武器も基地も無い平和 スヴァールバル諸島とオーランド諸島 その12

 フィンランドでロシアからの独立運動が高揚するころ、オーランド諸島ではスウェーデンへの帰属を求める動きが高まっていました。

 第一次世界大戦の和平交渉であるパリ平和会議において、オーランド諸島の帰属問題も取り上げられましたが、協議は進みません。 
 そのような中、フィンランドは「オーランド諸島自治法」を制定したため、オーランド諸島住民との間に軋轢が深まります。

 オーランド諸島がスウェーデンに帰属するかフィンランドに帰属するかの対立は、設立後間もない国際連盟へ持ち込まれます。
 国際連盟理事会は、調査と協議を経た後、「オーランド諸島は、フィンランドに帰属し、永久に非武装中立を続ける」と決議します。

 この決議を受けて、フィンランドとスウェーデンの両国が合意したのが、「オーランド諸島の非要塞化と中立化に関する協定」です。
      < つづく >

スヴァールバル オーランド 白地図 ABC
    A 北極点
    B スヴァールバル諸島
    c オーランド諸島

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
   諸島とオーランド諸島 その11

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
   諸島とオーランド諸島 その10

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
   諸島とオーランド諸島 その9

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
   諸島とオーランド諸島 その8

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
   諸島とオーランド諸島 その7


 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
   諸島とオーランド諸島 その6

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
   諸島とオーランド諸島 その5

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
   諸島とオーランド諸島 その4

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
   諸島とオーランド諸島 その3

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
   諸島とオーランド諸島 その2

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
   諸島とオーランド諸島 その1

 
 
       前回の問題 解答
 スペイン王国でイスラム教からキリスト教へ改宗させられた人々を、「モリスコ」と呼びました。
  
 

 
        今日の問題 
 1920年に発足して間もない国際連盟に、ロシア革命直後のソヴィエト政権は加盟していたでしょうか。
 
 
  
    夢を実現する学習塾  開 進 学 園
        ホームページ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です