カテゴリー別アーカイブ: 学習塾

文化としての数学 その六

 『塵劫記』は、その後に版を重ね、江戸時代を通して超ロングベストセラーとなります。
 算数・数学は、江戸時代における大衆文化の一画に、不動の位置を築きます。

 算数・数学は、実生活に利用活用する面を持つとともに、次代に受け継ぐ文化としても、学んでいます。
 それまでに蓄積された数学という文化を、その後の世代へ継承していくために。

 「学力の低下」をテーマにした表現学習で、ある塾生が書いています。
 いつか私がおとなになった時、こどもに数学を教えられるでしょうか。
 こどもが分かってくれるでしょうか。
 それができたらおとなになった気がすると、思います。       < 完 >

教室内 カクタス 本棚

 文化としての数学 その五

 文化としての数学 その四

 文化としての数学 その三

 文化としての数学 その二

 文化としての数学 その一

 日本の地理上の中心 その六 

 数学と花丸 その八

〈 墓石に残る分数 〉分数の存在 その八

〈 巡る数字 142857 〉おもしろ算数 その五

 

     前回の問題 解答
 秩父神社の彫刻は、50年ごとに塗り替えられてきました。
      
 

 
     今日の問題  
 次の計算をして下さい。
  A 91 − 46 =
  B 64 − 19 =
  C 72 − 18 =
  D 81 − 27 =
         

 

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文化としての数学 その五

 算術が一般大衆に幅広く普及するのは、江戸時代です。
 町々に、村々に、全国的に、寺子屋が開かれます。
 農民や町人のこども達が、こぞって算術を学んでいきます。

 マンハッタン島がオランダ西インド会社に数万円で買い取られた1626年の翌年、吉田光由が『塵劫記』の初版本を出版します。
 『塵劫記』は、九九などの算術は言うに及ばず、当時の数学の到達段階を網羅していました。

   一 十 百 千 万 億 兆 京
    ・・・・・・不可思議 無量大数

 これら漢数字の単位:「大数」は、出典を『塵劫記』として、現代の数学書にも掲載されています。
 現代の人々がこの「大数」から数への関心が高まるように、江戸時代の人々も「大数」から数への関心が高まったことでしょう。

 『塵劫記』の出版に刺激を受け、日本各地に数学塾が開設されます。
 算術指南から数学研究へ、さらには和算体系の構築へと、発展していきます。   < つづく >

 教室内 カクタス 本棚

 文化としての数学 その四

 文化としての数学 その三

 文化としての数学 その二

 文化としての数学 その一

 日本の地理上の中心 その六  

 数学と花丸 その八

〈 墓石に残る分数 〉分数の存在 その八

〈 巡る数字 142857 〉おもしろ算数 その五

 

     前回の問題 解答
 千葉市における「日最高気温25℃以上の年間日数」は、2017年の124日から、2024年の145日まで、21日も増加しています。
      
 

 
     今日の問題  
 次の計算をして下さい。
  A 1 × 9 + 2 =
  B 12 × 9 + 3 =
  C 123 × 9 + 4 =
  D 1234 × 9 + 5 =
         

 

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〈 地球の温暖化 〉表現学習の作品から

 今回の表現学習は、『超エコ生活モード 小林孝信 著 コモンズ』を参考にしながら、地球の温暖化についての考えをまとめてもらえました。
 なお、『超エコ生活モード』は、「過剰を求めず・満足することを知る = 知足」に向けた手引書です。

 Aさんは、日常生活とCO2排出の関係を述べています。
 どうすればCO2を削減できるのか、知識を蓄える必要がありそうです。

 Bさんは、エコ生活を進めれば、今までにない体験ができると述べています。
 みんなが電気を消せば、まばゆいばかりに輝く月や星々に包まれるように。

2025 01 ondanka

〈 科学月刊誌『ニュートン』を参考に 〉表現学習の作品から

〈 オリンピック・パラリンピック 〉表現学習の作品から

〈 発明・開発物語 〉表現学習の作品から

〈 関心のあるテーマを選んで 〉表現学習の作品から

〈 欲しいもの・欲しい時間 〉表現学習の作品から

〈 関心のあるテーマを選んで 〉表現学習の作品から

〈 失敗について 〉表現学習の作品から

〈 関心のあるテーマを選んで 〉表現学習の作品から

 

     前回の問題 解答
 子宝子育ての虎に添えられている「親の心得」で、〇に入る漢字一字です。
   赤子には〇を離すな 「肌」
    幼児には〇を離すな 「手」
     子供には〇を離すな 「服」
      若者には〇を離すな 「心」
      
 

 
     今日の問題  
 千葉市における「日最高気温25℃以上の年間日数」は、2017年の124日から、2024年の145日まで、何日増加しているでしょう。
         

 

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『 四肢を超えたヘビ 』 1月の開進学園だより

 ヘビには、「上顎と下顎を独立して動かせ、自分の体より大きい獲物を飲み込める」などの特徴があります。
 ただし、「足が無い」ことは、ヘビを他の動物と区分する特徴ではありません。

