カテゴリー別アーカイブ: 開進学園

暮れなずむ その三

 「1日」とは、地球が一回の自転にかかる時間です。
 その「1日」は、毎日同じでしょうか。

 地球は、毎日同じ時間をかけて自転してはいません。
 自転の時間は、日々違っています。

 9月17日ごろに、「23時間59分39秒」と、最も短くなります。
 12月22日ごろに、「24時間00分30秒」と、最も長くなります。
 両日の差は、51秒、約1分もあります。

 このような差が生じる理由は、二点あります。
 第一に、地球の赤道と黄道(地球から見て、太陽が通るように考えられる道)が、約23.4度傾いているからです。
 黄道上の太陽が赤道に接近する春分や秋分のころは、地球が一回の自転にかかる時間が短くなります。
 黄道上の太陽が赤道から遠ざかる夏至や冬至のころは、地球が一回の自転にかかる時間が長くなります。
   < つづく >

日の入り 富士山

  暮れなずむ その二

  暮れなずむ その一

  色なき風 その七

  色なき風 その六

  色なき風 その五

  色なき風 その四

  色なき風 その三

  色なき風 その二

  色なき風 その一

 

 

      前回の問題 解答
 「天気予報で雨が降った」とは、コップ内に1時間で1mm以上雨水が溜まることです。
 

      今日の問題  
 晩秋は、太陰太陽暦で何月に当たるでしょう。
        

 
 
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暮れなずむ その二

 日の入りが一番早いのは、今年の千葉の場合、12月2日から10日までです。
 9月や10月のころは、1日ごとに2分ぐらいずつ、日の入りが早くなりました。
 11月や12月のころは、1日ごとの変化が、1分を下回ります。

 秋の日の入りは、「釣瓶落とし」と形容されます。
 これは、日が早く暮れやすいという意味です。
 それに加えて、1日ごとに日の入りの時間がドンドン早まることも、表わしていそうです。

 日の出の時間は、12月上旬ごろ、1日に1分ぐらいずつ遅くなります。
 12月中旬ごろから1月中旬ごろは、1日ごとの変化が、1分を下回ります。
 日の出が一番遅いのは、今年の千葉の場合、12月31日から来年の1月15日までです。

 一番早い日の入りと、一番遅い日の出とで、1ヶ月もずれています。
 その理由は、1日1日が正確に24時間ずつ時を刻んでいないからです。 
   < つづく >

日の入り 富士山

  暮れなずむ その一

  色なき風 その七

  色なき風 その六

  色なき風 その五

  色なき風 その四

  色なき風 その三

  色なき風 その二

  色なき風 その一

 

 

      前回の問題 解答
 1959年に日本で初めて科学計算用の大型コンピューターを導入したのは、気象庁です。
 

      今日の問題  
 仲秋は、太陰太陽暦で何月に当たるでしょう。
       

 
 
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暮れなずむ その一

 晩夏から初秋にかけて、陽は6時過ぎに沈んでいました。
 5時前は陽射しがあり、登塾する塾生との挨拶は迷わず「こんにちは」でした。

 中秋から晩秋にさしかかり、陽射しは日増しに早じまいしていきます。
 そうなると、挨拶の言葉に窮していきます。

 まだ陽射しがあると捉えれば、「こんにちは」です。
 陽射しが弱くなっていることを重視すれば、「こんばんは」です。

 先週は「こんにちは」で問題なくても、今週は「こんばんは」にすべきか、迷ってしまいます。
 心の動揺により、「こんに・・・ばんは」というか細い声も聞えてきます。

 芸能界のように、午後でも、夕方でも、夜間でも、一日中「おはようございます」と挨拶用語が統一されていれば、悩まずに済むのでしょうが。 < つづく >
日の入り 富士山

  色なき風 その七

  色なき風 その六

  色なき風 その五

  色なき風 その四

  色なき風 その三

  色なき風 その二

  色なき風 その一
 

 

      前回の問題 解答
 太宰治は『津軽』の中で、龍飛崎を「本州の袋小路」と書き表しています。
 

      今日の問題  
 初秋は、太陰太陽暦で何月に当たるでしょう。
       

 
 
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色なき風 その七

 太陰太陽暦で九月・長月は、色取月とも呼ばれます。
 山頂から山里へ、北方から南方へ、木の葉を色づかせているのは、風の精でしょうか。

 十月・神無月に入ると、全国各地の神々が出雲へ参集すると、言われています。
 その際、神々が利用する乗り物は、風だそうです。

 「色なき風」とは、「吹いている様子がはっきりとはしないものの、確かに秋を感じさせる風」を言います。
 その「色なき風」を窓一杯に受けて、快調に学習が始まります。

 時間が経過し、陽が沈みだして空が赤みを帯びてくると、窓を開け放したままでは肌寒くなってきます。
 学びに燃える、秋の夜長の始まりです。
   秋風の窓ひとつづつしめゆけり 
    『月光抄』桂信子

