カテゴリー別アーカイブ: 開進学園

〈 水分を保全する落ち葉 〉落ち葉の季節 その4

 日本を含め、世界各地で乾燥化が進んでい
ます。
 雨が降らなくなったからでしょうか。

 局地的に降水量が減少した地域はあるでし
ょうが、地球全体で降水量が減少していると
の報告は聞いていません。
 降った雨が土の中に染み込むより前に蒸発
する量が、増加しているのでしょう。

 植物の葉からは、水が蒸散されます。
 たとえば、1haのライムギ畑から、一シー
ズンあたり数百トンの水が蒸散されるそうで
す。
 この水量を確保するため、ライムギは、葉
の合計面積の150倍もの広い大地に根を張り
巡らし、水を吸収しています。

 樹木の蒸散活動は、さらに大規模です。
 樹木の葉は、霧をとらえ、水滴として地上
に落とします。
 樹雨と呼ばれる、森林特有な降水だけで、
大台ヶ原では八ヶ月間で443mmの降水量にな
るそうです。

 雨と蒸散と樹雨がもたらした水分は、落ち
葉によって幾重にも蒸発から保全され、土に
湿り気を保ち続けることができます。
              <つづく>

 〈 白砂青松 〉  落ち葉の季節 その3

 〈 砂浜と干潟 〉 落ち葉の季節 その2

 〈 土の無い地球 〉落ち葉の季節 その1

イチョウ 敷き詰め
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

     前回の問題 解答
 小原田泰久さんは、実験を反省して、カー
ネーションBにピンクちゃんと名付けました。

  
      今日の問題 
 大台ヶ原は、何県と何県にまたがっている
でしょう。
   

 
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〈 白砂青松 〉落ち葉の季節 その3

 砂浜に、松林が続いています。
 碧い海、青い空、白い砂、緑の松。
 
 白砂青松は、日本を代表する風景です。
 ただし、日本列島に人々が住みだしたころ
からではありません。

 『万葉集』に松は登場しますが、それ以前
の日本に、松は非常に少なかったか無かった
かのどちらかです。
 松が日本の代表的な樹種の一つに数えられ
るのは、ここ千数百年のことです。

 松は、砂浜に育つことから分かるように、
乾燥した土壌でも育ちます。
 万葉の時代より前の日本は、温暖湿潤で、
湿り気を嫌う松には、住み辛かったようです。 
               <つづく>

 〈 砂浜と干潟 〉 落ち葉の季節 その2

 〈 土の無い地球 〉落ち葉の季節 その1

イチョウ 敷き詰め
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

     前回の問題 解答
 ススキは「薄」や「芒」、ホトトギスは「杜鵑
草」です。

  
      今日の問題 
 『小倉百人一首 第十六首』の「まつ」は、
何と何を掛けているでしょう。
  たち別れいなばの山の峰に生ふる
   「まつ」とし聞かば今帰り来む
   

 
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ススキとホトトギスの十三夜

 十三夜を前にして、自宅の庭で育てている
方から、ススキとホトトギスを頂きました。

 ホトトギスの花は、開いても3~5cmの小輪。
 拡大すると、白地に赤紫色の斑点がたくさ
ん付いています。
 気品あふれる花模様です。

ホトトギス 花
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ススキもホトトギスも、開花時期は七月か
ら十月にかけてと、同時期です。
 ただし、草丈はずいぶん離れています。
 ススキの草丈は、100~200cm。
 ホトトギスの草丈は、30~80cm。
 草丈の短いホトトギスの花は、ススキの茎
に取り囲まれて、花同士が自然界で顔を突き
合わせることは、なかったでしょう。

 活けるにあたり、ホトトギスの草丈に近づ
けるため、ススキの草丈をかなり短くしまし
た。

ホトトギス ススキ 玄関
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 玄関内の活け花に続いて、玄関の外にも投
げ入れを活けました。

 動物界に限らず、植物界でも、互いの思い
が語り合われているそうです。
 今宵の十三夜、ススキとホトトギスとで、
月を見上げながら、どのような会話が弾むの
でしょう。

ホトトギス ススキ 外
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
  14+28+57=99
  142+857=999
  142857×7=999999

  
      今日の問題 
 ススキとホトトギスを、それぞれ漢字にし
て下さい。
   

 
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〈 巡る数字 142857 〉おもしろ算数 その五

 次は、割り算です。

  1÷3=0.333333333333・・・
 小数第一位から、ずっと3が続きます。

  1÷6=0.166666666666・・・
 小数第二位から、ずっと6が続きます。
   
  1÷7=0.142857142857・・・
 小数第一位から小数第六位までが142857、
小数第七位から小数第十二位までが142857
・・・と、142857が繰り返される循環小数にな
ります。

 この142857に、様々な整数を掛けます。

  142857×1=142857 ①
 1を掛けても、変わりません。

  142857×5=714285 ② 
 5を掛けた積は、①の積と比較すると、一の
位の7が十万の位になり、十万の位の1が一万
の位へ、一万の位の4が千の位へ、千の位の2
が百の位へ、百の位の8が十の位へ、十の位の
5が一の位へ、それぞれ移動しています。

