〈 山頭火ふるさと館 〉本州の海岸線一周 その113

  分け入っても分け入っても青い山

 種田山頭火の代表作です。
 山頭火は、大地主の長男として生まれ、裕福な幼少時を送ります。

 しかし、10歳の時、母親が投身自殺します。
 26歳の時、新しく始めた酒造業が二年で行き詰まり、家屋敷を売却します。
 34歳の時には、父親は消息が不明となり、弟は自ら命を絶ちます。

 このような波乱を踏まえて、42歳で出家します。
 43歳からは、句作の旅に日本各地へ出向きます。

 河東碧梧桐に始まる、それまでの俳句と一線を画す自由律俳句です。
 五七五の定型を廃し、季語や切れ字を用いない俳句です。

 57年の生涯で作った俳句は、12000を超すと言われています。
 その中の三句です。

  また見ることもない山が遠ざかる
  けふもいちにち風を歩いてきた
  どうしようもない私が歩いている

 防府市(山口県)は種田山頭火のふるさとで、山頭火ふるさと館には山頭火の足跡が展示されています。

山口県 山頭火ふるさと館

〈 きらら浜と瓦そば 〉
     本州の海岸線一周 その112

〈 宇部市の海底炭鉱 〉
     本州の海岸線一周 その111

〈 宇部市のときわ公園 〉
     本州の海岸線一周 その110

〈 壇ノ浦 〉本州の海岸線一周 その109

〈 火の山 〉本州の海岸線一周 その108

〈 唐戸市場とフクマネキン 〉
     本州の海岸線一周 その107

〈 関彦橋 〉本州の海岸線一周 その106

〈 世界一小さい下関漁港閘門 〉
     本州の海岸線一周 その105

〈 本州最西端・毘沙ノ鼻 〉
     本州の海岸線一周 その104


〈 角島大橋 〉本州の海岸線一周 その103

 

     前回の問題 解答
 本能寺の変の前日、本能寺で大茶会が催されました。
                              

 
 
     今日の問題  
 種田山頭火による次の俳句の○と○に入る漢字は、何でしょう。
   また一枚脱ぎ捨てる○から○ 
      

    

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