月別アーカイブ: 2022年3月

花吹雪 その一

 農作業の目安を示すそれぞれの地域のサクラが
開花し出すと、田起こしが始まります。

 昔の田起こしの主役は、ウマ(ウシ)でした。 
 大きな鋤を引いて水田を行き来するウマの背か
らは、大粒の汗が垂れ出し、湯気となって立ち上
がります。
 鼻息も荒く一歩一歩進む様子から、さぞかし辛
い作業であることが分かります。

 日本の在来馬は、縄文時代からの小型馬に始ま
ります。
 体高は120cmぐらい、体重は190kgぐらいです。

 4~5世紀になると、モンゴル系のウマが日本
入り、中型馬に代わります。
 体高は130cmぐらい、体重は400kgぐらいです。

 サラブレッドだと、体高が170cmぐらい、体重
が900kgにもなります。
 小型馬にしろ、中型馬にしろ、サラブレッド
に比べれば、体格ではかなりの差がありました。
 それでも、頑強さは勝っています。
 蹄鉄を付けずに、かなりの重量を駄載できまし
た。            < つづく >

ウマ 疾走
 写真の出典『動物たちの地球 123』朝日新聞社
 
       前回の問題 解答
 「一億年前の一日」は約23時間20分なので、「現
在の一日」に比べ40分ほど短いです。
 

 
        今日の問題 
 日本在来馬一頭に積む荷重の単位「駄」は、何kg
に相当するでしょう。
   A 約1kg
   B 約11kg
   C 約113kg
   D 約1133kg
     

 
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〈 時間について考える 〉表現学習の作品から

 今回の表現学習は、時間についてまとめてもら
いました。

 Aさんは、長く続いてほしい時は時間が速く過
ぎ、短くなってほしい時は時間が縮まない経験か
ら、時間の大切さを訴えています。

 Bさんは、歳を重ねるごとに、以前より時間が
短く感じられると言います。
 時間の長さは、不変ではないのでしょうか。

 Cさんは、時計で計る時間に変化がなくとも、
心で計る時間は絶えず変化していることを、まと
めています。

 Dさんは、集中して時間を有効に活用する方法
を考えました。
 その一つが、15分ほどの仮眠です。

hyougengakusyuu 2022 03 jikan

〈 二酸化炭素を削減するために 〉
            表現学習の作品から

〈 「人生100年時代」に思う 〉
            表現学習の作品から

〈 地域を紹介する詩 〉  表現学習の作品から

〈 科学月刊誌『ニュートン』を資料として 〉
            表現学習の作品から

〈 浦島太郎の昔話を基にして 〉
            表現学習の作品から

〈 関心のあるテーマを選んで 〉
            表現学習の作品から

〈 コンビニの24時間営業 〉表現学習の作品から
 
 
 
       前回の問題 解答
 ブルー・ラグーンは、「世界最大の露天風呂」
です。
 

 
        今日の問題 
 「一億年前の一日」は、「現在の一日」に比べ、
長いでしょうか、同じでしょうか、短いでしょ
うか。
     

 
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虹の中のアイスランド その10

 きれいな空を維持するためには、発電様式とと
もに、暖房様式も、気になります。

 自然環境に依拠した電力が供給されているとは
言え、10月になれば0℃を下回ることもある北国
です。
 暖房を電力だけに頼るとなると、心配です。
 その点、アイスランドは恵まれています。
 山々から、温泉という素敵なプレゼントが頂け
るからです。

 首都のレイキャビークから車で50分ほどの地点
に、ブルー・ラグーンがあります。
 地熱発電所に隣接しているこの温泉は、露天風
呂というより、「溶岩に囲まれた湖」という表現が
合っています。
 広さ1haぐらいの湖(露天風呂)を満たすに余り
ある温泉は、街の家庭へも供給されます。

 各家庭には、水道の蛇口とともに、温泉の蛇口
が、設置されています。
 温泉は、温水として使用するだけでなく、暖房
にも使用されます。      < つづく >

アイスランド 日本 世界地図 赤矢印
 

   虹の中のアイスランド その9

   虹の中のアイスランド その8

   虹の中のアイスランド その7

   虹の中のアイスランド その6

   虹の中のアイスランド その5

   虹の中のアイスランド その4

   虹の中のアイスランド その3

   虹の中のアイスランド その2

   虹の中のアイスランド その1

 
 
       前回の問題 解答
 利根川東遷事業によって印旛沼が外水に襲われ
るようになってから、印旛沼開発事業によって印
旛沼が外水に襲われなくなるまで、315年かかり
ました。
 

 
        今日の問題 
 ブルー・ラグーンは、「世界〇〇の露天風呂」
です。
 この〇〇に入る語句は、何でしょう。
     

 
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『利根川・印旛沼・花見川』 3月の開進学園だより

 印旛沼周辺は、度重なる洪水に悩まされてきま
した。
 一つは、内水と呼ばれる、印旛沼流域内に降っ
た大雨がもたらす洪水です。
 もう一つは、外水と呼ばれる、利根川流域内に
降った大雨がもたらす洪水です。

 通常時、利根川の水面は、印旛沼の水面よりも
低くなっています。
 洪水時、利根川の水面は、印旛沼の水面よりも
高くなります。

 印旛沼と利根川とを結ぶ唯一の河川・長門川は、
通常時に印旛沼から利根川へ流れていたのに、洪
水時になると利根川から印旛沼へ一挙に流れ下っ
てきます。
 この状態を改善するには、印旛沼に押し寄せる
大水の排水路を築かねばなりません。

