日本の地理上の中心 その二

 「日本の地理上の中心」を、日本の東端・西端・南端・北端から算出する方法もあります。

 日本政府は、「日本の東端・西端・南端・北端」を、次のように発表しています。
  東端 南鳥島(東経154度)
  西端 与那国島(東経123度)
  南端 沖ノ鳥島(北緯20度)
  北端 エトロフ島(北緯46度)
 このうち南鳥島は、長らく無人島です。
 沖ノ鳥島は、「島というより、岩ではないか」との指摘があります。
 エトロフ島は、日本とロシアとの間で、領有権が争われています。

 そこで、実質的な「日本の東端・西端・南端・北端」を、次のように設定します。
  東端 納沙布岬(東経146度・北海道)
  西端 与那国島(東経123度・沖縄県)
  南端 波照間島(北緯24度・沖縄県)
  北端 宗谷岬(北緯46度・北海道)
 
 これらの数値を用いて中央値を求めます。
  東西の中央 東経135度
  南北の中央 北緯35度

 この中央値に基づけば、「日本の地理上の中心」は西脇(兵庫県)になります。< つづく >
日本のへそ モニュメント

日本の地理上の中心 その一

東へ進むモンゴロイド・西へ進むコーカソイド その14

 
 
 

      前回の問題 解答
 六甲高山植物園も中継地とし、日本産で唯一渡りをするチョウは、アサギマダラです。 
    
 

 
      今日の問題  
 東経135度が通るのは、何県でしょう。
       

 

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〈 六甲高山植物園 〉西摂津紀行その4

 有馬温泉駅からロープウェイに乗って、六甲山頂駅に向かいます。
 六甲山頂駅の標高は875m、六甲山地の最高峰=六甲山の標高は931mです。
 六甲山地は、なだらかな高原状をしています。

 六甲山頂駅からほど近い六甲高山植物園の標高は、865mです。
 8月の最高気温の平均は26℃、1月の最低気温の平均は-4℃、年平均気温は9℃です。
 このような環境を生かし、大自然に包まれて開設された、高山植物園です。

 園内には、街中で見られない約1500種の珍しい植物が植えられて、季節ごとに花を咲かせます。
  春  バイカオウレン
     ミズバショウ
     カタクリ
  初夏 ケシ
     エーデルワイス
     ロードデンドロン・アルボレウム
  夏  ヒゴタイ
     シチダンカ
     ニッコウキスゲ
  秋  ヒダカミセバヤ
     キイジョウロウホトトギス

六甲高山植物園 庭園

 〈 六甲山地と『青い山脈』〉西摂津紀行その3 

 〈 有馬温泉のねね橋 〉西摂津紀行その2

 〈 日本唯一の鉄道軌道平面交差 〉西摂津紀行その1

 〈 筑波山と鬼門封じ 〉筑波紀行その九
 

 
 
 

      前回の問題 解答
  ミツバチを人間の大きさに喩えると、一回の採蜜で飛ぶ距離は、東京から大阪までの往復に相当します。
    
 

 
      今日の問題  
 六甲高山植物園も中継地とし、日本産で唯一渡りをするチョウは、何でしょう。
       

 

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〈 古墳と埴輪/ミツバチとハチミツ 〉11月のわくわく学習会

 10月のわくわく学習会のテーマは、「ミツバチとハチミツ」でした。

 ミツバチは、3日間は卵で、4日目に幼虫になります。
 6日間幼虫で過ごした後、12日間サナギで過ごし、羽化します。

 働きバチとしての最初の仕事は、巣室の清掃係です。
 続いて育児係です。
 その後、営巣係になります。
 一部は、門番になります。
 ここまでが、内勤です。

 日齢で20日を過ぎると、外勤に変わります。
 花粉や花蜜の採集に出かけます。

 両肢に付ける花粉は、20~30mgになります。
 体重60kgの人間が、40kgを運ぶ仕事に相当します。

 専用の胃に貯えて運ぶ花蜜は、30~50mgになります。
 自分の体重の半分~自分の体重に、相当します。

 働きバチは、働き尽くめです。
  
 11月のわくわく学習会は、「古墳と埴輪]がテーマです。

   < 11月のわくわく学習会 >
と き 11月16日(土) 
    14時00分~15時00分 
ところ 開進学園 
テーマ 古墳と埴輪
参加費 100円
連絡先 電話 043-273-6613(16時から)
メール wakuwaku@kaishin.jp.net