      < 完 >

カーテン 風 

  色なき風 その六

  色なき風 その五

  色なき風 その四

  色なき風 その三

  色なき風 その二

  色なき風 その一

 

 

      前回の問題 解答
 伊勢神宮の式年遷宮は、およそ1300年間に渡って行われてきました。
 

      今日の問題  
 太陰太陽暦で十月・神無月に吹く、出雲へ出かける神々を送る風を、何と言うでしょう。
       

 
 
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〈 たらちね 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、〈 たらちね 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

 八十坂をひたすらのぼるたらちねに 
  続かむものと子の願いつる 

 もの云わぬたらちねの目に今日も又 
  強く生きよと力おさるる 

 たらちねを永遠にたたえて偲びつつ
  過ぎしし日々の生命あかさん 

shikishi harimado (2)

 〈 乗り物 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 あはれ 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 友 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 心 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 山 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 眼 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 道 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 悲し 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 時 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 夢 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 
 

      前回の問題 解答
 能登地方で、「コケ」は「天然キノコ」、「コケ採り」は「キノコ採り」です。
 

      今日の問題  
 「垂乳根の(たらちねの)」は、古くは「母」に、平安時代からは「親」にもかかる、枕詞です。
 「乳の実の(ちちのみの)」は、何にかかる枕詞でしょう。
       

 
 
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色なき風 その六

 はるか昔の地球表面は、巌とも表現される、硬い岩盤で覆われていました。
 それが岩となり、何段階も経て砂になるまでの過程は、「風化」と呼ばれます。

 また、温室など無風に近い空間で植物を生育すると、生長が鈍くなる場合があります。
 「風」がまったく無いと、葉の表面に空気の膜ができて、二酸化炭素の吸収がしにくくなり、光合成が進まなくなります。

 こうして、大地の形状も、野山の草木も、「風」がつくり出したので、「風景」と言うようになったのかもしれません。 < つづく >
カーテン 風 

  色なき風 その五

  色なき風 その四

  色なき風 その三

  色なき風 その二

  色なき風 その一

 
 

      前回の問題 解答
 魚は、一般的には「◯◯匹」と数えます。
 トビウオは、特別に「◯◯羽」と数えます。
 

      今日の問題  
 カリ(雁)が渡る9月から10月にかけて吹く北風を、何と呼ぶでしょう。
       

 
 
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〈 動物たちの起源物語 〉表現学習の作品から

 かつて体長27m・体重100tもの超大型恐竜が生息していましたが、6600万年前ごろに絶滅しました。
 ただし、鳥類がその命脈を保っていると言われています。
 超大型恐竜と小型鳥類とでは、体型が違い過ぎますが、その間隙を縫うような発見がありました。
 6000万年前ごろの地層から、クミマヌ(マオリ語で「怪鳥」)の化石が見つかったのです。
 体重は約150kgで、空を飛べる骨格を残した、ペンギンの祖先のようです。

 動物たちの起源については、物証に基づく科学的な検証が必要です。
 とはいうものの、検証は今後に託すとして、物語的に動物たちの起源を探れないでしょうか。
 今回の表現学習は、動物たちの起源に迫る物語作りです。

 Aさんは、トビウオの起源について考えています。
 勇敢な一匹のサバが、海鳥から頂いた羽を胸びれに取り付け、泳いだり飛んだりしてみました。
 すると、仲間のサバ達も羽を付けだし、トビウオが誕生したそうです。

 Bさんは、ウマとキリンの起源について考えています。
 夢を叶えてくれる青い実を食べて、キリンは先に引っ張ってもらい、足も首もすごく伸びました。
 ウマは後から引っ張ってもらい、足が少し伸びました。
 その結果、ウマとキリンは体型から判別できるようになったそうです。

 

hyougengakusyuu 2023 10 doubutsu

〈 関心のあるテーマを選んで 〉表現学習の作品から

〈 競争社会・学歴社会 〉表現学習の作品から

〈 関心のあるテーマを選んで 〉表現学習の作品から

〈 食品ロスについて考える 〉表現学習の作品から

〈 気になるテーマを選んで 〉表現学習の作品から

〈 家庭での会話 〉表現学習の作品から

〈 季節の中で 〉 表現学習の作品から
 
 

      前回の問題 解答
 10月15日に行われた、今年の初穂を五十鈴川を渡って皇大神宮(伊勢神宮・内宮)へ奉納する儀式は、「川曳」と呼ばれます。
 

      今日の問題  
 魚は、一般的には「◯◯匹」と数えます。
 トビウオは、特別に何と数えるでしょう。
       

 
 
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