カテゴリー別アーカイブ: 日本の旅

〈 八郎潟干拓地の防風林 〉本州の海岸線一周 その40

 かつては、男鹿半島に抱えられるようにして、八郎潟が広がっていました。
 面積は、琵琶湖に次いで全国第二位でした。

 戦後に食糧難となり、日本各地で干拓が進みます。
 その中で、八郎潟も干拓されることになります。

 東西12km・南北27kmもある広大な湖を平坦な陸地に化したのですから、遮るもののない平地に吹く風は凄まじくなります。
 そこで、主要道路に沿って、防風林が設置されました。

 干拓地(大潟村)に造成された主要道は、いずれも地平線の彼方まで一直線で伸びています。
 その両側には、ケヤキなどの防風林が、これまた何処までも続いていました。

秋田県 大潟村 林

〈 男鹿半島の最北端 入道崎 〉本州の海岸線一周 その39

〈 日本一高い砂山 丸山 〉本州の海岸線一周 その38

〈 青森県の西端 舮作崎 〉本州の海岸線一周 その37

〈 七ツ滝 〉本州の海岸線一周 その36

〈 十三湖と十三湊 〉本州の海岸線一周 その35

〈 津軽半島最北端 龍飛崎 〉本州の海岸線一周 その34

〈 階段国道 〉本州の海岸線一周 その33

〈 アジサイロード 〉本州の海岸線一周 その32

〈 義経海浜公園 〉本州の海岸線一周 その31

〈 仏ヶ浦 〉本州の海岸線一周 その30

〈 本州最北端の・・・ 〉本州の海岸線一周 その29

 

 

      前回の問題 解答
 晩冬は、太陰太陽暦で十二月に当たります。
 
 

      今日の問題  
 干拓されずに残った八郎潟残存湖の面積は、全国で第何位でしょう。
      

 
 
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〈 穂高天蚕糸 〉信州紀行 その五

 大糸線穂高駅から車で10分ほどの所に、安曇野市天蚕センターがあります。
 地元特産の、天蚕に関する展示や実演をしています。

 家蚕(かさん)は、人間が改良したカイコガの幼虫から白色の糸を採る、カイコのことです。
 天蚕(てんさん)は、野生のヤママユガの幼虫から緑色の糸を採る、ヤマコのことです。

 ヤママユガのオスとメスの成虫を、蝶駕籠に入れて卵を産み付けさせます。
 冬の間、卵のままで休眠させます。
 5月に入ると、クヌギの枝に卵を巻き付けます。
 卵から孵った幼虫は、四回脱皮します。 

信州 天蚕糸 幼虫

 幼虫は、糸を吐いて繭を作り、その中で蛹になります。
 蛹から羽化した成虫は、蝶駕籠に入れます。
 繭は、乾燥させてから湯で煮ながら柔らかくし、糸を引き出します。

信州 天蚕糸 繭

 天蚕糸は、家蚕糸に比べ、優美な光沢を持つため、「繊維のダイヤモンド」と形容される最高級の織物原料です。
 また、天蚕糸で織った着物は、丈夫で親・子・孫と三代に渡って使い続けられるため、「天蚕三代」とも言い伝えられています。

信州 天蚕糸 織機

〈 姫川源流湧水 〉信州紀行 その四

〈 奥裾花自然園 〉信州紀行 その三

〈 鬼無里の祭り屋台 〉信州紀行 その二

〈 信濃善光寺 〉信州紀行 その一

〈 伊勢神宮の式年遷宮 〉伊勢志摩紀行 その八

〈 五十鈴川の木除け杭 〉伊勢志摩紀行 その七

 

 

      前回の問題 解答
 速度の同じ飛行機で、羽田発ハワイ着の便がハワイ発羽田着の便より時間が短いのは、偏西風の影響です。 
 
 

      今日の問題  
 脱皮を四回経た幼虫は、何齢でしょう。
       

 
 
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〈 男鹿半島の最北端 入道崎 〉本州の海岸線一周 その39

