畳む文化 坐る文化 その12 健康気功教室

 『軍人勅諭』に基づく皇軍化や、『教育勅語』に基づく皇民化が進みます。
 それらの集大成が、大日本帝国憲法に基づく、天皇大権国家です。

 こうした政治的思想的新体制構築に組み込まれたのが、修身教育における「正座」の推進です。
 軍隊では、「正座」させられた上で、上官から精神的鉄拳が加えられます。
 学校では、「正座」させられた上で、教師から教育的鉄拳が加えられます。

 アメリカやヨーロッパ諸国のような椅子に坐るのとも異なり、中国や朝鮮などの坐り方とも異なる、他に類例を見ない「正座」が、推進されていきます。
 「正しい座り方」は、日本国民に対して、皇国日本の一員たることを強く自覚させるための手段でした。
           < つづく >

      < 健康気功教室 >
  と き  毎週木曜日 10時30分~12時
  ところ  開進学園  二階 広間
   連絡先  電話  043-273-6613
  メール   kokyu@kaishin.jp.net

  畳む文化 坐る文化 その11

  畳む文化 坐る文化 その10

  畳む文化 坐る文化 その9

  畳む文化 坐る文化 その8

  畳む文化 坐る文化 その7

  畳む文化 坐る文化 その6

  畳む文化 坐る文化 その5

  畳む文化 坐る文化 その4

  畳む文化 坐る文化 その3 

  畳む文化 坐る文化 その2 

  畳む文化 坐る文化 その1

  人体の皮膚・自然界の皮膚 その17

kenkou kikou kyoushitsu

気功 広間

烏兎匆々 歳月不待

 ウサギ年に因んだ、ウサギの折り紙を寄贈して頂きました。

 「ウサギ年」は「卯年」と表記します。
 一方「ウサギ」は、「兎」や「兔」と表記します。

 「兔」に「辶」を加えると、「逸」になります。
 「逸」には、次の意味があります。
  A 走る
  B スルリと抜ける
  C ルートからそれる
  D 枠を越える
  E ルールにとらわれない
  H ひときわ優れている
 
 これらのうち、Hの意味で用いられる熟語です。
  逸群・逸群・逸志・逸品・・・

 ところで、「兎」を含む四字熟語に、「烏兎匆々」があります。
 「歳月不待」と同様に、「月日が経つのが早い」を表わします。

   烏兎匆々 歳月不待
 本年の一刻一刻が、有意義でありますように

折り紙 ウサギ

 
 
       前回の問題 解答
 高知県で年越しに食べる、クジラ・昆布・ダイコン・ニンジン・コンニャクなどを用いた料理は、「暮れの煮物」と呼ばれます。
   
 

        今日の問題 
 「烏兎匆々」の四字熟語は、「烏」と「兎」がどこに棲むという言い伝えに基づいているでしょう。

 

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〈 はりまや橋 〉土佐紀行

 とさでん交通で、ほぼ南北に走る市電(高知駅前~桟橋通り五丁目)と、ほぼ東西に走る市電(伊野~後免町駅)と交差する停留所が、はりまや橋です。
 平面上で路面電車の軌道同士が直交する例は、日本で唯一です。

 はりまや橋付近は、高知市街の中心でもあります。
 大通りから少し入った路地に、はりまや橋が架かっています。
 元来は、江戸時代の豪商が建てた、私有橋でした。

 この橋の近くで簪を買い求めた僧侶が、見咎められます。
 なんと、お寺の物を持ち出して金銭に替えていたようです。
 僧侶と恋仲の商家の娘は、処払いとなります。
 『よさこい節』で歌われる、悲恋物語です。

はりまや橋

はりまや橋 全体

〈 茨城県 最西端 〉常陸紀行

 太平山の紅葉

<かわうそ自然公園>初冬の土佐路 その三

<竹林寺の紅葉> 初冬の土佐路 その二

<五台山の紅葉> 初冬の土佐路 その一

 
 
       前回の問題 解答
 三大流星群の一つで、毎年8月に極大を迎えるのは、ヘルセウス座流星群です。
   
 

        今日の問題 
 高知県で年越しに食べる、クジラ・昆布・ダイコン・ニンジン・コンニャクなどを用いた料理は、「何の煮物」と呼ばれるでしょう。

 

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星に願いを その四

 星々が日常生活から縁遠くなった背景には、太陽暦の採用も関係していそうです。

 日本では東京時代(明治時代)の初頭まで、太陰太陽暦が用いられてきました。
 「新月(朔)➡満月➡新月(朔)」が、文字通りのひと月でした。
 その夜の月の満ち欠けを観れば、何日であるかが分かります。
 夜空は、カレンダーでした。

 太陽暦が採用されて日にちの確認を印刷物に頼るようになると、月の満ち欠けに気を配る必要がなくなります。
 夜空を見上げなくとも、何日であるかが分かるからです。

 太陽暦は、「一日=24時間」制も確定させました。
 日の出から日の入りを等分して時刻を定める方式では、季節によっても、地域によっても、時刻が異なります。
 太陽暦と「一日=24時間」制は、年中・全国共通の時刻をもたらしました。
 その結果、全国民を統合する上で多大な力を発揮します。
 「一定の時刻に始まり、一定の時刻に終わる」、「一定の時間内にどれだけ生産するか」・・・と、生活のあらゆる側面が時間に拘束されていきます。
          < つづく > 

he-ru・bopusuisei
  ヘール・ボップ彗星 
   出典『ニュートン 2020年10月号』ニュートンプレス

 

