベルリッツの世界言葉百科』新潮社
 『日本人の鳴き声』     NTT出版
 『海を渡った縄文人』    小学館
 『天皇はどこから来たか』  新潮社
 『倭人伝を徹底して読む』  大阪書籍
 『日本国を考える』     博文館新社
 『日本語の真相』      文藝春秋
 『古代は輝いていた』    朝日新聞社
 『日本人誕生』       集英社
 『縄文人のことば』     近代文藝社
 『日本語の悲劇』      情報センター出版局
 
 そして、十四冊目で、ついに日本の国号が開始され
た史実に出会うことができました。    
 『よみがえる卑弥呼』    駸々堂
                  <つづく>

  いつから「日本」に その三

  いつから「日本」に その二

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 川廻しで陸地化した旧曲流部は、「フルカワ」と呼ば
れます。
     

  
        今日の問題 
 『日本書紀』が成立した720年に、大隅国と陸奥国
で何が起こったでしょう。 
                 

 
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いつから「日本」に その三

 本来ならば『日本書紀』に、日本という国号の開始
時期が、明示されてしかるべきです。
 「日本という国家の正統な歴史」を明らかにするため
に、四十年もの長い歳月を費やして完成させた歴史書
なのですから。

 しかしながら『日本書紀』に、「日本」という国号に
ついて言及している箇所は、見当たりません。
 あえて言及するまでもないほど、当時の人々にとっ
て、分かりきった内容だったのでしょうか。
 「日本」という国号を用い始める以前の歴史と、「日
本」という国号を用い始めて以降の歴史と、両者の整
合性を説明できないために、言及できなかったのでし
ょうか。             <つづく>

  いつから「日本」に その二

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 笹川は、小櫃川の支流です。
     

  
        今日の問題 
 日本で初めて編集された編年体の歴史書は、何でし
ょう。
                 

 
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いつから「日本」に その二

 「日本国」の誕生日に当たるのは、「建国記念日」とさ
れています。
 推古「天皇」の九年(601年)を基準とし、そこから12
60年前の元日(紀元前660年)に、神武「天皇」が即位し
たとされます。
 太陰太陽暦の元日(紀元前660年)を、太陽暦に直す
と、2月11日になるのだそうです。
 この伝承は、あくまでも「初代天皇」の即位に関する
ものであり、「日本」という国号とは何ら関係はありま
せん。

 神武「天皇」の即位から1380年後の720年、『日本書
紀』が成立します。
 日本史に関わるどの本にも、文献上で初めて「日本」
が用いられるのは『日本書紀』と書かれています。
 それゆえ、「日本」という国号が使用され始めるは、
720年より以前となります。     <つづく>

  いつから「日本」に その一

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 次の書き出しで始まる物語名は、『二十四の瞳』で
す。

  十年をひと昔というならば、この物語の発端は今
 からふた昔半もまえのことになる。
     

 
        今日の問題 
 『日本書紀』は、編集開始から完成まで、何年を要
したでしょう。
   A 10年
   B 20年
   C 30年
   D 40年
   E 50年
                 

 
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〈 瞳の輝き 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
〈 瞳の輝き 〉に因んだ短歌を、紹
介します。

  新任の君が瞳の輝きに 
   既知なる思ひに満つるは奇しき 

  進みゆく世にさまたげのありとして 
   君が瞳の強く輝く 

  瞳合う度にきらめく輝きを
   見のがせじとぞ生命の深き 

 〈 謡 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 友 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 卓球 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 まこと 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 子を思ふ 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 寒 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 乙女 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 秋 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 思ひ 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 命 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


shikishi harimado (2)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

       前回の問題 解答
 第二次朝鮮出兵(慶長の役)から二年後、イギリスは
東洋における植民活動のために、東インド会社を設立
します。
     

 
        今日の問題 
 次の書き出しで始まる物語名は、何でしょう。

  十年をひと昔というならば、この物語の発端は今
 からふた昔半もまえのことになる。
                 

 
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いつから「日本」に その一

 「いつから『日本』と呼ぶようになったのですか」
 このような質問を受けたのは、梅雨も盛りのころ
でした。

 あわてて日本史の教科書や資料集や辞典類に当た
りましたが、いずれも、「いつから『日本』という
国号が使われたか」について、言及されていません。

 「日本」という国号・国名が長らく用いられてきて
いるにもかかわらず、「いつから『日本』と呼ぶよ
うになったか」が明らかでないとは、どういうこと
なのでしょう。
 言及されている文献が手元に見当たらないとなれ
ば、興味は高まるばかりです。   <つづく> 

日本書紀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       前回の問題 解答
 ジェイムズ・クックの航海日誌の( )に入る語句は、
次の通りです。
 
  視界に入るのは、(森)と岩のごつごつした(絶壁)
 ばかりである。
  海沿いの陸地や湾の岸辺、また島などは、いずれ
 も深い(森)に覆われている。
     

 
        今日の問題 
 『日本書紀』が成立したのは、何年でしょう。
                 

 
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