茶室は戦国の世を その10

 将軍・足利義昭が京都から追放されると、年号は元亀から天正に換えられました。
 信長の意向が働いたからです。

 天正九年(本能寺の変が起きる前年)には、京都で馬揃えが行われました。
 前田利家や明智光秀などの武将達が勢揃いした、盛大な軍事パレードです。

 天正十年六月一日(本能寺の変が起きる前日)には、京都の本能寺で大茶会が催されました。
 もちろん三十六種の茶の湯道具(名物・唐物)が並びたてられた中でです。

 信長は、武力と名物の双方で、天下を圧倒する実力を顕示しました。
 足利将軍家が不在となった京都において、天皇や公家達に、自身の強大さを見せつけました。     < つづく >

 茶室 松花堂

 茶室は戦国の世を その9

 茶室は戦国の世を その8

 茶室は戦国の世を その7

 茶室は戦国の世を その6

 茶室は戦国の世を その5

 茶室は戦国の世を その4

 茶室は戦国の世を その3

 茶室は戦国の世を その2

 茶室は戦国の世を その1

 千利休と豊臣秀吉 その15

 

     前回の問題 解答
 今年のノーベル賞授賞式は、最初のノーベル賞授賞式から124年目になります。                               
 
 
     今日の問題  
 奢侈化が進む一方の茶の道に対して、質素を旨とする茶の道は、何と呼ばれるでしょう。
       

    

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〈関心のあるテーマを選んで 〉表現学習の作品から

 毎年12月10日に、ノーベル賞の授賞式式が執り行われます。
 ノーベルは、自身の発明したダイナマイトが平和に反した利用もされていることに心を痛め、「人類に最大の貢献をした人物」へ授けるノーベル賞を創設しました。
 今回の表現学習は、科学の分野で関心のあるテーマを選んで、考えをまとめてもらいました。

 Aさんは、科学や技術と生活の関係を、採り上げています。
 科学や技術の進歩が、人類に不幸を招いては大変です。
 原子爆弾の開発のように。

 Bさんは、AIと仕事の関係を、採り上げています。
 AIに向いている仕事もあれば、向いていない仕事もあります。
 AIに、仕事や居場所を取られてしまうかもしれません。

2025 12 kanchin

〈 科学月刊誌『ニュートン』を参考にして 〉
   表現学習の作品から

〈 発明物語 〉表現学習の作品から

〈 「いただきます」と「ごちそうさま」 〉
   表現学習の作品から

〈 花粉症・自立 〉
   表現学習の作品から

〈 自分の部屋・家族の部屋 〉
   表現学習の作品から

〈 科学月刊誌『ニュートン』を参考に 〉
   表現学習の作品から

 

     前回の問題 解答
 大水上山の山頂は、魚沼市(新潟県)とみなかみ町(群馬県)の境にあります。
                              

 
 
     今日の問題  
 今年のノーベル賞授賞式は、最初のノーベル賞授賞式から何年目に当たるでしょう。
       

    

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〈 利根川・諏訪峡 〉水上紀行その四

 利根川は、流路延長が322kmで日本第二位、流域面積が16830㎢で日本第一位と、日本を代表する大河川です。
 ただし、その源流地点を確定するためには60年という歳月を要しました。
 1954年になって初めて、大水上山(標高1831m)の南面雪渓が水源と判明しました。

 大水上山から下ってきた利根川は、水上駅を過ぎ、水上温泉街を過ぎると、渓谷を刻んでいきます。
 その渓谷が、諏訪峡です。

 諏訪峡の右岸と左岸には遊歩道が設けられて、景勝を近くから眺められます。
  珠簾の松
  夫婦岩
  竜ヶ瀬
  珠簾の滝
  坊岩

 右岸から笹笛橋を渡って左岸へ、左岸から紅葉橋を渡れば、「みなかみ水紀行館」が出迎えてくれます。

諏訪峡

〈土合駅:地上ホームと70m下の地下ホーム〉 水上紀行その三

〈 谷川岳天神峠 〉水上紀行その二

〈 谷川岳ロープウェイ〉水上紀行その一

〈 大濠公園 〉築紫紀行その18

〈 関門国道トンネル・後編 〉門司紀行その10

〈 行徳のおかね塚 〉房総紀行

 

     前回の問題 解答
 ホワンツー(黄土)高原の面積は、日本の面積の約1.6倍あります。
                              

 
 
     今日の問題  
 大水上山の山頂は、魚沼市(新潟県)と何町(群馬県)の境にあるでしょう。
      

    