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 〈 ミツバチとハチミツ 〉10月のわくわく学習会

 〈 有機フッ素化合物(ピーファス・PFAS) 〉9月のわくわく学習会

 〈 世界の鉄道事情 〉 7月のわくわく学習会

 〈 オリエント急行 〉 6月のわくわく学習会

 〈 シベリア鉄道 〉  5月のわくわく学習会

 〈 鉄道の旅ー日本ー 〉4月のわくわく学習会

 
 
 

      前回の問題 解答
 「日本の松百選」・「日本の白砂青松百選」・「日本の渚百選」・「日本の道百選」・「日本の名水百選」に選ばれているのは、天橋立です。 
    
 

 
      今日の問題  
 ミツバチを人間の大きさに喩えると、一回の採蜜で飛ぶ距離は、東京からどこまでの往復に相当するでしょう。
       

 

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〈 天橋立 小天橋と大天橋 〉本州の海岸線一周 その79

 広大な若狭湾沿いの海岸線も、舞鶴湾と栗田湾を過ぎると、最西端の宮津湾に到ります。
 宮津の市街地を抜けると、「第二小天橋」を経て、文殊水路が見えてきます。
 文殊水路の対岸は、「小天橋」です。

 「小天橋」は、文殊水路と宮津湾に挟まれた、全長約830m・最大幅約105mの砂嘴です。
 架橋名ではなく、島名です。
 砂嘴とは、沿岸流によって運ばれた砂礫が嘴(くちばし)の形に堆積した地形です。

京都府 天橋立 小天橋

 日本三文殊の一つとされる知恩院から歩き出し、文殊水路に架かる廻旋橋を渡ると、「小天橋」です。
 「日本三景の碑」や「日本の道百選の碑」などに見入りながら、「小天橋」の北端部を進みます。
 東側の阿蘇海と西側の宮津湾を繋ぐ切戸に架かる大天橋を渡ると、「大天橋」です。

 「大天橋」は、阿蘇湾と宮津湾に挟まれた、全長約2410m・最大幅約170mの砂嘴です。
 架橋名ではなく、島名です。
 約3700本ものクロマツ林を抜けると、笠松地区に至ります。

 砂嘴としての天橋立は、「小天橋」と「大天橋」と「第二小天橋」から構成されています。
京都府 天橋立 大天橋

〈 舞鶴港と『岸壁の母』 〉本州の海岸線一周 その78

〈 三方五湖 〉本州の海岸線一周 その77

〈 7万年間に及ぶ年代記・福井県年縞博物館 〉本州の海岸線一周 その76

〈 敦賀半島 〉本州の海岸線一周 その75

〈 気比の松原 〉本州の海岸線一周 その74

〈 白竜の滝 〉本州の海岸線一周 その73

〈 越前岬 〉本州の海岸線一周 その72

〈 東尋坊 〉本州の海岸線一周 その71

〈 大聖寺川河口 〉本州の海岸線一周 その70

〈 北前船の里資料館 〉本州の海岸線一周 その69

 
 
 

      前回の問題 解答
  六甲山地の最高峰・六甲山の標高は、931mです。
    
 

 
      今日の問題  
 「日本の松百選」・「日本の白砂青松百選」・「日本の渚百選」・「日本の道百選」・「日本の名水百選」に選ばれているのは、どこでしょう。
       

 

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気と呼吸 その4 健康気功教室

 「病は気から」と言われています。
 風邪などを引き起こす因子はそこら中に存在しているにもかかわらず、病状を見せる場合と見せない場合とがあるのは、体調の違いなども含めて、気の持ちようが深く関わっています。

 弱気になっていると病を引き起こす因子を呼び込み、活性化させます。
 だからといって、病を引き起こさないために、強気になればいいとは言い切れません。
 強気でいると、力みが生じて、体調を崩しかねないからです。