 日本一高い砂山・丸山を始めとして、三種町の海岸部は、もともと砂州でした。
 日本海沿いに砂州が本州から旧男鹿島へ伸びて繋がり、男鹿半島が形成されました。

 この元砂州の日本海沿いに走る国道101号線を、南西方向へ進みます。
 途中で北西方向に変わると、そこは男鹿半島です。
 
 男鹿半島の北西側を走る秋田県道55号線(入道崎寒風山線)の、北の終点は入道崎です。
 男鹿半島の最北端に当たります。

 入道崎は、一面広大な草原に覆われています。
 ただし、海岸線は高低差30mにもなる断崖になっています。

秋田県 入道崎 草原

 入道崎は、北緯40°00′24″、東経139°42′03″です。
 北緯40°線がすぐ近くを通っているということで、立派な記念碑が立っていました。

秋田県 入道崎 40度碑

〈 日本一高い砂山 丸山 〉本州の海岸線一周 その38

〈 青森県の西端 舮作崎 〉本州の海岸線一周 その37

〈 七ツ滝 〉本州の海岸線一周 その36

〈 十三湖と十三湊 〉本州の海岸線一周 その35

〈 津軽半島最北端 龍飛崎 〉本州の海岸線一周 その34

〈 階段国道 〉本州の海岸線一周 その33

〈 アジサイロード 〉本州の海岸線一周 その32

〈 義経海浜公園 〉本州の海岸線一周 その31

〈 仏ヶ浦 〉本州の海岸線一周 その30

〈 本州最北端の・・・ 〉本州の海岸線一周 その29

〈 本州最北端 大間崎 〉本州の海岸線一周 その28
 

 

      前回の問題 解答
 沖ノ鳥島を起点とした排他的経済水域の面積・約42万㎢は、日本の国土面積・約38万㎢より広いです。 
 

      今日の問題  
 北緯40°線がすぐ近くを通っている都市は、どこでしょう。
  A アンカラ
  B フィラデルフィア
  C ペキン
  D マドリード
       

 
 
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〈 姫川源流湧水 〉信州紀行 その四

 国道148号線(糸魚川街道・長野県大町市~新潟県糸魚川市)を、大町市から南下します。
 青木湖を過ぎると、右手にはくば佐野坂スキー場が見えます。
 そこで左手へ下って行くと、親海湿原です。
 流入する河川も流出する河川もなく、擂り鉢状の地形をしています。
 標高は745mです。
 親海湿原を過ぎると、姫川源流湧水へ行き当たります。

 白馬盆地の南端に発した湧水は姫川となって、長野県を南下し、新潟県を越え、糸魚川市で日本海へ注ぎます。
 全長57kmの流れは急で、平均勾配は13/1000もあります。
 源流が明確である点で、全国的に希有な存在です。
 なお、姫川源流湧水は「名水百選」に認定されています。

信州 姫川 源流地点

信州 姫川 源流 石碑

〈 奥裾花自然園 〉信州紀行 その三

〈 鬼無里の祭り屋台 〉信州紀行 その二

〈 信濃善光寺 〉信州紀行 その一

〈 伊勢神宮の式年遷宮 〉伊勢志摩紀行 その八

〈 五十鈴川の木除け杭 〉伊勢志摩紀行 その七

 

 

      前回の問題 解答
 仲冬は、太陰太陽暦で十一月に当たります。
 

      今日の問題  
 一級河川の中で、1999年・2000年・2008年・2010年に、水質が日本最上位になっているのは、何川でしょう。
        

 
 
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〈 日本一高い砂山 丸山 〉本州の海岸線一周 その38

 青森県の最西端を後にして、国道101号線を南下します。
 右手は日本海、左手の奥には白神山地が聳えています。

 ほどなく、「須郷岬=青森県と秋田県の境」を通過します。

 能代市街地を抜けると、能代海岸に沿ったほぼ一直線の道路が続きます。
 能代海岸は、「白砂青松百選」の一つです。

 やがて地図の上では「日本一高い砂山=丸山」のすぐ近くに到達したはずですが、丸山は一向に見つかりません。
 あちこち尋ね回った後、良く知る方がいると紹介していただきました。

 そのお宅へ伺うと、地区の自治会長であり、三種町の町会議員であり、なんと、お宅の裏山が、探し求めていた丸山でした。
 お忙しい中、お茶の接待を受けながら、解説して下さいました。

 丸山は、標高64m。
 頂上には三角点が設置してある、れっきとした山である。
 砂山とは言え、現在はナラ林に覆われている。
 何人かの私有地になっている。
 自分も、その一人だ。
 以前は山に入ってよく利用していたが、今では入ることもなくなった。
   ・・・

 集落から離れて見ても、砂山とは思えません。
 まして日本一高いとは、考えられません。
 木々に覆われた、変哲のない小山です。
 砂に覆われた、巨大な山を想像していたのですが。 