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『 黒い砂・白い砂・黄色い土 』 12月の開進学園だより

 ハワイ島は、太平洋プレートを突き抜けてマントルが上昇する、ホットスポットに当たります。
 以前はハワイ島の位置にあったマウイ島・オアフ島・カウアイ島などの火山島は火山活動を休止していますが、ハワイ島の火山活動は今なお活発です。
 とりわけキラウエアの火山活動は激しく、流れ出た溶岩が海水中へ入って急冷・分解して黒い砂に変化します。
 その結果できたのが、プナルウ黒砂海岸です。

 アマゾン川の河口幅は、約300kmもあります。
 河口には、九州より広い、マラジョ島という川中島を挟んでいます。
 アマゾン川河口の右岸から東南東方向へ約650kmの海岸一帯は、真っ白な砂で覆われています。
 レンソイス大砂丘です。

 交通機関の運行を妨げるなどの障害を引き起こす「黄砂」には、「砂」という漢字が用いられていますが、「黄砂」は「砂」ではありません。
 「黄砂」の粒径は2~5マイクロメートルで、「砂」の粒径(50~2000マイクロメートル)より、はるかに小さいのです。
 「黄砂」は、ホワンツー(黄土)高原付近から飛散します。
 ホワンツー(黄土)高原から流れ込む黄土を含んだ川は、ホワンホー(黄河)と呼ばれています。
 ホワンホー(黄河)は、ポーハイ(渤海)を経ても黄色みを残し、朝鮮半島と中国大陸に挟まれた日本より広い海域はホワンハイ(黄海)と呼ばれます。

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『 クマとの遭遇 』 11月の開進学園だより

『 サハラ・サバク 』 10月の開進学園だより

『7月26日から9月7日までの間に 』
    9月の開進学園だより

『 余部鉄橋から新余部橋梁へ 』 8月の開進学園だより

『 大の里・照ノ富士・澤勇 』 7月の開進学園だより

『 阿蘇海・天橋立・与謝海 』 6月の開進学園だより

『 つれづれなるままに 』 5月の開進学園だより

『 東京湾・伊勢湾・若狭湾 』 4月の開進学園だより

『 磁極の南北逆転 』 3月の開進学園だより

 

     前回の問題 解答
 種田山頭火による次の俳句の○と○に入る漢字は、「旅」です。
   また一枚脱ぎ捨てる○から○
                              

 
 
     今日の問題  
 ホワンツー(黄土)高原の面積は、日本の面積の何倍に当たるでしょう。
      

    

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〈 山頭火ふるさと館 〉本州の海岸線一周 その113

  分け入っても分け入っても青い山

 種田山頭火の代表作です。
 山頭火は、大地主の長男として生まれ、裕福な幼少時を送ります。

 しかし、10歳の時、母親が投身自殺します。
 26歳の時、新しく始めた酒造業が二年で行き詰まり、家屋敷を売却します。
 34歳の時には、父親は消息が不明となり、弟は自ら命を絶ちます。

 このような波乱を踏まえて、42歳で出家します。
 43歳からは、句作の旅に日本各地へ出向きます。

 河東碧梧桐に始まる、それまでの俳句と一線を画す自由律俳句です。
 五七五の定型を廃し、季語や切れ字を用いない俳句です。

 57年の生涯で作った俳句は、12000を超すと言われています。
 その中の三句です。

  また見ることもない山が遠ざかる
  けふもいちにち風を歩いてきた
  どうしようもない私が歩いている

 防府市(山口県)は種田山頭火のふるさとで、山頭火ふるさと館には山頭火の足跡が展示されています。

山口県 山頭火ふるさと館

〈 きらら浜と瓦そば 〉
     本州の海岸線一周 その112

〈 宇部市の海底炭鉱 〉
     本州の海岸線一周 その111

〈 宇部市のときわ公園 〉
     本州の海岸線一周 その110

〈 壇ノ浦 〉本州の海岸線一周 その109

〈 火の山 〉本州の海岸線一周 その108

〈 唐戸市場とフクマネキン 〉
     本州の海岸線一周 その107

〈 関彦橋 〉本州の海岸線一周 その106

〈 世界一小さい下関漁港閘門 〉
     本州の海岸線一周 その105

〈 本州最西端・毘沙ノ鼻 〉
     本州の海岸線一周 その104


〈 角島大橋 〉本州の海岸線一周 その103

 

     前回の問題 解答
 本能寺の変の前日、本能寺で大茶会が催されました。
                              

 
 
