江戸幕府が成立してから36年後に、川越城は拡張し整備されます。
三の丸などの曲輪は九ヶ所、富士見櫓などの櫓は三ヶ所、西大手門などの門は十三ヶ所・・・という大規模です。
面積は、32万6千平方メートルにも達します。
以後、柳沢吉保など七名の老中が、この川越城を居城としています。
江戸幕府が成立してから243年後、川越城は大火に襲われます。
消失した二の丸御殿に代って建てられたのが、本丸御殿です。
建物の合計は十六棟、面積は合わせて千二十五坪に達します。
本丸御殿の玄関を入ってすぐの広間は三十六畳、左右に続く広間を合計すると百畳にもなります。
このような本丸御殿が現存するのは、川越城と高知城、日本中で二ヶ所だけです。

前回の問題 解答![]()
『徒然草』の巻末・第二百四十三段で、少年から仏について問い詰められた父親が返答しています。
「空」よりやふりけん。
「土」よりやわきけん。
今日の問題
「初雁城」とも「雲隠城」とも呼ばれるのは、どこの城でしょう。
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