カテゴリー別アーカイブ: 本に囲まれて

死して桜を残す 第二回

 動物も、植物も、この世に生を得たも
のは全て、死後に土へ帰ります。
 海中生活から陸上生活へ変えた動植物
は、何億年もの歳月をかけて、岩と砂ば
かりだった大地を、養分を含んだ土壌に
していきました。
 動植物は、土壌から生を得ては、土壌
に死する繰り返しを、営々と続けます。
 累々たる屍体を得て、大地はますます
ふくよかになり、新たに多くの動植物を
育んでいきます。

 その中でもとりわけ桜は、開花が見事
で、花が美しいため、人々の心を奪わず
におきませんでした。
 梅やコブシなど、葉が芽吹かぬ枝々か
ら花を咲かせる春の花木は数え切れませ
んが、農作業を本格的に再開する時期に
咲き出す桜は、農の営みを先導し、他の
花木には代えられない存在感があります。

 この存在感ゆえ、人々は死者を葬る地
の付近に、桜を次々と植えていきます。
 「人の屍体」を得た桜は、美しさに一
段と磨きがかかります。 <つづく>

  死して桜を残す 第一回

sakura 2018

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 小腸の長さは、生体で2~3m、死後で
6~7mです。

 
      今日の問題 
 次の一文で終わる作品の名前は、何で
しょう。

 今こそ俺は、あの桜の樹の下で酒宴を
ひらいている村人たちと同じ権利で、花
見の酒が呑めそうな気がする。 

 
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死して桜を残す 第一回

 梶井基次郎の『桜の樹の下には』は、
次の書き出しで始まっています。

 桜の樹の下には屍体が埋まっている。
 これは信じていいことなんだよ。なぜ
って、桜の花があんなにも見事に咲くな
んて信じられないことじゃないか。

 桜の開花の見事さや桜の花の美しさの
秘密を、これほど端的に表現している作
品は、他にあるでしょうか。

 「馬のような屍体」「犬猫のような屍体」
「人間のような屍体」から染み出る「水晶の
ような液体」が、根から吸い込まれ、幹へ、
枝へと吸い上げられて、ついには桜の花に
なるというのです。

 もとより屍体が埋まっているのは、桜の
樹に限りません。
 あらゆる樹々の下には、屍体が埋まって
います。
 動物だけでなく、植物の屍体も含めて。
              <つづく>

sakura 2018

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 ア day
   May
 イ week
   June
 ウ month
   Aoril
 エ Sunday
   August
 オ morning
   October

 エ Monday Friday など
 オ Tuesday January など

 
      今日の問題 
 次の書き出しで始まる作品名と作者は、
何でしょう。
 
 猫の耳というものはまことにおかしな
ものである。
 

 
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『十七条憲法』の謎 その十七

 中大兄皇子(皇太子)は、厩戸皇子を
「聖徳太子」というスーパースターとし、
蘇我馬子を逆賊に仕立てあげます。
 蘇我「入鹿」の殺害を正当化するととも
に、皇太子が天皇に代わって国政を動か
す称制の先例を創っておきたかったから
でしょう。

 中大兄皇子と志を同じくする者達は、
大和政権を刷新して大化の改新を断行す
るとともに、歴史の改変も強行します。

 1 「蘇我馬子による治世」を、「聖徳太
  子による治世」へ、置き換える
 2 蘇我「蝦夷」と蘇我「入鹿」の本名を
  抹殺して、蔑称しか伝承させない
 3 蘇我臣の名誉を記した歴史書であ
  る『国紀』と『天皇紀』を、焼却し
  て歴史から抹殺する
 4 改変した歴史を「正史」として後世
  に伝えるために、『日本書紀』を編
  纂する

 蘇我「入鹿」を殺害し(645年)、『日本書
紀』を完成させる(710年)までを、6.15ク
ーデターとします。
 6.15クーデターは、1300年後の現代まで、
史実がねじ曲げられたと気付かせない、「正
史」と信じて疑わせない、史上空前の歴史改
変でした。
 それほどまでに、当時は「忿・瞋・怒が
渦巻く時代」だったのでしょう。

