茶室は戦国の世を その5

 足利将軍家が唐物の収集を増やし続けられたのも、八代将軍・足利義政のころまでです。
 室町幕府の力が衰え出すと、唐物の収集はままならなくなります。
 収集を重ねて数を増やすどころか、一口また一口と、手放さざるを得ません。 

 美術的な価値がどうであれ、足利将軍家によって収集されていたというだけで、唐物の「価値」は格段に高まっていきました。

 この「価値」ある唐物を賜うことで、足利将軍家は、権威を保たせてきました。
 賜った唐物は、足利将軍家の御物であるだけで、垂涎の的でした。
 一介の唐物に過ぎないとしても、御物だったというだけで名物と見なされたのでした。
        < つづく >

 茶室 松花堂

 茶室は戦国の世を その4

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     前回の問題 解答
 海水よりも濃い塩水を飲むことができる唯一の哺乳類は、フタコブラクダです。 
                          

 
 
     今日の問題  
 衰退する足利将軍家に代わって、唐物を精力的に収集し出した武将は、誰でしょう。
   

    

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