カテゴリー別アーカイブ: 本に囲まれて

〈 心 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、〈 心 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

 わが心なぐさめかねてさりげなく 
  涙ぬぐひぬ君は知れりや 

 ほほゑめる人の美ししづかなる 
  心のひかり面にうつりて 

 君と行く道おのづからつつましく
  こころ豊かに過ごさんものと 

shikishi harimado (2)

 〈 山 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 眼 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 道 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 悲し 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 時 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 夢 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 生命 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 月 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 獨り 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 別れ 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 
 
 
 
 
 
      前回の問題 解答
 東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故による放射性物質は、西方では、千葉県は言うに及ばず、香川県や兵庫県まで到達しました。
 

      今日の問題 
 「心算」は、熟字訓で何と読むでしょう。
    

 
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〈 山 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、〈 山 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

 数多度山にのぼりて薪負ふ 
  子等の身強くあらせ給へと 

 よつづみを手折りし子らは列におくれ 
  汗あえにつつ山を下り来も 

 秋晴れの山に集ひて教え子と
  働く今日のひと日楽しも 

shikishi harimado (2)

 〈 眼 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 道 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 悲し 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 時 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 夢 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 生命 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 月 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 獨り 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 別れ 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 永遠 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 
 
 
 
      前回の問題 解答
 化学肥料を大量に投下して生産量を拡大しようとしたものの、農地はやせ細り収穫も減少した、1960~1970年代の取り組みは、「緑の革命」と呼ばれました。
 

       今日の問題 
 「数多」は、何と読むでしょう。

 

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永井荷風と市川市菅野

 京成八幡駅で下車して北へ向かうと、その小路は「荷風ロード(荷風の散歩道)」と呼ばれています。
 小路を北へ北へ進むと、菅野で最も標高が高い地点に、白幡天神社が鎮座しています。
 木々が生茂る境内の東寄りには、永井荷風の石碑が立っています。

 永井荷風は、アメリカへ渡っては『あめりか物語』を、フランスへ渡っては『ふらんす物語』を、日本へ戻っては『つゆのあとさき』などを著し続けていました。

 1945年3月9日、大空襲により東京麻布で罹災します。
 同年5月25日には、転居した東京中野でも罹災します。
 同年6月28日には、東京を脱出して向かった岡山で三度罹災します。

 そうこうしているうちに、終の棲家と定めたのが、市川市菅野です。
 永井荷風は、移り住んだ市川市菅野近辺の終戦直後の様子を、次のように描写しています。

 わたくしは日々手籠をさげて、殊に風の吹荒れた翌日などには松の茂った畠の畦道を進み、枯枝や松毬を拾ひ集め、持ち帰って飯を炊ぐ薪の代わりにしてゐる。また野菜を買ひに八幡から鬼越中山の辺まで出かけてゆく。それはいづこも松の並木の聳えてゐる砂道で、下肥を運ぶ農家の車に行き逢ふ外、殆ど人に出会ふことはない。洋服をきたインテリ然たる人物に行逢ふことなどは決して無い。
  『葛飾土産』 現代日本文學体系 第24巻 筑摩書房

 永井荷風 1959年4月30日 逝去
      享年 八十

永井荷風 石碑

新古今和歌集と後鳥羽上皇

ぬしなき宿となりぬとも 源実朝

咲きかけし  井伊直弼
 
 
 
      前回の問題 解答
  鹿島港付近を通る北緯36度線上を西進すると、日本海側の越前岬へ到達します。

       今日の問題 
 白幡天神社境内に立つ、永井荷風の石碑に刻まれた和歌の「 」に入る語句は、何でしょう。
   松しげる生垣つヾき花かをる
    「 」はげにもうつくしき里 

 

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〈 眼 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、〈 眼 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

  涙なす思ひ出たどり獨りして 
   眼閉づれば浮かぶ面影 

  背の君の胸にかかれる遠眼鏡 
   わが眼にあてて見にしかの地や 

  君が眼に君が胸にぞこの年は
   弱き吾すら生きとし生きつ 

shikishi harimado (2)

