モンゴロイドは、高度な狩猟技術や、寒冷な気候に適応できる生活技術を携え、集団をまとめる社会組織も整えていました。
そこでモンゴロイドの一部は、さらに北進して北極海沿岸へ、別の一部は東へ東へと進んで行きます。
折しも氷河期に入り、気候は一段と寒さを極めていきます。
それでも、狩猟の対象となるマンモスは、ステップに適応して、ますます増加します。
マンモスは、広がるステップに合わせて、生育範囲を東方へ拡大します。
それらのマンモスを追いかけるように、モンゴロイドも東方へ居住範囲を広げます。
現在の世界地図を見ると、シベリアの東方にはベーリング海峡があり、ユーラシア大陸と北アメリカ大陸とを隔てています。
しかし、今から2万年ほど前の氷河期には、海面が現在より約100m低く、ベーリング海峡はもちろんベーリング海一帯も広大な陸地でした。
この広大な陸地=ベーリンジアを、マンモス達が次々と進んで行きます。
マンモス達を追って、モンゴロイドもベーリンジアへ歩みを進めます。 <つづく>
東へ進むモンゴロイド・西へ進むコーカソイド その1
〈 大陸と大陸の裂け目 〉メルボルン紀行 その11
武器も基地も無い平和 スヴァールバル諸島とオーランド諸島 その16
〈 レンタカーによるタスマニア島南北縦断の旅 〉タスマニア紀行 その八
前回の問題 解答
郵便局のマーク「〒」は、以前に郵便局を管轄していた「逓信省」の頭文字を図案化したものです。
今日の問題
ヌーク(カラーリット・ヌナート)における最暖月=7月の平均最高気温は、何度でしょう。
A +19℃
B + 9℃
C - 9℃
D -19℃
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