 そこで着目されたのが、印旛沼と江戸湾(東京
湾)の間にある分水界を境にして、印旛沼側へ流
れる新川と、江戸湾側へ流れる花見川とを繋ぐ、
掘削工事でした。

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『タコの意識』      2月の開進学園だより

『漢字変換 おせちの巻』1月の開進学園だより

『1から数える 0から数える』                       
            12月の開進学園だより

『千葉県の北東端・東南端・南西端・西北端』
            11月の開進学園だより

『この照る月は』     10月の開進学園だより

『窒素と地球』      9月の開進学園だより

『流路短縮 川廻し』    8月の開進学園だより

『季節の移ろい』     7月の開進学園だより

『「禁止マスク」と「義務マスク」』
            6月の開進学園だより

 
『昆虫の親子』     5月の開進学園だより

『四万十の流れ』     4月の開進学園だより

『三日狐狼狸と19世紀』  3月の開進学園だより

 
 
       前回の問題 解答
 次の和歌の〇に入る語句は、鶯です。
   冬こもり 春さり来れば あしひきの
    山にも野にも 〇鳴くも
      『万葉集 第1824首』
 

 
        今日の問題 
 利根川東遷事業によって印旛沼が外水に襲われ
るようになってから、印旛沼開発事業によって印
旛沼が外水に襲われなくなるまで、何年かかった
でしょう。
     

 
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ウグイスの初音 ウメの落花

 先週の6日に訪ねた里山で、ウグイスは、微か
に音を漏れ出していました。

 一週間を隔てた13日、同じ里山では、ウグイス
が、途切れ途切れの状態から、僅かに僅かに音色
を整えています。
 そして、ついに達成しました。
   ホーホケキョ ケキョケキョ
 ウグイスの初音です。

紅梅

 13日は、太陰太陽暦で二月十一日。
 二月の花札には、ウグイスとウメが組み合わさ
れています。
 ウグイスがウメの木に止まって啼いてくれれば
最高なのですが。

 しかし、50年以上に渡ってウグイスを観察され
続けている専門家でも、ウグイスがウメの木に止
まっている状態すら、見たことはないのだそうで
す。

 折しも早春を彩ってきた紅梅と白梅の古木は、
ウグイスに後を託すかのように、花びらを春風に
預けていました。

  梅の花 散り乱ひたる 岡びには
   鶯鳴くも 春かたまけて
     『万葉集 第838首』

白梅

 
       前回の問題 解答
 パンダの前肢の指は、六本です。
 

 
        今日の問題 
 次の和歌の〇に入る語句は、何でしょう。
   冬こもり 春さり来れば あしひきの
    山にも野にも 〇鳴くも
      『万葉集 第1824首』
     

 
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パンダが「発見」された日

 1869年の3月11日、アルマン・ダヴィッド(フラ
ンス人・宣教師にして植物学者)は、パンダの毛
皮を手に取りました。
 そして、パリの国立自然史博物館へ、パンダの
毛皮を送りました。
 そこで、この日をもって、「パンダの発見記念
日」とされているようです。

 とは言え、パンダは、「タケを食べる白黒模様
をしたクマのような動物」として、かなり古くか
ら認識されていました。
 「タケクマ」や「シロクマ」など、様々な呼び名
が残されています。
 パンダは、紀元前をはるかに超える昔から、
中国などの深山に住む人々に、目撃されていた
ようです。

 パンダは、持ち前の警戒心によって、動きが
遅くても、攻撃力が弱くても、生き延びてきま
した。
 広大な面積の深山を、数匹ずつ生息域を分け
て暮らしてきました。
 その深山へ、ヒトが押し寄せ、伐採したり、
林道が建設されます。
 パンダは、ヒトの手にかかる物には、警戒し
て近寄りません。
 そのため、他の生息域に住むパンダとの交流
が妨げられ、愛を育む相手に出会う機会がなく
なってします。
 こうして、パンダの生息する範囲は、東南ア
ジアから中国の中部までの広い地域から、四川
省などごく限られた地域へ、激減しました。

 パンダの「発見」が、大自然の保護に繋がると
いいのですが。

パンダ
 写真の出典 『ニュートン 2000年12月号』
         ニュートンプレス
 
       前回の問題 解答
 日本(2020年)で、水力発電は7.9%、地熱発電
は0.25%です。
 

 
        今日の問題 
 パンダの前肢の指は、何本でしょう。
     

 
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虹の中のアイスランド その9

 火の山は、死をもたらす山であるとともに、恵
みをもたらす山でもあります。

 一人当たり電力使用量は、アイスランドがダン
トツの世界第一位です。
 世界第二位のノルウェーの、約二倍です。
 日本の、約七倍にもなります。

 アイスランドの発電において、地熱発電の割合
は急速に増加しています。
  1876年  0.2%
  2001年 18.1%
  2019年 30.3%
残りは、水力発電です。

 アイスランドは、水力発電と地熱発電だけで、
全ての発電を賄っています。
 火力発電も、原子力発電も、ありません。
 100%、自然環境に依拠した発電が実現されて
います。
 アイスランドは、風がよごれていない国なので
す。             < つづく >

アイスランド 日本 世界地図 赤矢印
 

   虹の中のアイスランド その8

   虹の中のアイスランド その7

   虹の中のアイスランド その6

   虹の中のアイスランド その5

   虹の中のアイスランド その4

   虹の中のアイスランド その3

   虹の中のアイスランド その2

   虹の中のアイスランド その1

 
       前回の問題 解答
 ナウマン象の骨格発掘により、日本列島とユー
ラシア大陸はかつて陸続きであったことが、解り
ます。
 

 
        今日の問題 
 日本(2020年)での水力発電と地熱発電が占める
割合は、それぞれ何%でしょう。
     

 
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