 〈 道 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 悲し 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 時 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 夢 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 生命 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 月 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 獨り 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 別れ 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 永遠 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 
 
 
      前回の問題 解答
 本州の海岸線に沿った車両通行可能な道路の総延長は、約7000kmです。
 
 

       今日の問題 
 「眼間」は、何と読むでしょう。

 

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壊れる前に その九

 私は、勉強が嫌いだ。
 分からないから。
 だから、今までろくに勉強してこなかった。 
   中 略
 「分からないからやらない」のではなく、「やらないから分からない」ということは、自分でもよく知っている。
 学ぶことを、楽しいとは思えない。
   後 略

 ある塾生が、表現学習でこのように書いてきました。
 その塾生といろいろ話していくうちに、『壊れた脳 生存する知』を読むように勧めました。

 翌日、その塾生は「一晩で読み終えました」と、本を返してきました。

 しばらくしてその塾生は、五時間に渡る学習に熱中し続けています。
            < 完 > 

壊れた脳

  壊れる前に その八

  壊れる前に その七

  壊れる前に その六

  壊れる前に その五

  壊れる前に その四

  壊れる前に その三

  壊れる前に その二

  壊れる前に その一

 
 
 

       前回の問題 解答
 カレンダーで3月29日は、太陰太陽暦で閏二月八日です。
 前日の閏二月七日に火葬に付されたのは、平清盛です。
 
 

        今日の問題 
 次のことわざの「 」に入る語句は、何でしょう。
    「 」は一生

 

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〈 道 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、〈 道 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

  生と死の境にありて心深く 
   父はまことの道悟れりと 

  教育の道に生くるも婦となるも 
   助けんとこそ君はのたまふ 

  生徒等と共に往かまし一すぢの
   奉仕の道の美わしくして 

shikishi harimado (2)

 〈 悲し 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 時 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 夢 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 生命 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 月 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 獨り 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 別れ 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 永遠 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 

       前回の問題 解答
 清少納言は、『枕草子』の第一段で、季節ごとに趣があるものを多数挙げていますが、一つだけ「わろし(感心しない)」ものを挙げています。
 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も灰がちになりてわろし。
 
 

        今日の問題 
 カレンダーで3月29日は、太陰太陽暦で閏二月八日です。
 前日の閏二月七日に火葬に付された平家の代表的人物は、誰でしょう。

 

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壊れる前に その八

 脳出血と脳梗塞を繰り返し発病してきた山田規畝子さんは、何のために勉強するかについて、次のように記しています。

 「なんのために勉強するの」
 もし子どもにそう聞かれたら、私はこう答えたい。
 「脳が壊れても、ちゃんと生きていくためよ」 

 脳が壊れて貧弱な思考しかできなくなっても、わずかに働く脳細胞をフル稼動して、重要な人生の選択や決断をしなければならないときがある。
 そのときの判断材料となるのも、やはり経験だ。
 経験のないことは、脳にも記憶されていない。
 ないものはどうやったって、引きだしようがない。
 だから、若くて元気なうちに、なんでも経験したほうがいい。
 経験さえしておけば、脳はどこかに記憶しておいてくれる。
 あとでたくさんの部屋の中から探し出してくれる。
 たとえ歳をとっても、脳の一部が壊れても。
    『壊れた脳 生存する知』
        山田規畝子 著 講談社 

         < つづく > 

壊れた脳

  壊れる前に その七

  壊れる前に その六

  壊れる前に その五

  壊れる前に その四

  壊れる前に その三

  壊れる前に その二

  壊れる前に その一

 
 

       前回の問題 解答
 疎水分水路沿いの「疎水端」は、後に「哲学の道」と呼ばれます。
 
 

        今日の問題 
 次のことわざの「 」に入る語句は、何でしょう。
   「 」は万代の宝

 

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