 くわしくは、『忿と瞋と怒が渦巻く時
代 6.12クーデターと十七条憲法』(月
刊 学びあう輪)をお読み下さい。
  

『十七条憲法』の謎 その十六

『十七条憲法』の謎 その十五

『十七条憲法』の謎 その十四

『十七条憲法』の謎 その十三

『十七条憲法』の謎 その十二

『十七条憲法』の謎 その十一

『十七条憲法』の謎 その十

『十七条憲法』の謎 その九

『十七条憲法』の謎 その八

『十七条憲法』の謎 その七

『十七条憲法』の謎 その六

『十七条憲法』の謎 その五

『十七条憲法』の謎 その四

『十七条憲法』の謎 その三

『十七条憲法』の謎 その二

『十七条憲法』の謎 その一

hinon syoki hyoushi
 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 「女性と生れしし・・・」の歌の「女性」
は、「おみなご」と読ませています。

 
      今日の問題 
 蘇我「入鹿」が、中大兄皇子等に殺害さ
れたのは、何月何日でしょう。
 

 
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『十七条憲法』の謎 その十六

 蘇我馬子は、厩戸皇子と密接な血縁関
係があります。

 「蘇我馬子の長姉の子」が、「厩戸皇子の
父」です。
 「蘇我馬子の次姉の子」が、「厩戸皇子の
母」です。
 「蘇我馬子の娘」が、「厩戸皇子の妻」です。
 
 蘇我馬子は政事を担当し、推古天皇は祭
事を担当していました。
 このような分担体制の下で、厩戸皇子は
政治的な野心どころか、政治的な関心すら、
稀薄でした。
 もし政治的な野心や政治的な関心があっ
たなら、厩戸皇子は、皇太子にはなれず、
殺害されていたでしょう。

 厩戸皇子は、飛鳥の都から離れた斑鳩の
地で、妻4人と子14人とともに、平穏なマ
イホーム生活を送っていました。

 厩戸皇子が初陣を飾ったのは、13歳。
 その際、ともに戦った蘇我馬子から、お
おらく強烈な印象を受けたことでしょう。

 蘇我馬子のちょうど二回り下に当たるの
が、厩戸皇子です。
 蘇我馬子 550年 午年の生まれ
 厩戸皇子 574年 午年の生まれ

 蘇我馬子と厩戸皇子の仲は、午(馬)があ
って、ウマくいっていたと、思われます。
            <つづく>

 くわしくは、『忿と瞋と怒が渦巻く時
代 6.12クーデターと十七条憲法』(月
刊 学びあう輪)をお読み下さい。
  

『十七条憲法』の謎 その十五

『十七条憲法』の謎 その十四

『十七条憲法』の謎 その十三

『十七条憲法』の謎 その十二

『十七条憲法』の謎 その十一

『十七条憲法』の謎 その十

『十七条憲法』の謎 その九

『十七条憲法』の謎 その八

『十七条憲法』の謎 その七

『十七条憲法』の謎 その六

『十七条憲法』の謎 その五

『十七条憲法』の謎 その四

『十七条憲法』の謎 その三

『十七条憲法』の謎 その二

『十七条憲法』の謎 その一

hinon syoki hyoushi
 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 歯茎が赤いと、胃が炎症を起こしてい
る可能性があります。

 
      今日の問題 
 厩戸皇子が亡くなったのは、何年でし
ょう。
 

 
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「春を待つ」 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「春を待つ」に因んだ短歌を、三首紹介
します。

  

   春を待つ心の息吹あたたかく 
    人の世にある花なれと知る 

   薪運ぶ子らの足許危ぶみて 
    ぬかるみを行く陽に祈りつつ 

   桃の花活けたる室の窓のへに
    あわ雪ながる春浅みかも 
 
haruwo matsu
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 エル・アルト国際空港と首都・ラパス
との標高差は、432mあります。