  星に願いを その三

  星に願いを その二

  星に願いを その一

 〈 星空で世界遺産を目指すタカポ(テカポ) 〉
    テ・ワイ・ポウナム紀行 その9

 
 
 
 
       前回の問題 解答
 氷点下40℃にもなる中での第一次ソ連・フィンランド戦争(冬戦争)において、フィンランドでは、決してあきらめない心を意味し、国民性を表現する、「Sisu(シス)」が共有されました。
   
 

        今日の問題 
 三大流星群の一つで、毎年8月に極大を迎えるのは、何流星群でしょう。

 

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武器も基地も無い平和 スヴァールバル諸島とオーランド諸島 その14

 1939年にドイツがポーランドへ侵攻し、第二次世界大戦が始まります。
 すると間もなく、ソ連がフィンランドへ侵攻します。
 第一次ソ連・フィンランド戦争(冬戦争)です。
 このフィンランドへの侵攻を受けて、国際連盟はソ連を除名します。

 翌1940年、イギリスとフランスによる軍事介入を避けるため、戦闘は中止されます。
 フィンランドとソ連は、「モスクワ講和条約」を締結します。

 さらに、講和条約に加えて、「オーランド諸島の非武装に関する条約」も、締結されます。
 この条約が締結された結果、オーランド諸島の非武装に関して、ソ連も責任を分担することになりました。
          < つづく >

スヴァールバル オーランド 白地図 ABC
    A 北極点
    B スヴァールバル諸島
    c オーランド諸島

 
 

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
  諸島とオーランド諸島 その13


 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
  諸島とオーランド諸島 その12

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
  諸島とオーランド諸島 その11

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
  諸島とオーランド諸島 その10

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
  諸島とオーランド諸島 その9

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
  諸島とオーランド諸島 その8

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
  諸島とオーランド諸島 その7


 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
  諸島とオーランド諸島 その6

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
  諸島とオーランド諸島 その5

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
  諸島とオーランド諸島 その4

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
  諸島とオーランド諸島 その3

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
  諸島とオーランド諸島 その2

 武器も基地も無い平和 スヴァールバル
  諸島とオーランド諸島 その1

 

 
 
       前回の問題 解答
 宝船の絵に記された短歌「なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな」を、後ろから詠みます。

 なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな

 前から詠んでも、後ろから詠んでも、同じ回文歌です。
   
 

        今日の問題 
 氷点下40℃にもなる中での第一次ソ連・フィンランド戦争(冬戦争)において、フィンランドでは、決してあきらめない心を意味し、国民性を表現する、何が共有されたでしょう。

 

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〈 夢 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、〈 夢 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

  夢に出づるまぼろしを追ひ幾山河 
   過ごせし吾は今君にみる 

  美はしき思ひ出をのみ夢みつつ 
   うつし事ども運ばで過ぎぬ 

  幼な子のよき夢見んと枕辺に
   宝船おく今宵なりけり 

shikishi harimado (2)

 〈 生命 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 月 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 獨り 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 別れ 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 永遠 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 道 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 さだめ 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 引揚げ 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 春 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 思ひ 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 母 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 
 
 
 
       前回の問題 解答
 『戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス休戦』(鈴木まもる 文・絵 あすなろ書房)の、あとがきです。
 
 ほかの「命」のことを思う想像力と行動する勇気があれば、「戦争」をやめることはできると思います。
   
 

        今日の問題 
 宝船の絵に記された次の短歌を、後ろから詠むとどうなるでしょう。

 なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな

 

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絵本『戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス休戦』

 第一次世界大戦が始まって、五ヶ月が経ちました。
 戦争指導者達が優雅な生活を送っている一方で、最前線に立たされている兵士達は惨めな生活を送らなければなりません。
 銃砲が鳴り止まず、絶えず生死の境を彷徨う状況です。
 12月の寒空の下でも、衣食住に事欠き、熟睡もできぬ塹壕生活が続きます。

 12月24日、「敵方」塹壕から、クリスマスの歌声が響いてきます。
 即座に「味方側」塹壕からも、クリスマスの歌声が沸いていきます。

 明けて12月25日、「敵方」塹壕から、一人の兵士が歩み寄ってきます。
 即座に「味方側」塹壕からも、一人の兵士が歩み寄って行きます。

 二人の兵士だけでなく、次から次へと兵士達が塹壕を抜け出し、手と手を取り合っていきます。
 もちろん、兵器を携えてはいません。
 急拵えのボールで、サッカーもしています。

 戦争導者達には、戦争を遂行すべき考えがあるのでしょう。
 しかし、兵士達には、向こう側の塹壕にいる兵士達を殺さなければならない理由が分かりません。
 共に歌い、サッカーに興じられる仲なのですから。

 残念ながら、クリスマス休戦は、1914年だけでした。
 戦争が長引けば、反目や憎しみが増して人間性が失われ、人間が兵器に同化してしまうからです。

 多くの人々は、人を殺したくありません。
 戦争は、悲劇しか生みません。 
 兵器さえなければ、戦争は起きません。

 
戦争をやめた人たち 表紙

戦争をやめた人たち 裏表紙

『愛国主義か平和か』トルストイ 著

『胸に手を当てて考えよう』トルストイ 著

『歌集 小さな抵抗』

 
 
 
       前回の問題 解答
  ユズの可食部100gあたりにビタミンDは、果汁で0.2mg含まれているのに対し、果皮で3.4mg含まれています。
   
 

        今日の問題 
 『戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス休戦』
    鈴木まもる 文・絵 あすなろ書房
 あとがきで、「 」と「 」に入っている語句は何でしょう。

 ほかの「 」のことを思う想像力と行動する勇気があれば、「 」をやめることはできると思います。

 

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