〈 琵琶湖疎水 〉春隣の京都紀行 その六

 琵琶湖の水は、琵琶湖南端から流れ出て、宇治川として京都市街の遥か南部を西進して行きます。
 比良山地に隔てられて、琵琶湖の西方に位置する京都市街へ、琵琶湖の水は寄与せずにきました。

 明治に入り、琵琶湖の水を京都市街へ導こうという構想が高まります。
 重機が無い時代に、人力を用いて。
 お抱え外国人に頼らず、日本人だけの手で。

京都 琵琶湖疎水 水路

 琵琶湖疎水の蹴上にあるトンネルには、「楽百年之夢」という扁額が掲げられています。

 京都の水不足を解消させよう。
 都でなくなった京都に活力を与えよう。

 京都新時代を創出する、願いが込められています。
京都 琵琶湖疎水 トンネル
 
 琵琶湖疎水の活用の第一は、水運です。
 
 ただし、下りはともかく、上りが大変です。
 そこで、線路上の台車に船を載せて上る、インクラインが考案されました。

 大自然に敢然と向き合う先人達の気概に、感心するばかりです。
京都 琵琶湖疎水 インクライン

〈 禅林寺(永観堂)の多宝塔 〉春隣の京都紀行 その五

〈疎水分水路(哲学の道) 〉春隣の京都紀行 その四

〈 東山慈照寺(銀閣寺) 〉春隣の京都紀行 その三

〈 梅苑「花の庭」 北野天満宮 〉春隣の京都紀行 その二

〈 大文字の火床は雪化粧 〉春隣の京都紀行 その一
 

 

      前回の問題 解答
 本丸の全ての建物と追手門が現存している城郭は、高知城だけです。
 
 

       今日の問題 
 琵琶湖疎水第二トンネル出口に掲げられている扁額の「 」に入る漢字は、それぞれ何でしょう。
  随「 」到「 」源

 

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