      今日の問題 
 2月22日は、「ニャンの日」でしょう。

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『十七条憲法』の謎 その十五

   『十七条憲法』第一条
 似和為貴 無忤為宗
 和をもって貴しとし 
  忤うことなきを宗とせよ
 天皇を中心とする体制は貴く
  この体制に忤ってはならない

   『十七条憲法』第十七条
 夫事不可独断 必与衆宣論
 それことは独断するべからず
  必ず衆とともに論うべし
 政事に携わる者の中で独断があっては
ならない
  関係する者たちは必ず話し合いなが
 ら事を進めなさい

 第一条から第十七条に至るまで、『十
七条憲法』は、蘇我臣が担ってきた政治
運営を念頭に置いています。
 このような『十七条憲法』を、厩戸皇
子が作成するでしょうか。
           <つづく>

 くわしくは、『忿と瞋と怒が渦巻く時
代 6.12クーデターと十七条憲法』(月
刊 学びあう輪)をお読み下さい。
  

『十七条憲法』の謎 その十四

『十七条憲法』の謎 その十三

『十七条憲法』の謎 その十二

『十七条憲法』の謎 その十一

『十七条憲法』の謎 その十

『十七条憲法』の謎 その九

『十七条憲法』の謎 その八

『十七条憲法』の謎 その七

『十七条憲法』の謎 その六

『十七条憲法』の謎 その五

『十七条憲法』の謎 その四

『十七条憲法』の謎 その三

『十七条憲法』の謎 その二

『十七条憲法』の謎 その一

hinon syoki hyoushi
 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
  公職選挙法 第35条
 選挙は、投票により行う。

      今日の問題 
 蘇我馬子は、大臣に何年間在位してい
たでしょう。 

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保科正之と明暦の大火

 江戸時代初期の正月十八日、江戸の町
の大半を焼き尽くす大火事が発生します。
 焼死者は、37000名とも、100000名と
も言われ、江戸時代で最大の大火事にし
て、戦災や震災を除けば日本史上で最悪
の惨事です。

 翌十九日、火の手は江戸城内をも襲い、
天守閣は焼け落ちます。

 火災が収まった翌々日の二十日、江戸
の町は大雪に見舞われ、かろうじて逃げ
延びた人々に凍死者が続出します。

 時の将軍・家綱は、17歳。
 将軍に代わって難事の采配を奮ったの
は、保科正之。
 前将軍・家光から後事を託された、会
津藩主です。

 延焼中に行ったのは、幕府の米倉の開
放です。
 伝え聞いた人々は、協力して延焼を食
い止め、米倉を守ります。
 鎮火した後、米倉から米を持ち出し、
大量の炊き出しが実施されます。

 大火後の復旧に当たっては、延焼を防
ぐために、広小路を設けるなどの、都市
計画を進めます。
 一方、消失した江戸城の天守閣は、戦
さの時代は過ぎたとして、再建させませ
んでした。

 江戸時代の末期、江戸の街は戦火に見
舞われることなく、江戸城も、天守閣も、
出番はありません。

 保科正之を祖とする会津松平藩は、薩
長土肥の連合軍と、徹底抗戦。
 鶴ヶ城の天守閣は、砲弾の集中攻撃を
浴びます。

 保科正之 十二月十八日(太陰太陽暦・
     2018年のカレンダーでは2月
     3日) 永眠
      享年 六十一

     辞 世
  万代といはひ来にけり会津山 
   高天の原の住み家もとめて

 画像の出展『会津松平家の祖 保科正之』
        会津若松市観光公社・発行   

hoshina masayuki
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 日本で、精神障害者が福祉の対象とな
ったのは、1995年からです。
 
 

      今日の問題 
 保科正之が会津に伝えた「高遠そば」
とは、どのようなものでしょう。

 
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