     今日の問題  
 種田山頭火による次の俳句の○と○に入る漢字は、何でしょう。
   また一枚脱ぎ捨てる○から○ 
      

    

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茶室は戦国の世を その9

 天正十年一月二十八日(太陽暦で1582年2月20日)、遣欧少年使節の四名が、イタリアへ向けて長崎を出港します。
 信長は、日本国内は言うに及ばず、海外まで視野を広げていたのでしょう。

 同年三月には、武田家を滅亡させます。
 その際に手柄を立てた武将が、滝川一益です。 

 同年五月には、関白か太政大臣か征夷大将軍のいずれかに就任するよう、朝廷から打診されます。
 信長が京都へ出向いたのは、それに対する返礼のためでもありました。
 実質は、毛利・吉川・小早川連合軍への応戦依頼を、秀吉から受けたからです。
 その際、三十六種の茶の湯道具(名物・唐物)が携えられました。< つづく >

 茶室 松花堂

 茶室は戦国の世を その8

 茶室は戦国の世を その7

 茶室は戦国の世を その6

 茶室は戦国の世を その5

 茶室は戦国の世を その4

 茶室は戦国の世を その3

 茶室は戦国の世を その2

 茶室は戦国の世を その1

 千利休と豊臣秀吉 その15

 千利休と豊臣秀吉 その14

 

     前回の問題 解答
  鴨長明が鎌倉まで出かけた翌年に著わしたのは、『方丈記』です。 
                              

 
 
     今日の問題  
 本能寺の変の前日、本能寺で何が催されたでしょう。
      

    

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〈 清少納言と『枕草子』/ 鴨長明と『方丈記』 〉12月のわくわく学習会

 11月のわくわく学習会のテーマは、「鴨長明と『方丈記』」でした。

 『方丈記』は、「隠者の文学」とも評されています。
 ただし、長明がもし世間から完全に隔たった境地にあったならば、続発する災害を、ことさら生々しく伝える必要があるでしょうか。
 まして福原を訪れてまで、遷都の惨状を伝える必要があるでしょうか。

 長明は、災害を伝えることを表面とし、院政から平氏政権~源氏政権に至る相克を伝えることを裏面と、していたのかもしれません。

 『方丈記』に採り上げた五つの災害のうち、福原遷都の項が最も多い分量で伝えられています。
 鎌倉幕府が成立して以降は、その後に起きた災害に関して一言も触れないまま、自身の住居について語るばかりです。

 世に順へば、身苦し。
 順はねば、狂せるに似たり。
 何れのところを占めて、如何なる業をしてか、しばしも、この身を宿し、たまゆらも、心を休むべき。

     『方丈記』 川瀬一馬:校注 講談社

 12月のわくわく学習会は、「清少納言と『枕草子』」がテーマです。

 

     < 12月のわくわく学習会 >
   と き 12月20日(土) 
       14時00分~15時00分 
   ところ 開進学園 
   テーマ 清少納言と『枕草子』
   参加費 100円
   連絡先 電話 043-273-6613(16時から)
   メール wakuwaku@kaishin.jp.net

 

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 < わくわく学習会 最近のテーマ >
十一月 鴨長明と『方丈記』  
十月  天の川銀河  
九月  それぞれの憲法観  
七月  基本的人権と天皇・皇族  
六月  武器のない世界   
五月  糖化と水分摂取   
四月  豆料理の効能   
三月  ストレスとの向き合い方  
二月  為替の仕組み   
一月  睡眠と夢   

十二月 神道と仏教
十一月 古墳と埴輪
十月  ミツバチとハチミツ
九月  有機フッ素化合物(ピーファス・PFAS)
七月  世界の鉄道事情    
六月  オリエント急行    
五月  シベリア鉄道     
四月  鉄道の旅 ー日本ー     
三月  こどもと遊び     
二月  隠れキリシタン    
一月  変わる人格 変わらない人格   

十二月 様々な依存症  
十一月 天気予報の仕組み その2  
十月  天気予報の仕組み その1  
九月  天気図の見方  
七月  三角比と日常生活  
六月  平方根と日常生活  
五月  アジアの香辛料  
四月  タイと王政  
三月  サウジアラビアと王政  
二月  スカンディナヴィア半島とヨーロッパ 
一月  バルカン半島とヨーロッパ   

 

     前回の問題 解答
 群馬県内で最北の駅は、土合駅です。
                              

 
 
     今日の問題  
  鴨長明が鎌倉まで出かけた翌年に著わした著作は、何でしょう。
     

    

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