  142857×4=571428 ③ 
    
  142857×6=857142 ④ 

  142857×2=285714 ⑤ 

  142857×3=428571 ⑥ 

 ③~⑥も同様に、積の数字の配列が一桁ずつ
移動しています。
 142857は、巡る数字(巡回数)と呼ばれます。

  <不思議な数 666>
     おもしろ算数 その四


  <足し算ピラミッド>
     おもしろ算数 その三


  <「0=6」の謎>
     おもしろ算数 その二


  <「0と2と5」の謎> 
     おもしろ算数 その一


  <シェヘラザーデ数 1001> 
     興味尽きない自然数 その7


  <素数の不思議>
     興味尽きない自然数 その6


  <素数づくし> 
     興味尽きない自然数 その5


  <約数が12個もある数>  
     興味尽きない自然数 その4


  <153と完全数> 
     興味尽きない自然数 その3


  <神の数 365> 
     興味尽きない自然数 その2


  <聖なる数 36> 
     興味尽きない自然数 その1


hondana hachiue
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
     前回の問題 解答
 木更津人工島(海ほたる)と、川崎側人工島
(風の塔)の、中間付近に設定されたのは、木
更津市(千葉県)と川崎市(神奈川県)の境界線
です。

  
      今日の問題 
 次の計算をして下さい。
  14+28+57=
  142+857=
  142857×7=
   

 
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〈 思ひ 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
〈 思ひ 〉に因んだ短歌を、紹介します。

 我が思ひこのうつし世に遂げ得ずば 
  心のうちに清く画かん 

 三十年あまり胸に秘めたるわが思ひ 
  君ならずして誰に言はめやも 

 獨居の思ひに沈む吾すらも
  夜の静寂は心和らぐ 

shikishi harimado (2)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
     前回の問題 解答
 46億年の地球史の中で、土に囲まれた陸地
があったのは、約4億年です。

  
      今日の問題 
 小倉百人一首・第五十一首の( )に入る語
句は、何でしょう。
  かくとだにえやはいぶきのさしも草
   さしも知らじな燃ゆる( )を
   

 
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〈 砂浜と干潟 〉落ち葉の季節 その2

 夏の間は大勢の観光客でにぎわった砂浜も、
秋が深まるに連れて訪れる人は少なくなる一
方です。

 砂浜は、人の出入りは季節によって増減する
ものの、生物にとってはどの季節でも生きにく
い所です。
 砂浜は、砂に覆われ、土が無いからです。

 山にある岩は、雨風に晒されて砕け、川に入
って運ばれながらさらに砕かれ、ついには細か
い砂粒になります。
 このような砂粒が大量に堆積したのが、砂浜
です。

 木々が生い茂る山では、落ち葉や落ち枝など
が長年に渡って積み重なるうちに、栄養分に富
んだ腐植土になります。
 腐植土は、雨風によって川へ移動します。
 川は、腐植土を分解しながら、下って行きま
す。
 勾配が緩やかになると、細かくなった腐植土
の粒々は堆積して、干潟を形成します。
 干潟は、豊かな生物相を造り出します。
               <つづく>

 〈 土の無い地球 〉落ち葉の季節 その1

イチョウ 敷き詰め
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
     前回の問題 解答
 1から9までの数字を使い、1から9までの順
で様々な整数をつくって足し、和を666にす
る一例です。
   123+456+78+9=666

  
      今日の問題 
 46億年の地球史の中で、土に囲まれた陸地
があったのは、何年ぐらいでしょう。
  A 約40億年 
  B 約31億年
  C 約22億年
  D 約13億年
  E 約4億年
   

 
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〈 不思議な数 666 〉おもしろ算数 その四 

 1から10まで順に足すと55になるのは、よ
く知られています。

 1から9までの数字を使い、1から9までの順
で様々な整数をつくって足すと、どうなるで
しょう。
  1+2+3+4+567+89=666

 9から1までの数字を使い、9から1までの順
で様々な整数をつくって足すと、どうなるで
しょう。
  9+87+6+543+21=666

 1から36まで順に足すと、どうなるでしょ
う。
  1+2+3+・・・+34+35+36=666

 素数(約数が2個だけの整数)は、小さい順
に、2・3・5・7・11・13・17・・・と続きます。
 この素数のうち、2から17までを、二乗(同
じ数を二回掛ける)しながら足すと、どうなる
でしょう。
  2×2+3×3+・・・+13×13+17×17=666

 1と2と3をそれぞれ六乗しながら足すと、ど
うなるでしょう。
  1×1×1×1×1×1+・・・+3×3×3×3×3×3=666

 666は、不思議な数です。

  <足し算ピラミッド>
     おもしろ算数 その三


  <「0=6」の謎>
     おもしろ算数 その二


  <「0と2と5」の謎> 
     おもしろ算数 その一


  <シェヘラザーデ数 1001> 
     興味尽きない自然数 その7


  <素数の不思議>
     興味尽きない自然数 その6


  <素数づくし> 
     興味尽きない自然数 その5


  <約数が12個もある数>  
     興味尽きない自然数 その4


  <153と完全数> 
     興味尽きない自然数 その3


  <神の数 365> 
     興味尽きない自然数 その2


  <聖なる数 36> 
     興味尽きない自然数 その1

hondana hachiue
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
     前回の問題 解答
 ハーフムーンベイ(オーバン)の、10月の最
高気温記録は、23.9℃です。

  
      今日の問題 
 1から9までの数字を使い、1から9までの順
で様々な整数をつくって足し、和を666にし
て下さい。(上記の式以外で)
   

 
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