 「病気」の対義語は、「健康」ばかりではありません。
 「気楽」も、「病気」の対義語です。
 気を楽にすれば、心も、体も、力むことなくゆったりとして、病の因子が活動を強める隙をを与えません。
 気を楽にする方法の一つが、気功です。
     < つづく >
 
     < 健康気功教室 >
 と き 毎週木曜日
     10時30分~12時
 ところ 開進学園 二階の広間
  電 話 043-273-6613
 メール kokyu@kaishin.jp.net

  気と呼吸 その3 

  気と呼吸 その2 

  気と呼吸 その1 

  気になる体型 その13 

  畳む文化 坐る文化 その17 

kenkou kikou kyoushitsu

気功 広間

〈 六甲山地と『青い山脈』 〉西摂津紀行その3

 有馬温泉の南側、神戸市街地や西宮市街地の北側に、山並が続いています。
 最高峰の六甲山を始めとする、六甲山地です。

 今でこそ大都会の至近距離に広がる緑のオアシスですが、以前は様相を異にしていました。
 江戸時代、建築用材や燃料用材として、山林は盛んに伐採されました。
 江戸時代後期の開港に伴う市街地造成によって、森林伐採は加速度を増し、六甲山地は禿げ山と化しました。

 森林が無くなった六甲山地では、土砂崩れガ頻発し、大規模な水害が発生します。
 そこで、森林再生の機運が高まり、今日の緑のオアシスを回復したのでした。

 作曲家の服部良一は、六甲山地を眺めている時に、『青い山脈』の曲想が湧いてきたそうです。
  青い山脈 みどりの谷へ
   旅をゆく
    若いわれらに 鐘が鳴る
      作詞 西条八十

六甲山地

 〈 有馬温泉のねね橋 〉西摂津紀行その2

 〈 日本唯一の鉄道軌道平面交差 〉西摂津紀行その1

 〈 筑波山と鬼門封じ 〉筑波紀行その九
 

 
 
 

      前回の問題 解答
 水月湖の年縞は、約3万年前とされてきた姶良カルデラ噴火を、「30078±48年前」の精度で明らかにしました。
    
 

 
      今日の問題  
 六甲山地の最高峰・六甲山の標高は、何mでしょう。
   A 139m
   B 193m
   C 319m
   D 391m
   E 913m
   F 931m
       

 

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奇跡の湖・水月湖

 樹木を伐採すると、きれいな「年輪」が見られます。
 一年ごとの成長の足跡を示す「年輪」は、樹木が災害や地盤の変動などに耐えてきた証しです。

 種々の生物遺物が堆積する地層にも、一年ごとの変化の足跡を示す証しがあるはずです。
 水平方向の「年輪」に対して、垂直方向の「年縞(ねんこう)」が。

 樹木の年齢は数千年までであり、「年輪」も数千年までです。
 それに対して大地の年齢は万・億の単位であり、「年縞」も万・億の単位であるはずです。

 にもかかわらず、億の単位はともかく、万の単位の「年縞」を示せる地点は、存在しませんでした。
 水流や水中生物が表層をかき乱し、地盤が変動するからです。

 ところが、数万年間に渡って、水流や水中生物が表層をかき乱さず、地盤が変動してこなかった、奇跡の地がありました。
 若狭湾に続く三方五湖の一つである、水月湖です。
 連続した「年輪」が約7万年分、世界中で水月湖だけに残されていたのです。

 福井県若桜町の水月湖。
 その湖底に、厚さ45mものタイムマシンが眠っていた。
 これを「年縞」と呼ぶ。
 水月湖の年縞は、年代決定の世界標準の「ものさし」に採用され、世界の歴史、考古学に欠かせない役割を担うまでになった。
   『福井県年縞博物館 解説書』

年縞博物館 解説書

 越中・能登の大伴家持

 
 
 

      前回の問題 解答
 北緯35度は、10府県を通っています。
    
 

 
      今日の問題  
 水月湖の年縞は、約3万年前とされてきた姶良カルデラ噴火を、何年の誤差で特定したでしょう。
       

 

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