秋田県 丸山

〈 青森県の西端 舮作崎 〉本州の海岸線一周 その37

〈 七ツ滝 〉本州の海岸線一周 その36

〈 十三湖と十三湊 〉本州の海岸線一周 その35

〈 津軽半島最北端 龍飛崎 〉本州の海岸線一周 その34

〈 階段国道 〉本州の海岸線一周 その33

〈 アジサイロード 〉本州の海岸線一周 その32

〈 義経海浜公園 〉本州の海岸線一周 その31
 

 

      前回の問題 解答
 初冬は、太陰太陽暦で十月に当たります。
 

      今日の問題  
 ジュンサイの生産において、三種町(丸山の所在地・秋田県)は、全国で第何位でしょう。
       

 
 
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〈 青森県の西端 舮作崎 〉本州の海岸線一周 その37

 十三湖を後にして、屏風山広域農道・メロンロードを南下します。
 七里長浜沿いの直線道路です。
 屏風山は、「白砂青松百選」にも選ばれています。

 鰺ヶ沢の市街地を抜けると、国道101号線・大間越街道は、五能線と入れ替わり立ち替わり、日本海の海岸ギリギリを走行します。
 途中、千畳敷のような岩石海岸が続きます。

 深浦の市街地を抜けると、国道101号線・大間越街道は、西方へ大きくカーブします。
 その先は、青森県の西端部です。

 不老ふ死温泉で有名な黄金崎を過ぎると、五能線の艫作駅が見えてきます。
 青森県内で、最も西に位置する駅です。

 艫作駅からほど近くの海岸に突出しているのが、舮作崎です。
 黄金崎とともに、青森県の西端(島嶼を除いて)に当たります。

青森県 艫作崎

〈 七ツ滝 〉本州の海岸線一周 その36

〈 十三湖と十三湊 〉本州の海岸線一周 その35

〈 津軽半島最北端 龍飛崎 〉本州の海岸線一周 その34

〈 階段国道 〉本州の海岸線一周 その33

〈 アジサイロード 〉本州の海岸線一周 その32

〈 義経海浜公園 〉本州の海岸線一周 その31

〈 仏ヶ浦 〉本州の海岸線一周 その30

〈 本州最北端の・・・ 〉本州の海岸線一周 その29

〈 本州最北端 大間崎 〉本州の海岸線一周 その28

 

 

      前回の問題 解答
 「一本」と「一杯」で、「一」は促音化し、「本」と「杯」は半濁音化します。
 「三本」と「三杯」で、「本」と「杯」は濁音化します。
 

      今日の問題  
 「舮作崎」と「艫作駅」は、それぞれ何と読むでしょう。
       

 
 
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〈 奥裾花自然園 〉信州紀行 その三

 鬼無里を後にし、裾花川沿いに北上します。
 裾花川は、新潟県との県境に位置する高妻山を源とし、犀川を経由して千曲川に合流する、約50kmの河川です。

 途中の裾花渓谷では、波の作用で平坦になった地形を示す、千畳敷岩もあります。
 300万年前ごろまでは、海の底だった証拠です。

 裾花渓谷を抜けると、奥裾花自然園です。
 有史以来手付かずのブナの原生林を始めとする、深い森林が続いています。
 制定樹齢400年のトチノキ・制定樹齢350年のミズナラ・・・と、巨木群もあります。
 このような自然景観は、「水源の森百選」にも選ばれています。

 出かけた日は、午前中は何とか曇り空を維持していたものの、午後からは雨足が強くなる一方でした。
 とは言え、雨降る中での紅葉狩りも、それはそれで趣があるものです。
 「山色空濛として雨も亦奇なり」でした。

奥裾花 落ち葉

奥裾花 林

〈 鬼無里の祭り屋台 〉信州紀行 その二

〈 信濃善光寺 〉信州紀行 その一

〈 伊勢神宮の式年遷宮 〉伊勢志摩紀行 その八

〈 五十鈴川の木除け杭 〉伊勢志摩紀行 その七

〈 おかげ横丁 〉伊勢志摩紀行 その六

 

 

      前回の問題 解答
 晩秋は、太陰太陽暦で九月に当たります。
 

      今日の問題  
 「山色空濛として雨も亦奇なり」は、漢詩『湖上に飲す』からの一行ですが、作者は誰でしょう。
        

 
 
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