 ブラジルからは、4本の足を持つヘビの化石が出土しています。
 アルゼンチンからは、2本の持つヘビの化石が出土しています。

 ヘビ類は、「四肢 → 二肢 → 無肢」の道を辿ってきたと言えます。
 その道筋は、「足の退化・欠失」ではなく、「足の進化・多数化」を意味します。

 ヘビには、たくさんの腹板があります。
 腹板は、個々別々に動かせます。
 100を超える腹板は、100を超える足に相当します。

 「蛇腹」を手に入れたヘビは、様々に動き回れます。
 狭い所へも、高い所へも、水面でさえも、移動できます。
 ヘビは、四肢を超えた存在です。

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『 しなざかる 』 12月の開進学園だより

『 二つのヘルツ 』 11月の開進学園だより

『 太古のニホン島 』 10月の開進学園だより

『 台風の盛衰 』 9月の開進学園だより

『 二大水系と越後平野 』 8月の開進学園だより

『 縄文の日々 』 7月の開進学園だより

『 皐月の松島・月の松島 』 6月の開進学園だより

『 海中から 陸上へ 大空へ 』 5月の開進学園だより

『 最上川水系 』 4月の開進学園だより

 

     前回の問題 解答
 日本三大曳山まつり・日本三大美祭り・ユネスコ無形文化遺産になっているのは、秩父の夜祭りです。
      
 

 
     今日の問題  
 次のことわざの〇〇に入る語句は何でしょう。
   〇〇はムカデの足知らず
    ムカデは〇〇の腹知らず
         

 

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文化としての数学 その四

 古の時代、文字の読み書きができる人数が限られたように、算術ができる人も非常に限られていました。
 まして、学問として数学を学ぶ人は、ほんのわずかでした。
 その少数の人々は、それぞれに学派を形成し、学派の中に籠もっていました。

 例えば、紀元前5世紀ごろのピタゴラス学派は、「数こそ、ものの本質である」と考え、秘密結社を設立して研究に勤しんでいました。
 数の研究が進む中、「すべての数は割り切れる」と信じていたにもかかわらず、正方形の一辺の長さと対角線の長さに「例外の関係」が発見されます。
 現代における、「1:√2」という関係、有理数と無理数の関係です。
 この「例外の関係」は厳重な部外秘とされ、口外した弟子は殺害されたとも伝えられています。

 やがて、有理数と無理数の関係は、例外でなく普遍的な真理であることが浸透していきます。
 日本では、大工さんなどが利用する曲尺にも、√2が使われています。
 古くは法隆寺などの建立に際して、√2を用いた痕跡が残っています。 < つづく >

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 文化としての数学 その三

 文化としての数学 その二

 文化としての数学 その一

 日本の地理上の中心 その六  

 数学と花丸 その八

〈 墓石に残る分数 〉分数の存在 その八

〈 巡る数字 142857 〉おもしろ算数 その五

 

     前回の問題 解答
 除夜の鐘のうち、百七回は旧年中に、最後の一回は新年になってから、鐘を突きます。
      
 

 
     今日の問題  
 次の計算をして下さい。
  A 12 × 42 =
  B 21 × 24 =
  C 23 × 64 =
  D 32 × 46 =
         

 

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文化としての数学 その三

 今を去ること400年ほど前、面積が約59㎢(花見川区の約1.7倍)もの島が、数万円分の酒や日用雑貨と交換して、買い取られました。
 数万円分の島は、後に「マンハッタン」と名付けられ、世界経済の中心地として巨万の富を生み出し続けています。

 「史上最大のバーゲン」と揶揄されるこの売買は、現地のネイテブアメリカンが島の経済的価値を理解していなかったために起きてしまいました。
 「マンハッタン」に限らず、アメリカ大陸のそこかしこが、ネイテブアメリカンの不理解をいいことに、不当な安価で買い取られていきます。

 アメリカ大陸ばかりではありません。
 日本でも、世界各地でも、先住民の土地が、不当な安価で買い取られていきます。

 「計算高く」なる必要は、もちろんありません。
 とはいえ、自分たちの生活を守るためには、計算ができないととんでもない事態に陥りかねません。

 だからといって、利息計算が分からなかったため、雪だるまのように増える借金などに苦しめられないように、算数・数学を学ぶのでしょうか。< つづく >
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 文化としての数学 その二

 文化としての数学 その一

 日本の地理上の中心 その六  

 数学と花丸 その八

〈 墓石に残る分数 〉分数の存在 その八

〈 巡る数字 142857 〉おもしろ算数 その五

 

     前回の問題 解答
 「任にたえる」は、「任に堪える」です。
      
 

 
     今日の問題  
 次の計算をして下さい。
  A 1×1×1+5×5×5+3×3×3=
  B 3×3×3+7×7×7+1×1×1=
         

 

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〈 寒さ 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』( 二瓶カヨ子 作 千葉日報社 )から、〈 寒さ 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

 シベリアの寒さに堪えて背の君よ  
  さきくありこせまた逢ふ日まで  

 七十の命尊み往く道の 
  霜白くして謡場に馳せ居り 

 寒なれど雨垂れのおとの折々に 
  ひる下りゆく陽のあわくして 

shikishi harimado (2)

 〈 落葉 〉
 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 父 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 さびし 〉
 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 せせらぎ 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 思い出 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 独居 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 つとめ 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 面影 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 兄君 〉
 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 

     前回の問題 解答
 「知知夫彦命」は、「ちちぶひこのみこと」です。 
      
 

 
     今日の問題  
 「任にたえる」は、「任に耐える」でしょうか、「任に堪える」でしょうか。
       

 

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